re:Invent 2023のセッション「COP227-INT | Cloud operations for today, tomorrow, and beyond」においてAmazon CloudWatch multidata source queryingのGAが発表されました。
Amazon CloudWatchのメトリクスプラットフォーム化
Amazon CloudWatch が複数のソースからのデータクエリをサポートするとのことで、Amazon OpenSearch Service、Amazon Managed Service for Prometheus、Azure Monitorに対応し、メトリクス全体を統合、可視化できるようになります。
異なる複数のソースからのデータを同じグラフやダッシュボードに描画できるようになるので、統合系のSaasが提供しがちな機能をAWSがリリースしてしまいました。
作成したメトリクスに対してのアラーム設定もできるようになります。
これによりオブザーバビリティの観点からもプラットフォームとしてのAWS、CloudWatchの価値が高くなり、選択する大きな要素になってくると思います。
このセッションを視聴していて印象的だったのは、AWSがマルチクラウド、オンプレを含むハイブリッドクラウドに対しても、前向きに取り組んでいく姿勢を明確にしていたことでした。
時代の流れに沿って、ニーズがあるものを提供するという考えが伝わってきますね。
RDS、S3のデータもサポート
Amazon RDS や Amazon S3 上のファイルに保存されている データにも対応しているとのことで、アプリケーションのKPIなどもCloudWatchのメトリクスで描画できるようになると思われます。
単純なデータのレポーティングはCloudWatchで作って配信で良いのではないかとなるので、やはりAWS使った方が手っ取り早いという採用判断に繋がりそうな予感がします。