まえがき
こんにちは、クラウドインテグレーション事業部 MSP開発の上地航平です。
先日、大阪オフィスで「AWS BuilderCards」というAWSサービスを使ったカードゲームを初めて体験しました。
前回のイベントでは、AWSのサービスや設計パターンを楽しく学べるこのカードゲームに大変魅了され、参加者全員が大いに楽しみ、学びも得られました。
その中で、「次回はより多くのメンバーが参加し、トーナメント形式で競い合うのも面白いのではないか」との声が上がり、早速第2回として「天下一 AWS BuilderCards杯 in 大阪オフィス」を開催することにしました!
今回は、東京オフィスのメンバーも加わり、より大規模なトーナメント形式で優勝者を決めることができ、大変盛り上がりました。
この記事では、その体験を振り返りながら、イベントの詳細をお届けします。
※前回の記事では、ゲームのルールやAWS BuilderCardsの概要についてご紹介しています。ゲームのルールや詳細についてはこちらの記事をご覧ください!
AWS BuilderCardsをプレイしてみた!レポート in 大阪オフィス
参加メンバー(以下敬称略)
- カスタマー支援事業部 インフラセクション SRE Aグループ 西橋(主催)
- カスタマー支援事業部 インフラセクション TAMグループ 草薙
- クラウドインテグレーション事業部 ソリューション開発セクション 第二グループ 本田
- クラウドインテグレーション事業部 MSPセクション コアオペレーション第一グループ 田所
- クラウドインテグレーション事業部 MSP開発セクション 第一グループ 山田(虎ノ門オフィスから参戦!)
- クラウドインテグレーション事業部 MSP開発セクション 第一グループ 上地
「AWS BuilderCards」とは?
「AWS BuilderCards」は、AWSのサービスや設計パターンを楽しく学ぶことができるカードゲームです。
プレイヤーは、AWSのサービスやツールのカードを使い、クラウドアーキテクチャを構築しながら、ポイントを競います。
各カードには、特定のAWSサービスが記載されており、ゲームを通じて実際のAWSの利用方法やベストプラクティスを学ぶことができます。
詳細については、公式サイトをご参照ください。
“天下一 AWS BuilderCards杯 in 大阪オフィス” の開催!
通常AWS BuildersCardsの想定プレイヤーは4名です。
今回のイベントでは、より参加者全員でAWS BuilderCardsを楽しくプレイできるよう、トーナメント形式を採用しました。
参加者たちは「誰が最強のAWS BuilderCardsプレイヤーか?」を決めるべく、2つのグループに分かれて白熱した戦いを繰り広げました。それぞれのグループから上位2名が選出され、最後に決勝戦で優勝者を決定するという流れです。
プレイヤーがどのように戦略を駆使したのか、早速試合の様子を見ていきましょう!
熾烈な戦いを繰り広げる前の集合写真
グループA 第1戦
- メンバー
- 西橋
- 草薙
- 本田
グループAでは、初戦だからか参加者たちが慎重にカードを選び、じわじわと相手の構成を見極めながら進行していきました。
各自が戦略を練りながら慎重にプレイを進める姿が印象的でした。特に、草薙さんがデプロイ効果で一気にWell-Architected Cardを購入しポイントを稼ぐ場面は、圧巻でした!
グループA:結果
最終的には、草薙と本田が決勝進出を果たし、グループAは大いに盛り上がりました。
グループB 第2戦
- メンバー
- 田所
- 山田
- 上地
一方、グループBでは、初戦を観戦していたこともあり、参加者全員がスムーズにプレイを進めることができていました。
皆さんイメージトレーニングをしていたのか、手際が良くスムーズに進行されました。
序盤はなかなかWell-Architected Cardを購入する人がおらず、じっくりとポイントを溜める展開が続きました。
しかし、デプロイできるカードの組み合わせが揃った瞬間、一気に購入ラッシュが始まり、高ポイントを取得する戦略が功を奏しました。
この流れは、グループAでも同様で、後半戦に向けてどのプレイヤーもいつ購入ラッシュをするのかが勝負の決め手となっていたのが印象的です。
グループB:結果
最終的には、田所と山田が決勝進出を果たし、グループBも大いに盛り上がりました。
ちなみに筆者の上地は今回も予選落ちでした。まだまだこれからもAWSのアーキテクチャ力を高めたいと思います!
決勝戦
- メンバー
- 草薙
- 本田
- 田所
- 山田
決勝戦では、グループAとグループBの勝者がぶつかり合いました。
お互いの手札を読み合いながら、どのAWSサービスカードを使うか、どのタイミングでデプロイするかを駆け引きする様子は見応えがありました。
特に、本田さんの一手一手が非常に計算されたもので、見ている方も手に汗握る展開でした!
決勝戦:結果(Well-Architected Card所持pt)
見事に勝利を収めたのは、、、本田でした!
全員が自分のベストを尽くし、素晴らしい試合になったと思います。
参加頂いた皆さんお疲れ様でした、ありがとうございました!
1位:本田(8pt)
2位:山田(6pt)
同率3位:草薙(4pt)
同率3位:田所(4pt)
ミニコーナー
① “今日のベスト手札”
本日の最も強かった手札を紹介します。
初期の手札ではEC2が2枚しかありませんでしたが、手札を追加できるエフェクトが多く発動し、最終的にEC2が3枚揃ったことで、購入のチャンスとコストが大幅に増えたのが非常に強力でした!
- プレイヤー:本田
- TCO: 19
- 4+1+2+4+1+1+4+1+1 = 19
- AWSomeクレジット: 19
- 2+2+2+2+1+2+2+4+2=19
- 発生エフェクト条件:
- EC2 + EC2 + EC2
- EC2 + Aurora
- 購入回数: 2回
- 発生エフェクト条件:
- EC2 + EC2 + EC2
- 手札追加: 4枚
- 2+1+1 = 4
- 発生エフェクト条件:
- AWS CDK
- AWS IAM
- AWS CloudFormation
- 発生エフェクト条件:
② “あなたのおすすめ戦略は?”
トーナメント開催後、アンケート実施しおすすめ戦略について聞いてみました!
- Q. どの構成がお好みですか?
- Q. お気に入りのカードは?
- Q. おすすめの戦略は?
これを参考にして、次回は私も勝てるように戦略を練っておこうと考えています!
みなさんも「AWS BuilderCards」をプレイする機会などありましたら、是非この記事をシェア頂き勝利を掴んでください!
本田
Q. どの構成がお好みですか?
データアナリティクスの構成がハマって気持ちよかったです!
Q. お気に入りのカードは?
S3
Q. おすすめの戦略は?
Kinesis Data StreamsとKinesis Data Firehorse
のコンボでガンガン攻める
田所
Q. どの構成がお好みですか?
ELB, EC2, Autoscaling, RDSの王道の構成がなんだかんだ強いです。
Q. お気に入りのカードは?
CDK, CloudFormation
ゲームとしては両方持っていても強いのですが、「両方使うなんてAWS分かってますか?」とイジられてしまう弱点があります、、笑
Q. おすすめの戦略は?
追加でカードを引く、購入回数を増やす、といった特殊カードを重点的に集めることでクラウドへの移行を加速する戦略です。
山田
Q. どの構成がお好みですか?
サーバレス(Lambda、S3、DynamoDB、SQS)の構成でAthenaが手札に来る構成、残念ながら試合では来なかった
Q. お気に入りのカードは?
AWS CDK
Q. おすすめの戦略は?
AWSサービスを増やしてCDK、IAMカード効果でカードを引きつつ、オンプレミスのカードを減らし、サーバレス構成を目指す。
上地
Q. どの構成がお好みですか?
サーバーレス構成で攻めるのが好きです!
Q. お気に入りのカードは?
現実でもゲームの中でも、Lambdaが好きです。
ちなみにゲームの話でいくと、他のサーバーレス系カードとの相乗効果が発揮できる組み合わせが多いので最強です!
Q. おすすめの戦略は?
とにかく序盤はサーバーレス系のカードで集めて、デプロイ効果を狙って一気に”Well-Architected Card”購入して高得点を狙います!
②個々の戦略とAWSトークの盛り上がり
試合中、各参加者が自分の業務経験に基づいて実際に使ったことのあるAWSサービスのカードを積極的に取っていく姿が見られました。
「このサービスは実際にプロジェクトで使ったことがある」「このカードは自分の得意分野だ」といった会話が飛び交い、AWSトークで大いに盛り上がる場面も多々ありました。
私自身もLambdaが好きなので、Lambdaカードを集めていましたが、あえてEC2カードを取らないスルー戦略を選んだのが裏目に出てしまいました。
結果的に、Lambdaと相性の良いカードを引けず、敗退してしまいました!
好きなカードだけを取る戦略が必ずしも最善とは限らないことを学びましたが、それでも自分の愛着のあるAWSサービスにこだわる楽しさは格別です。
みなさんも、好きなAWSサービスやカードはありますか?
感想
今回の「天下一 AWS BuilderCards杯 in 大阪オフィス」は、東京オフィスのメンバーも加わり、前回よりも少し大きな規模で開催することができました。AWSサービスについての知識を深めるとともに、エンジニア同士の交流も深まり、イベント全体が非常に盛り上がったと感じています。
参加者からも「楽しかった」という声が多く聞かれ、こうしたイベントを定期的に開催できれば、リモートワークが主流の中でも交流を深める良い機会になるのではないかと感じました。
AWSサービスに関わるすべての方に、ぜひ一度このゲームを体験していただきたいと思います。学びながら楽しめる素晴らしいゲームであり、社内のコミュニケーションを深めるツールとしても非常に有効です。
最後に、熱い戦いを繰り広げた仲間との写真で締めくくります。
お読みいただきありがとうございました!