参加の目的(まえがき)

こんにちは、クラウドインテグレーション事業部 MSP開発の上地航平です。

ある日、大阪オフィスで「AWS BuilderCards」というAWSサービスを使ったカードゲームをみんなでやりませんか?」とお誘いをいただきました。
(「AWS BuilderCards」をプレイしてみる会は、JAWS DE&I運営でもある西橋さんが主催&企画してくださいました、ありがとうございました!)

私自身「AWS BuilderCards」は以前軽く触れたことはありましたが、本格的にプレイするのは今回が初めてでしたので、ぜひ参加したいと思いました。
この記事では、その体験を振り返ってみたいと思います。

参加メンバー(以下敬称略)

  • カスタマー支援事業部 インフラセクション SRE Aグループ 西橋(主催&企画)
  • カスタマー支援事業部 インフラセクション TAMグループ 草薙
  • クラウドインテグレーション事業部 ソリューション開発セクション 第二グループ 本田
  • クラウドインテグレーション事業部 MSPセクション コアオペレーション第一グループ 田所
  • クラウドインテグレーション事業部 MSP開発セクション 第一グループ 上地

「AWS BuilderCards」とは?

「AWS BuilderCards」は、AWSのサービスや設計パターンを楽しく学ぶことができるカードゲームです。

プレイヤーは、AWSのサービスやツールのカードを使い、クラウドアーキテクチャを構築しながら、ポイントを競います。
各カードには、特定のAWSサービスが記載されており、ゲームを通じて実際のAWSの利用方法やベストプラクティスを学ぶことができます。
詳細については、公式サイトをご参照ください。

登場する用語の解説

用語 説明 スクリーンショット
Starter Card ゲーム開始時に各プレイヤーに配布されるカード。ゲーム開始時に各プレイヤーに配布されるカード(オンプレリソース)。各色10枚ずつある。
Well-Architected Card ポイントが記載されたカードで、ゲーム終了時に最も高いポイントを持つプレイヤーが勝利する。1ポイントと3ポイントの2種類が存在。
Builder Card AWSのサービスやツールが記載されたカードで、TCO(コスト)やAWSomeクレジットで購入可能。特定の条件で特殊効果を発動する。
TCO 【TCO で購入可能な Builder Card】
右記画像では左上に記載のTCOが4ポイントで購入可能です。
AWSomeクレジット 【AWSome クレジットで購入可能な Builder Card】
右記画像では左上に記載のAWSomeクレジットが2ポイントで購入可能です。
Marketplace プレイヤーがカードを購入する場。TCOで購入可能なBuilder CardとAWSomeクレジットで購入可能なBuilder Cardが配置される。 表以下*1参考
エフェクト Builder Cardに記載された特殊効果。プライマリーエフェクトとセカンダリーエフェクトがあり、カードをデプロイするときに発動する。

*1参考

ゲームの流れ

基本的にAWSブログに記載されている手順に沿ってゲームを進めました。
1回戦目はルールを確認しながらの進行だったため1時間30から2時間ほど、2回戦目は1時間程度で終わりました。

準備フェーズ

  1. Starter Cardを10枚、自分のフィールドに並べます。
  2. 参加メンバーの中で、AWS資格を最も多く所持している順にゲームの順番を決めます。
    • ポイント: AWS資格の保有数で順番が決まるルールが、特に面白かったです。
  3. フィールドのカードが12枚になるまで【TCOで購入可能なBuilder Card】を順に並べます。
    • ポイント: この時のカード選択がゲームの戦略に大きく影響します。エフェクトが発生するAWSリソースの組み合わせを狙うのがおすすめです(例えばLambdaやEC2)。
      • 表向きのカード5枚が「手札」
      • 裏向けのカードが「デッキ」

フェーズ 1: ビルドフェーズ

  1. リタイア条件を満たす場合、手札のStarter Cardを1枚捨てることができます(初回ターンは捨てられません)。
    • リタイア条件: 手札の内、Builder Cardが過半数を占める場合。
    • 例:リタイアできるパターン
      • リタイア時はフィールドに設置した化粧箱にいれる
  2. デプロイする。手札にエフェクト発生の組み合わせがあれば、記載の効果を得られる。

フェーズ 2: 購入フェーズ

  1. 手札の各カードに記載された「TCO」と「AWSomeクレジット」の合計コストで、Marketplaceからカードを1回購入できます。
    • ポイント: エフェクトによって「AWSomeクレジット」が増えたり、購入回数が増えることがあります。
      • ★組み合わせによるエフェクトで「AWSomeクレジット」が増加したり、購入回数が増加したりするので、思わず皆さん真剣に考えてしまうフェーズでした!

フェーズ 3: ターン終了フェーズ

  1. 自分のフィールドの表向きのカードすべてをトラッシュパイルに移動させます。
  2. デッキから5枚のカードを表向きにして、手札を準備します。

あとは「フェーズ 1: ビルドフェーズ」〜「フェーズ 3: ターン終了フェーズ」までを繰り返して進行します。

ベスト手札

当日のゲームで最も強かった手札を紹介します
1ターンでコストの限り3回購入できるのがとても強かったです!

  • TCO: 9
    • 2+4+1+1+1 = 9
  • AWSomeクレジット: 12
    • 2+2+1+2+3+2+3 = 12
    • 発生エフェクト条件:
      • Aurora + EC2
      • Athena + S3
  • 購入回数: 3回
    • 発生エフェクト条件:
      • Aurora + Athena
      • CloudFront + EC2
    • 手札追加: 1枚
      • CloudFront + S3

もちろん1位は「ベスト手札」を披露した本田でした、おめでとうございます!
(ちなみに私は4位でした!)

業務に活かせそうな気づき

AWSサービスをテーマにしたカードゲームであるため、アーキテクチャに関する議論や「あるある話」で盛り上がりました。
自然とAWSサービスの知識が深まり、楽しみながら学ぶことができました。
また今回は開発・SRE・TAMといった多職種のメンバーが集まったため、様々な視点からの意見交換ができ、普段使っているAWSサービスについて新たな学びがありました。

まとめ

おすすめ度:★★★★★

AWSサービスを活用したアーキテクチャ構築を楽しみながら学べ、さらに他のAWSサービスの話題にも発展して盛り上がりました。

満足度:★★★★☆

ゲーム自体は非常に満足できましたが、もう少し規模を大きくしてみたいという思いがあり、評価は星4つにしました。
次回はオフィスなどの拠点や事業部やチームごとに分かれたトーナメント形式なども面白そうだと感じています。

AWSサービスを使い始めた方や興味がある方には、プレイしていただきたい内容でした。
現在入手方法が限られていますが、機会があればぜひ一緒にプレイしましょう。

最後に、熱い戦いを繰り広げた仲間との写真で締めくくります。閲覧いただきありがとうございました!

「AWS BuilderCards」をプレイ中、素敵な笑顔の草薙