概要
2023年09月に開催された New Relic の 日本最大オフラインイベントとなる
FutureStack Tokyo 2023 へ参加した際のレポートをお伝えいたします!
本当にいろんなイベントが催されておりましたが、私笹崎の潜入先はというと……
Game Day です!!!
Game Day とは ?
サクッとご紹介しますと
システムやアプリケーションに障害を故意に発生させ
対応能力やシステムの復旧能力をテストもしくはそれに類するイベントの総称であり、
特にクラウド業界や DevOps 文化圏では皆敬意を込めて
こう呼ぶのです
Game Day と ※個人の感想です
ちなみにですが、 Game Day 以外のレポについては以下の弊社ブログを覗いてみてください!
● New Relic FutureStack Tokyo 2023 参加レポート
Game Day の内容
New Relic の武士達が地下会場へと集ったその様子は正に合戦場!
己が智略、技巧を駆使した正に総力戦!
…… といった雰囲気は特になく、お昼休憩挟みつつ和気藹々と楽しい雰囲気で
終始進行してました。
本イベントはチームでの参加が必要だったため、私を含む3人で挑戦しました。
肝心なイベント内容はというと、New Relic One の APM (Application performance monitoring)
を使っての問題が多数散りばめられていたので、
まずはこのサービスについて簡単にご紹介いたします!
New Relic APMとは
複雑化するシステムや運用環境においてオブザーバビリティが重要なファクターとして注目を集めている昨今、
アプリケーションレイヤーを中心とした監視を効果的に行える New Relic の主力サービスとして
APM (Application performance monitoring) があります。
特に New Relic APM 360 の summary 機能は、複雑に入り組んだシステムアーキテクチャを俯瞰して
観測することで、ボトルネックの早期発見や運用改善をお手伝いします。
関連記事:
New Relic APM の機能
New Relic APM 360の概要
~ 前半戦 ~ Slack での一問一答
はい、お待たせいたしました!
では早速、当時の様子を振り返ってみたいと思います。
Game Day 専用の Slack チャンネルが用意されており、レベル分けされた多くの問題が記載されていました。
問題のレベル毎に加算される点数も異なり、笹崎はレベル1を担当しました (実力が……ない!)。
結果的にチームとして効率良く問題を解くことができた気がします。
「いや、どんな問題でたのよ?」
と気になる方のために、ご紹介できる範囲で問題の一部を記載したいと思います。
トランザクション
リクエストの実行時間が一番長いトランザクションを見つける問題です。
New Relic 上で簡単に確認ができるので慣れていない方でも苦戦はしない内容でした。
関連記事:
Introduction to transaction traces
発生頻度の高いエラー
Errors Inbox や Group errors を使ったエラーの発生頻度を確認する問題です。
エラーによってはビジネスクリティカルな問題も含まれているため
これは実務でも十分に利用できる内容だなと思いを馳せつつ解きました。
関連記事:
Error tracking with errors inbox
APM: Group errors tab
APM にタグ付け
APM へのタグを設定するという問題です。
必要な情報や整理したい情報等はタグで管理するのが簡単で効率的ですよね。
APM にもタグ機能が備わっているのでそれを利用する内容でした。
関連記事:
Use tags to help organize and find your data
APM のチャート作成
APM データを使って、チャートを作る問題です。
これは NRQL の知識、Dashboards へ反映させる操作知識等が必要となるため
難易度高めの内容でした。
関連記事:
App data NRQL query examples
ダッシュボード作成
Apache や PHP などのミドルウェアに関する ダッシュボードを作成する問題です。
2通りの手順があったのですが、私は Add Data から構築済のダッシュボードをインストールしました。
数クリックで作れるのでダッシュボード導入のハードルはかなり下がっているなと感じました。
関連記事:
Instant Observability
Recommended dashboards
~ 後半戦 ~ デモサイトのトラブルシューティング ~
後半戦では、作成した Dashboards を活用したり挑戦者の New Relic 知識を使ってのトラブルシューティングがメインでした。
エラーを確認しバグを修正したり、パフォーマンスの改善を試みたりと、リアルタイムに移り変わる問題に対して
New Relic の知識を前提とした対応が求められましたが、APM 周りの知識があれば問題の解決を探ることができると感じました。
~ 結果発表 ~
15位中…… 8位!!!
ほぼ真ん中くらいですね。
前半戦は上位に食い込んでいましたが、後半戦で若干差が開いた結果となりました。
初 Game Day の感想
ここまで色々書きましたが実は笹崎、 Game Day というイベントへの参加は初めてでした。
日頃業務で利用している New Relic のサービスや触ったことのないサービスを
程よい緊張感の中で体験できるこのイベントは、インプットに最適だなと感じました。
個人的には後半戦でさっぱり役に立てなかったことが悔しいので APM について知識を深めていこうと
決意したとかしないとか。
ここまで読んでいただきありがとうございました!