はじめに
AWSコンソール上のS3に表示されているオブジェクトのタイプが「gz」のものをGoogle Chromeからダウンロードした際、gzipで解凍できなかったことがあり、他のブラウザで試したみたら動作が異なりましたので、以下に検証した内容をまとめました。
条件
Data FirehoseからGZIPで圧縮してS3に転送したオブジェクト
ローカル環境
mac OS:Ventura 13.6
使用ブラウザ
- Google Chrome
- Firefox
- Safari
検証
今回テスト用に上記の条件通りFirehoseから転送してきた以下のオブジェクトを用意しました。
では各ブラウザからダウンロードして、わかりやすいように名前を変更します。
Finderで確認した所以下のような結果となりました。
ChromeとFirefoxからダウンロードされたものはgzipの拡張子が付与されましたが、Safariからダウンロードされたものは拡張子が付与されませんでした。
一応全てのファイルに対してgzip解凍コマンドを打ってみます。
Google Chrome:解凍失敗
Firefox:解凍成功
Safari:解凍失敗
今度はfileコマンドにて各ファイル形式を確認してみようと思います。
Google Chrome:JSON形式
Firefox:JSON形式(解凍後)
Safari:JSON形式
どうやらGoogle ChromeとSafariは圧縮ファイルをダウンロード時に自動的に解凍してくれるみたいです。
解凍するにしても拡張子そのままや無くすのはどうにかしてほしいですが、、、
結果
ブラウザよりS3オブジェクトをダウンロードした際は拡張子を信用せず、fileコマンドにて形式を確認することを推奨します。