2024年4月9日〜11日にかけて、アメリカ ラスベガスにて Google Cloud Next ’24 が盛大に開催されました。
しかし、ラスベガスまで出張、または自費で参加というのはなかなかハードルが高く、参加できなかった方も多かったと思います。
そこでアイレットは、Google Cloud と共催する形で Google Cloud Next ’24 を後追いして重要な部分をサマライズしたレポートを現地の熱量込みでお伝えしようと2024年4月19日に Google Cloud Next ’24 Recap を開催しました。
今回は、100名近いお申し込みをいただいた本イベントをレポートします。
なお、本レポートは、イベント後半部分にフォーカスしてレポートします。
(前半部分は【2024/4/19開催】Google Cloud Next ’24 Recap イベントレポート①をご覧ください。)
Google Cloud セキュリティの 最前線 from ラスベガス
アイレットのセキュリティソリューションの第一人者、Google Cloud Partner Top Engineer でもあり、Google Cloud Chamipon Innovator でもあり、さらに過去ラスベガスに何度も訪れ現地の安いスーパーまで知り尽くし、「ラスベガスは故郷」と語る、クラウドインテグレーション事業部 副事業部長の廣山豊の現地レポートです。
注目のトピックスとして「Security Command Center Enterprise」の報告がありました。
以下が特徴とのこと。
- 複数のプラットフォームのセキュリティ対策を統合管理する CNAPP サービス
- SIEM サービスの Google Security Operations(旧称 Chronicle) と連携
- Google セキュリティ ファブリックを基盤とする
AWS や Azure にも対応しており、クラウド横断で統合的に管理できるツールとしてインパクトがありました。
また、「Security +AI」もトピックに挙げられていました。
Gemini を活用した「AI Security add-on for Google Workspace」や、AI システムに対するセキュリティの考え方などもレポートされていました。
競争優位性の獲得を生成 AI で実現するビジネス変革
続いて、DX 開発事業部という、まさに DX 支援の最前線にいる事業部長の石川天行から生成 AI についてレポートがありました。
やはり注目トピックとしては、生成 AI の「Gemini」周りのお話でした。
先日、Gemini 1.5 Pro のパブリックプレビューが発表されました。
- 100 万トークンを一度に扱える(400 ページ分の文書に相当!)
- マルチモーダル
- 価格も良心設計で名だたる生成 AI と比較してもリーズナブル
「Vertex AI」についてもレポートがありました。
- Google 検索がグラウンディングで利用可能に
- Vertex AI Search と各種 Google サービス(データストア)、サードパーティ製品との連携が容易に
「Vector support everywhere」というキーワードが出てきましたが、あらゆるデータをベクトル化してベクトル検索を可能にするという思想と捉えました。
その他、テキストから動画生成が可能な「Imagen 2」もレポートされていました。
クラウドインテグレーターから見た Google Cloud の魅力
続いて、従業員数が1000人を超えるアイレットの経営陣でありながら、自ら PM として開発現場の最前線に入っていく副社長 平野弘紀から Google Cloud の魅力についてレポートがありました。
アイレットは、Google Cloud Next ’24 に昨年を大幅に上回る10名近くの社員を引き連れて渡米。
Google Cloud への取り組みの熱量を示すとともに、メンバーが積極的に情報収集し、速報を「#Google Cloud Next ’24」にてお届けしました。
※イベント記事のボリュームは、Google Cloud パートナーの中でもダントツ1位だったらしいです
なんと、Google Cloud Next ’24 では、Google Cloud から「Breakthrough Partner of the Year – Japan」という栄えある賞をいただきました!
アイレットはマルチクラウドベンダーを標榜しており、さまざまなクラウドを使いこなしていますが、システム開発側から見た Google Cloud の特徴を列挙すると
- 高性能、立ち上がりの速い Compute Engine
- Google Cloud 全体の高速ネットワーク、低レイテンシーが実現できている
- 用途別に使い分けられる CDN、高速ネットワークによるストレージの使いやすさ
- 高性能&低コストな DWH、段階的な採用ができる BI ツール群
- 頭一つ抜けてる感のある高性能 RDB 群
などなど、安定性を備えつつも性能面・コスト両面でのパフォーマンスが非常に高い、と総括されていました。
セミナーのあとは懇親会
参加者のみなさんと会話するのに夢中で写真を撮り忘れたのですが、セミナー後には懇親会を開催しました。
Google Cloud のエンジニア、アイレットメンバーだけでなく参加者同士でクラウドについての悩みを相談し合うなど、非常に活気に満ちた懇親会でした。
アイレットでは、
“技術と探究心で 今日の「できない」を 明日の「できる」に”
を Purpose に掲げ、Google Cloud をはじめとした各種クラウドサービスを活用しながら、ビジネスにインパクトを与えるようなシステムを日々開発しております。最近は生成 AI の利活用に関するご相談も多くなっております。
お困りのことがありましたらお気軽にご相談くださいませ!