はじめに

DX開発事業部の臼井です!今回は10/31にベルサール渋谷ガーデンで行われた 「AI Agent Summit ’25 Fall」のDay1に初参戦してきましたので、参加者としての視点と、ブース担当者ならでは体験を含め、何を感じたのかをレポートします!

AI Agent Summit ’25 Fallとは

このイベントは、Google Cloud主催の「AIエージェント」に焦点を当てた大規模なサミットです。このサミットは、技術者だけでなくビジネスリーダーも対象としており、2日間でテーマが分かれていました。(私はDay1に参加いたしました!)

Day1:ビジネスリーダーを対象とし、AIエージェントを活用した業務改革・ビジネス変革の具体的な事例、Google Cloud の最新製品情報を紹介
Day2:開発者を対象とし、独自のAIエージェント構築のヒント、技術的なユースケース、動画・画像生成AIなどを紹介
概要 / アジェンダ – Google Cloud AI Agent Summit ’25 Fall

アイレットブース

アイレットブースはこんな感じ↑
営業担当の方と立たせていただきました!イベント当日までとても緊張していましたが、以前担当していたお客様や、当日登壇予定の方が訪れてくださり、とても良い経験になりました!
ただ、自分の知識不足を感じる場面もあり、これからも勉強や情報のキャッチアップ等、頑張って行こうと思いました。
(画面上に投影しているのは、Google Cloud Next Tokyo’25でも使用した探検隊エージェントのデモです)

参加セッション

2つのセッションにも参加してきました!

1つ目が、テレビ朝日様のセッションです。
動画生成AIは何でもできるように思ってしまいますが、実は「期待通りに作れない部分」があることがこのセッションを通して分かりました。
例えば、意図した通りのズームアウト映像を作るためには、あえてズームイン動画を撮ってから「逆再生」させないといけないことや、同じキャラクターを違うシーンで出すために、本編では使わない「移動させるだけの裏側動画」をわざわざ生成する必要があるという点は、とても参考になりました。

また、社内での課題(コスト・利用状況、ノウハウの蓄積)を解決するために開発された内製アプリ「VeoBanana」についての紹介もされていました。個人の高いスキルを組織全体の「標準的な力」へと引き上げるためには、環境づくりが重要であることを再認識しました。

2つ目が、吉本興業様のセッションです。
こちらのセッションでは、お笑い芸人でありゲーム開発者でもあるマジカルラブリー野田クリスタルさんが登壇され、AIを用いて「無限大喜利」のシステムを開発した経緯と、その中で直面した課題について紹介されていました。

「無限大喜利」は24時間いつでも大喜利を楽しめるということで、AIがずっとお題を考えてくれるなんてすごい!と思っていたのですが、 AIが特定のキーワード(ゴリラ、おじいちゃん、社長等)を繰り出してしまう問題が発生し、ある日には「おじいちゃん」が33回も出てきたという話には笑ってしまいました。(現在、この課題は解決されています)
そして、大喜利として良いお題を作るためには、お笑いの専門家(芸人)の持つ「面白いお題とは何か」という抽象的な感覚を、エンジニアが理解できる具体的な言葉(プロンプト)に「言語化」して、AIに教え込む作業が欠かせないとのことでした。AIはあくまで強力なツールで、最終的には人間が作ることが重要、ということがわかりました。

他にも…

会場内では、現地参加者限定でオリジナルTシャツの抽選会を行なっていました。私も一応参加してみたところ….なんと当選!ADKのTシャツをいただきました。たくさん着ます!

夕方ごろに出現した懇親会ブースにはDJが登場していました。
こちらで流れていた音楽は、Google Music AI Sandboxを使用して作成されているとのことでした!

おわりに

このイベントを通じて、AIエージェントを「使いたい」という企業の期待感や最新の技術動向を知ることができました。
また、ブースを担当するという貴重な経験をさせていただき、他社の来場者の方々と直接会話できたことは、自分の大きな財産となりました。次にブースに立つ機会があった時には、自分の言葉で、もっと自信を持ってAIエージェントの魅力をお伝えできるように頑張ります!