こんにちは!パパ:バージョン1.0へとアップデートが完了し、
自他共に認めるイクメンパパと化したMSP所属の古田です。
僕は元々、育休を取るつもりはありませんでした。
(未経験からエンジニアという業種へと転職して1年ほどしか経っていなかったため)
ですが、「あの時育休を取って、もっと色んな所に連れていったり、色んな成長をリアルタイムで見たかったなぁ、、、」と後悔したくない気持ちが強くなり、この度1年間の育休を取得させていただきました。
今回は、育休を通して得られた気づきや、仕事への復帰について、赤裸々に語っていきたいと思います。
それではよろしくお願いします。
育児に根拠無き謎の自信は必要ありません
まず初めに僕が声を大にして言いたいことは、
育児において「根拠無き謎の自信は命取りになる」ということです。
諸先輩方は口を揃えてこう言いました。
「産まれて数ヶ月の内はまともに寝られへんから、奥さんと交代でミルクの担当してちょっとでも寝れるようにした方が良いよ!」
僕はそんなありがたいアドバイスをあろうことか蔑ろにし、根拠無き自信で交代なんかせんでも行ける!と育児に臨みました。
いわゆる、泣いたら都度起きまっせシステムです。
産まれたてホヤホヤの頃はか細く可愛かったあの泣き声も、成長と共に力強さを増します。
成長した声帯をフルに使って腹から声を出して泣きます。
結果、すさまじい寝不足に苛まれフラッフラのヘロッヘロになりました。
(感情を失った状態でミルクをあげてたことも多々あります)
僕が所属しているMSPの業務は24時間365日の有人監視で朝昼晩の3交代制で業務を行っております。
育児も24時間365日の有人監視が必要です。
そうゆうことです。
今から育休を取ろうと考えている方はアラート対応に支障が出るため、感情を失う前にミルク交代制を導入してください。
コリックという名のcryトンネル〜Baby Don’t Cry〜
中でも一番大変だったのは、生後数ヶ月経った頃に、コリック(黄昏泣き)に突入した時です。
何をしても(本当に何をしても)泣き止まず、光の見えないcryトンネル生活が始まりました。
MSP業務で言うところの連日障害発生的な感じです。
縦横様々な形で抱っこし、揺らしながら部屋を練り歩こうとも腹から声を出し泣き続けるので、
メンタル強めの奥さんもさすがにやられてました。
はい。もちろん対処法を調べました。
そして、調べて愕然としました。
目に飛び込んでくる「対処法はありません」というフレーズ。
ふざけないでくれ!と思いましたがそれと同時に育休中で良かったと心底思いました。
コリックはこうやって乗り越えるべし
対処法=泣き止ます方法はありませんが、乗り越えた方はあります。
①まずコリックというものを認識して、これはコリックなんだと受け入れてください。
受け入れないとどこか痛いのかな?しんどいのかな?と心配で不安な夜を過ごすことになります。
②アイレットのパーパスを思い出してください。
“技術と探究心で 今日の「できない」を 明日の「できる」に”
今日はなかなか泣き止まなくても明日はスッと泣き止んでくれるかもしれません。
③体力が残っていれば「お疲れ様会」を開催し、好きなお菓子などを食べて心の栄養を補給してください。
コリック発動期間中は心の栄養が失われがちです。こまめに栄養補給をしてください。
これを怠ると夫婦仲がちょっと悪くなるかもしれません。
④気づけばトンネル脱出
正直いつ終わったのかは記憶にありません。止まない雨はありません。泣き止まない夜はあります。でもいつかは泣き止んでくれます。
離乳食断固拒否!試練は続く…
コリックを乗り越えたと思ったら、今度は離乳食という名の試練が待ち構えておりました。
離乳食開始直後は問題なく食べてくれていたのに、ある時期を境に全然食べなくなったんです。
僕と奥さんでそれぞれ離乳食を色々試してみましたが、全く食べてくれず、ゴミ箱へ直行することもしばしば…。
そして、ここでも謎の自信が邪魔をします。
フワフワした甘い物なら自分好きだし食べてくれるだろう!という誠に自分本位な考えのもと、
米粉パンケーキ(甘さはレンチンしたバナナのみ)を作ってみました。
米粉パンケーキは固くなりがちなので、焼き方や水分量なども色々試行錯誤して渾身の出来を振る舞いました。
小さく食べやすいサイズにちぎり口に運んだ瞬間、
やかんのお湯が沸騰したかのような高い音で泣き出しました。
なんであんなに高い音だったのか今でも分かりません。
Gerberよ、ありがとう!
離乳食を全然食べなくなった時に、唯一食べてくれたのがGerberのオートミールバナナシリアルです。
これには本当に助けられました。
もし離乳食で悩んだ際は一度お試しください。
パクパク食べてくれた時のあの感動は今でも忘れられません。
僕も奥さんもちょっと泣きました。
育休を取得しやすい会社の環境に感謝
ここまで大変だったことばかり書いてきましたが、もちろん育休中は幸せな時間の方が多く、
自分の人生においても何物にも変え難い貴重な経験をさせてもらえました。
ただ、それもこれもアイレットの育休を取得しやすい環境が整っていたおかげです。
僕が育休を取ろう!と思えたのも男性社員の育休取得が非常に多かったこともあります。
育休という制度はあっても実際は取得しにくい雰囲気…みたいなことが全くなく、気持ちよく取得させていただけました。
また、仕事への復帰も大変スムーズでした。
復帰の1,2ヶ月前から総務の方や自チームの上長と相談できたのと、
復帰後も2週間ほど仕事に慣らすための準備期間をいただけたのが本当にありがたかったです。
さいごに:僕が育休で得たもの
僕が育休を通して得たものは数多くありますが、その中でも育児の大変さと喜びを身を持って体感できたこの経験こそが一番の成果物だと思います。
それにより、奥さんや親への尊敬と感謝が大きくなりました。
そして、子供の愛しさに触れることで、それはそれは愛に溢れる人間にもなれました。
まだまだアップデートが必要なパパではありますが、家族OSを守っていけるよう精進していきます。
改めて、アイレットに感謝です。
間違えました。
愛レットに感謝です。
そして、
「育休」はもはや「育業」です。ネーミングチェンジを所望します。
(東京都では「育業」とネーミングチェンジされているのでもっと浸透するといいな・・・)
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。