DX開発事業部の川又です。
2024年10月24日(木)に開催された「Generative AI Summit Tokyo ’24 Fall」に
DX開発事業部の西田が登壇しましたので、そのセッションについてレポートです!
ランチセッション後の13:15〜とお昼の後で眠くなる時間帯ですが、多くの人が参加していて、注目度の高さが伺えます!
西田の声は、とても聞きやすく、ナレーションのオファーがくるんじゃないかというくらいイイ声で、子守唄を歌われたら一瞬で寝てしまいそうですww
セッション動画は公式サイトでアーカイブ動画が閲覧できるようです
Generative AI Summit Tokyo ’24 Fall 公式サイト
セッション概要
「試す」から「使う」へ!生成 AI とデータ活用による第一興商様の業務改善策 第二弾!
社内に眠るあらゆるデータが業務改善やビジネスチャンスとなる可能性を秘めています。
今回は、Google Cloud Next’24 にてご紹介した第一興商様の生成 AI 活用事例、業務改善システム開発の第二弾です。生成 AI を活用した業務改善アプリから取得したデータを用いた、データ分析プロジェクトについてご紹介します。Google Cloud と生成 AI がデータ活用の可能性をさらに広げます。
Google Cloud Next’24 のセッションレポートはこちらをご覧ください
Google Cloud Next Tokyo ’24 セッションレポート『生成AI活用最前線!生成AIを活用した第一興商様の業務改善システム開発』
さらなるデータ活用へ
第一弾での名寄せ自動化により楽曲リクエストデータは活用できるようになったが、カラオケユーザーのログや配信されている楽曲データ、収集している楽曲ランキングのデータ、YouTubeやTikTokなどのSNSトレンド、音楽チャートなど活用したいデータはまだまだたくさんあった。
これらを楽曲リクエストデータと併せて活用していくことをステップ2では行った。
拡張されたソリューションの全体像
データ活用の課題に取り組むためにソリューションを拡張した。
多様なデータを長期的に一元管理するために分析基盤としてBigQueryを選定し、Cloud StorageとCloud Functionsを利用してBigQueryに取り込んでいる。
これまでGoogle Apps Scriptで行っていた名寄せの処理もCloud Run Jobsに移行して効率的にBigQueryに取り込み、外部データも自動的に収集する仕組みを構築。
Looker Studioを利用することでダッシュボードの拡張とパフォーマンスも向上。
完全サーバーレスのため、コスト面でも優れた構成となっている。
データ分析基盤が整うことで生み出される価値
名寄せ後の楽曲リクエストデータとDAMの配信済み楽曲データを突合することで未配信のリクエストを可視化できるようになり、まだDAMに配信されていない楽曲を迅速に特定できるようになった。
データを増やし、整備することで新たな洞察や価値が得られる。
よりデータドリブンな意思決定が可能になった
分析基盤を構築し多様なデータを集約し、多様なデータを組み合わせたダッシュボードを作成することで、よりデータドリブンな意思決定が可能になった。
カラオケ編成チーム様からもダッシュボードをより本格的に楽曲編成に役立てることができるとフィードバックをいただいた。
最適な生成AI活用プラットフォーム
これまでの取り組みからGoolge CloudがPoCから本番運用まで最適な生成AI活用プラットフォームといえる。
生成AIの活用にはどうしても不確実性が伴い、うまくいったり、いかなかったりするため、まず「試す」ためのPoCを安く速く小さく実施してから、本番化して「使う」というアプローチがおすすめ。
LLMとデータ基盤が実現するAIエージェント
最近出てきた概念としてAIエージェントと呼ばれるものがある。
Google Cloudでは、Agent Builderを利用することでエージェントを自然言語で作ることができる。
精度の高いエージェントを作ることができれば、、業務の自動化を図っていける。
そのためには、良質なデータ基盤の整備は不可欠。
データ活用によって生成AIエージェントが活躍しだせば、AIも自律的に意思決定を行うことができ、予知すらもできる未来が来るかもしれない。
生成AIと共生
AIに業務を奪われると恐れるのではなく、ワクワクしながら、それを活用した新たなビジネスと価値を
生成AIと共生しながら生み出だそうと前向きに取り組むことが大切。
生成AIを「試」したり「使う」こと、そのため準備や生成AIに使わせるデータ基盤の整備が不可欠である。
会場レポート
会場については、こちらの記事に会場の雰囲気や様子をレポートしていますので、ぜひご覧ください!
【Generative AI Summit Tokyo’24 Fall】会場レポート
アイレットの Google Cloud 生成 AI 活用支援サービス
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生成AIチャットボットの開発はもちろん、生成AIによるタスクの自動実行の開発など様々なケースで開発から構築まで行えます。
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