Google Cloud Next ’24で行われたセッション「How to leave the office two hours early with Gemini in the Cloud Console」のレポートです。

Gemini for Google Cloudが作業アシスタントになる


Gemini for Google Cloudについての紹介、説明から始まり、Google Cloudコンソール業務にあたり専門的なクラウドの知識が必要であり、それらの学習コストの削減のためにGemini Cloud Assistを開発したとのこと。

Gemini Cloud AssistはGoogle Cloudの運用支援のために特別に調整されており、ユーザーの意図を理解し、タスクの自動化、管理の簡易化を実現すると解説していました。

 


Geminiが簡素化できるシナリオは最適化、オペレーション、デザイン(IaC)の3つ。

 

アラートが発生した際を例にした、対応時のクラウドオペレーションで従来発生していたToDoリスト。
ログインからメトリクスエクスプローラーへの移動、クエリを実行~レポート表示~調査とやることは多い。

 


Geminiが利用者をサポートできる例として
Webサイトの応答確認、障害原因の特定、リソース詳細の確認、レイテンシー問題の把握と多岐に渡り
そのサンプル的な問い合わせが紹介されました。

オフィスから早く帰ろう

テーマがオフィスから早く帰ろうというものであるだけに、Geminiを使ったオペレーションの簡略化を強くアピールしていました。

学習コストの削減が目的と説明していましたが、結局のところ何をしてどの機能を使うのかを把握している前提でないと活用はできないので、自分でできるけど作業アシスタントとしてGemini Cloud Assistを使って、作業効率を上げ~業務時間削減に繋げる。ということが本質ではないかなと思いました。

弊社MSPや構築担当の業務時間削減に繋げられるネタはまだまだありますね。

セッション内でGemini Cloud Assistのモバイルアプリケーションについても触れていたので、それは次回書きたいと思います。