こんにちは!エンタープライズクラウド事業部の高橋です。

先日開催された「Oracle HeatWave Meet in Tokyo」に参加しましたので、イベントの様子や情報をまとめました。

HeatWaveやOracle社開催イベントについてご興味を持っていただけると幸いです!

Oracle HeatWave Meet in Tokyoとは

Oracle社主催のHeatWaveに関する活用事例や、今年10月に開催されたOracle AI Worldでの発表情報について紹介があるイベントです。

オフライン限定イベントで、ANAインターコンチネンタルホテル東京で開催されました。

数えてはいませんが、広い会場で50名ほどが参加されていたと思います!

パネルディスカッション

ジニアス・ソノリティ株式会社様、株式会社イープラス様とOracle様の3社によるディスカッション形式で実施されました。

HeatWaveを活用された経緯や実際に使ってどういった効果があったのか等々、興味深いお話が聞けました!

急なトラフィックが発生するシステムに対する対応が必要であったことや、分析結果をよりリアルタイムで確認したい要件等があり、HeatWaveを採用されたとのことです。

また、コスト面でもHeatWaveが優位なこともあり、HeatWaveを採用したという経緯もあるとのことでした。

HeatWaveの特徴として、OLTPとOLAPの両方で利用できるデータベースであることもあり、分析にも役立てるデータベースだと思います。

HeatWaveを使用することで、急なトラフィックへの対応やコストの低減を図ることができたという話があり、トラフィックやコストに課題があるようなシステムに是非活用していきたいと思います。

Oracle AI World 2025最新情報フィードバック

・OCI ZettaScale

Oracle Cloud Infrastructure Zettascale10クラスターが発表されています。

スケーラビリティが向上した、OCI Zettascale10は現在提供予定となっています。

プレスリリース記事はこちら

https://www.oracle.com/jp/news/announcement/ai-world-oracle-unveils-next-generation-oci-zettascale10-cluster-for-ai-2025-10-14/

・OCI Full Stack DR対応

OCI MySQL HeatWaveがOracle Full Stack Disaster Recoveryに対応しました。

高速なリカバリを行い、RTOの短縮等のメリットがあります。

詳細記事はこちら

https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/oci-full-stack-droci-mysql-heatwave

・マテリアライズドビュー対応

HeatWaveがマテリアライズドビューに対応しました。

対応可能な要件の幅が広がり、さらに使いやすいデータベースになったと思います。

・MySQL HeatWaveマイグレーション・アシスタント

GUI形式での移行ツール「MySQL HeatWaveマイグレーション・アシスタント」が発表されました。

移行元のMySQLは、バージョン5.6から対応しており、移行先バージョンは一部のバージョンになります。

2026年4月にバージョン8.0がEOLとなってしまうこともあり、気になるツールでした。

移行ツールはオンプレからOCIへの移行にも使用できるとのこと。

GUI形式のため、使いやすさにも期待できると思います。

新しいMySQL HeatWaveマイグレーション・アシスタント
既存のオンプレミスMySQLアプリケーションを1つの簡単なステップでMySQL HeatWaveに移行できるようになります。MySQL HeatWaveマイグレーション・アシスタントは、ダウンタイムなしでスキーマ、データ、ユーザーおよびレプリケーションの設定を処理します。トラブルシューティングを容易にするために、進捗の更新、完了の見積り、詳細なログを管理できます。MySQL HeatWave移行ツールはプレビューで提供されており、まもなく公開される予定です。

https://blogs.oracle.com/mysql-jp/mysql-heatwave-feature-announcements-at-oracle-ai-world-jp

まもなく公開予定とのことなので、リリースされたら是非使ってみたいですね!

上記以外にも様々なHeatWaveに関する情報の共有がおこなわれてました。

LT(ライトニングトーク)

統計数理研究所様、スクウェア・エニックス様、株式会社スマートスタイル様によるLTが開催されました。

統計数理研究所様

RAGの性能評価等を実施されておりました。

ベクトル空間の距離を測り、具体的な数値に基づく検証結果の発表がありました。

スクウェア・エニックス様

オンプレからMySQL HeatWave on AWSに移行を行なわれており、検証事例を発表されておりました。

AuroraではなくHeatWaveを採用した経緯や検証時のつまずきポイントの共有がございました。

株式会社スマートスタイル様

ユーザーグループである、「HeatWavejp(MySQL HeatWave Japan User Group)」をご紹介されておりました。

HeatWavejp(MySQL HeatWave Japan User Group)はユーザーコミュニティであり、検証や最新情報の話等々を行なわれているとのことです!

以下URLから開催予定のイベントを確認できます。

https://heatwavejp.connpass.com/

LTでは、具体的な検証事例や活用事例、HeatWavejp(MySQL HeatWave Japan User Group)について、知ることができ勉強になりました。

まとめ

MySQL HeatWaveについて活用事例や最新情報まで広く知ることのできるイベントであったことはもちろんですが、オフライン限定ということもあり熱気が伝わってくるようなイベントでした!

イベントクロージングの後は、参加者様と軽食を食べながら交流することができる時間もあり、有意義なイベントに参加させていただけたと思います。

MySQL HeatWaveをもっと多くのユースケースで活用できるよう、最新情報のキャッチアップや技術検証にも力を入れていきたいと思いました。

また、参加者にはコースターやステッカー、モバイルスタンドの配布もあり、力の入ったイベントだったと思います!

(※写真の撮り方が下手ですが、左側は高さを調整できるモバイルスタンドです。)

HeatWaveと印字されているのが嬉しい..!

正式リリース予定のサービス等もあるため、今後の発表情報を見逃さないようにしていきたいですね!