はじめに
先日リリースをされたOpalについて、特徴やメリットをまとめました。
プログラミングを必要としないアプリ開発ツールとのことで、日常生活や業務において「こんなのアプリがあるといいな」をすぐに開発できる大変便利なツールだと感じたので実際にアプリ開発をしてみます。
Opalとは
Opalとは、Googleが開発した、プログラミングの知識がなくても自然言語(普段私たちが使う言葉)でAIを活用したミニアプリケーションを作成・共有できる実験的なツールです。
「こんなアプリが欲しい」と文章で指示するだけで、AIが自動的にアプリの処理の流れ(ワークフロー)を構築してくれます。
主な特徴
- ノーコードで開発可能::プログラミングのコードを書く必要がなく、アイデアをすぐに形にすることができます。
- GoogleのAIと連携:Googleの高性能なAIモデル(Geminiなど)や、画像生成AI、動画生成AIなどを組み合わせて、多機能なアプリを作成できます。
- 業務効率化やアイデアの試作に:
- 「SNSの投稿文を自動で作成するアプリ」
- 「問い合わせ内容に応じた返信メール案を作成するアプリ」
- 「YouTube動画の内容を要約してクイズを生成するアプリ」 など、ビジネスからプライベートまで様々な場面で役立つツールを簡単に作ることが可能です。
- 共有が簡単: 作成したアプリはURLで簡単に他の人と共有できます.
Opalでできること
Opalは、日常の細かな作業の自動化から、クリエイティブなコンテンツ制作まで、幅広く活用できます。
- コンテンツ制作
- 指定したテーマで、ブログ記事のアイデアやSNS投稿のキャッチコピーを複数生成する。
- YouTube動画のURLを貼り付けるだけで、その内容に基づいたクイズを自動生成する。
- 情報収集・分析
- 複数のニュース記事や調査レポート(PDF)を読み込ませ、全体の要約と重要なポイントを抽出させる。
- 業務効率化
- メールの文章作成、会議の議事録の要約など、定型的な業務を自動化する。
- (例:住宅の条件を入力すると、AIが3Dの外観イメージと2Dの間取り図を生成するアプリ)
Opalを使用したアプリ開発
- ノーコード/ローコード: 自然言語(日本語)で作りたいアプリの処理を説明するだけで、AIがワークフロー(処理の手順)を自動で作成してくれます。プログラミング知識がなくても高度なAIアプリを作成可能です。
- 迅速なプロトタイピング: アイデア出しから実用的なAIアプリのプロトタイプ完成までの時間を大幅に短縮できます。
- 簡単共有: 作成したアプリをGoogleアカウントを持つユーザー間で簡単に共有し、すぐに利用してもらえます。
開発の手順
1.目的の指示: Opalのインターフェースで、「どんなアプリを作りたいか」をチャットで具体的に指示します。
2. ワークフローの自動生成・確認:AIが指示を解釈し、必要なステップ(ユーザー入力、生成AI処理、出力など)を自動で組み合わせてワークフロー(フローチャートのようなもの)を作成します。
3.編集と調整:自動生成されたワークフローを、視覚的なGUIまたはチャットで手動で編集し、処理の流れやプロンプトを微調整します。
4. 実行と共有:テスト実行を行い、期待通りの結果が得られることを確認した後、完成したアプリを公開・共有します。
次回実際にOpalを使ってアプリ開発をしていきます。