はじめに

こんにちは、なぜだか英語勉強ができそうな気がしてきたヤマダ(北野)です。もちろんブログタイトルは関係ありません。

今回は先ほど「Opening Keynote with Matt Garman (KEY001)」で発表されたNova 2シリーズをAmazon Bedrockで試していきたいと思います!

このNova 2シリーズは、既存のNovaモデルから性能が大幅に向上しており、特に応答の精度と速度、そしてマルチモーダル機能の強化に重点が置かれています。この進化により生成AIの活用範囲がさらに広がることや既存モデルとの置換が気になります。

Amazon Bedrockとは

Amazon Bedrockは、Amazon Web Services (AWS) が提供する、生成AI(ジェネレーティブAI)アプリケーションを構築・スケールするためのフルマネージドサービスです。

これは、様々なリーディングAI企業やAmazon自身の高性能な基盤モデル (FM: Foundation Models) を単一のAPI経由で利用できるようにするプラットフォームです。

プレイグラウンドで試してみる

ではさっそく試していきましょう。
まずはバージニア北部リージョンのAmazon Bedrockのコンソール画面でプレイグランドを開きます。
※他リージョンではモデルがまだ存在しない可能性があります

モデル選択に以下の2つの新しいNova2モデルが追加されています!それぞれ試していきましょう。

  • Nova 2 Lite
  • Nova 2 Sonic

Nova 2 Lite

Nova 2 Lite v1です。ちょっとだけ数字がややこしいですね。

無印と比較すると「Built-in tools」「モデル推論」「長さ」といった設定値が増えていました!
本記事ではモデル推論のバーをいじった際に長さの値の挙動が怪しかったので一旦置いておきます。

よくサンプルでみる質問をしてみましたが、少し多弁な印象🤔

Nova 2 Sonic

こちらも同様に聞いてみました。Nova 2 Sonicはモダリティがspeechなので会話感がより強いです。ダンディな声で優しく回答してくれました!

今までSonicは使用してませんでしたが、プレイグラウンドでの体験だけでもワクワクしてしまいますね🥰

料金体型

Nova 2 Liteの料金


※最新の料金は料金ページを参照

オンデマンド利用での料金は上記です。

Nova Liteと比べると入力トークンは5倍・出力トークンは約10倍の料金ですが、Nova Proと比べるとまだまだお安いのでこれで検証結果次第では置き換えも検討できますね!

Nova 2 Sonicの料金


※最新の料金は料金ページを参照

Amazon Nova 2 Sonicに関してはテキストモダリティではこちらも入力で約5倍・出力で約11倍ほどの差となっていてAmazon Nova 2 Liteと同じように高価になっているようです。

まとめ

今回の検証で、Nova 2シリーズは音声・会話ベースのアプリケーションや、より複雑なテキスト生成タスクにおいて、その性能と料金のバランスを検証する価値のあることがわかりました!今後の業務でどのように活用できるか、引き続き検証を進めつつ、無印のNovaシリーズの上位モデルとの置き換えを検討していきたいです!