こんにちは。DX開発事業部の井手です。
今回は、私が最近試したタスク管理方法について、みなさんに共有したいと思います。
タスク管理の重要性
仕事において、タスク管理の重要性は言うまでもありません。
しかし、多くの方がその難しさを実感されているのではないでしょうか。
私自身も、複数のプロジェクトを同時進行で担当する中で、タスクが次々と増えていく状況に直面しています。
さらに、予期せぬタスクが突如として舞い込んでくることも珍しくありません。
このような状況下でのタスク管理は、確かに大きな課題となっています。
タスク管理の方法として、様々なアプリを試してみた経験がある方も多いのではないでしょうか。
しかし、アプリを使うことで逆に確認すべき項目が増えてしまい、結局使わなくなってしまうというジレンマに陥ることがあります。
そこで今回ご紹介するのが、「アイビー・リーメソッド」です。
このメソッドの魅力は、特別なアプリを必要としないシンプルさにあります。
すぐに始められるので、タスク管理に悩んでいる方にぜひ試していただきたい方法です。
アイビー・リーメソッドとは
アイビー・リー・メソッド(Ivy Lee Method)は、1918年に広報の専門家アイビー・リー(Ivy Lee)が考案したシンプルで効果的なタスク管理手法です。
特に優先順位の明確化と1つのタスクに集中することに重点を置いており、現代でも多くのビジネスパーソンに活用されています。
アイビー・リー・メソッドの手順
1. 前日の夜に、翌日にやるべきタスクを6つ書き出す
ここでのポイントは、7つ以上ではなく 6つまで に限定するということと、タスクは 「今日1日で達成できる具体的なもの」 にするということです。
多すぎたりタスクが抽象的すぎたりすると、集中力が分散してしまうためです。
2. タスクに優先順位をつける
ここでは、1番重要なものを最優先(1位)に設定し、順番に並べます。緊急ではなくても長期的に重要なものを優先することが大切です。
3. 翌日は、リストの1番目のタスクから順番に取り組む
1つのタスクを完了するまで、次のタスクには移らない。完了したら、次のタスクに取り掛かるようにします。
4. 全て終わらなかったら、翌日に持ち越して再リスト化する
完了しなかったタスクは翌日のリストに追加します。そして翌日も同じ手順で、新たに6つのタスクをリストアップします。
これらの手順を毎日繰り返します。
アイビー・リー・メソッドを活用するコツ
・タスクを「具体的な行動」にする 具体例)「xxxx案件 開発」 → 「xxxx案件 ユーザー一覧画面開発」
・リストの内容を適宜見直す
・6つのタスクが多すぎる場合は、3~5個でもOK
・実行したタスクにはチェックを入れ、達成感を味わう
うまく活用していきましょう!
アイビー・リー・メソッドのメリット
シンプルで実行しやすい
特別なツールは不要です。紙とペン、またはスマホのメモでも実践可能です。
実際に私は、Slackチャンネルのcanvasに普段書いています。
常日頃Slackを見ているので、無駄にアプリを増やすことなくできています。
優先順位が明確になる
マルチタスクをする人たちは、タスクをひとつずつこなす人たちよりも、40パーセントも生産性が低いというデータがあるそうです。
優先順位を明確にすることで、「最重要なタスク」に集中できるため、効率的に成果を出すことができます。
決断の疲れを減らすことができる
前日の夜に計画を立てるので、翌朝「何から始めるべきか?」と悩まずに済みます。
また、選択肢を6つに狭めることで、集中力を上げられます。
仕事の進捗を把握しやすい
「今日の目標」を明確に設定することで、日々の達成感を得やすいです。
逆に注意点やデメリットは?
急な予定変更には弱い
突然の対応が必要な業務が多い場合、リスト通りに進められないことがあります。
柔軟性を持たせるため、1つのタスクの時間を長く見積もると良いでしょう。
個人的には、突発タスクが終わった後、またタスクを再開するのにどれから始めるべきかわかりやすいとも思っています。
タスクが多すぎると処理しきれない
6つすべてを終わらせるのが難しい場合、1つのタスクをもっと小さく分解すると達成しやすいかもしれません。
また、タスクが7個以上ある場合になってしまった場合、その全てに優先順位をつけて7番目以降は後日消化するということをしています。
まとめ
アイビー・リー・メソッドは、
【「何をすべきか」を明確にできる】【「最重要タスク」に集中できる】【シンプルで続けやすい】
という理由で、現代でも多くの成功者に愛用されています。
それも100年以上!
特に 「やることが多すぎて混乱する人」「仕事の優先順位がつけられない人」 におすすめの方法です。
まずは 明日やるべき6つのタスクを紙に書くことから 始めてみてください!