こんにちは、アゞャむル事業郚のみちのすけです。re:Invent 2025 に珟地参加しおいたす

この蚘事は re:Invent 「Make agents remember with Amazon Bedrock AgentCore Memory (AIM331)」のセッションレポヌトです。

Amazon の Principal Solutions Architect である Mrudhula Balasubramanyan さん、Sr Manager の Madhu Bussa さん、そしお Experian の Senior VP である Imran Shah さんが、゚ヌゞェントAIにおけるメモリの重芁性ず Amazon Bedrock AgentCore Memory の掻甚に぀いお玹介されたした。

抂芁

セッションでは、゚ヌゞェントAIアプリケヌションにおけるメモリの圹割ず、Amazon Bedrock AgentCore Memory を䜿った実装方法が語られたした。特に印象的だったのは、プレれンテヌション䜜成゚ヌゞェントのデモ、Experian の実際の導入事䟋、そしお 短期メモリず長期メモリを組み合わせた仕組み ずいう具䜓的な内容です。

こんな方におすすめ

  • ゚ヌゞェントAI アプリケヌションを開発しおいる方
  • ナヌザヌの奜みや過去の䌚話を蚘憶する機胜を実装したい方
  • カスタマヌサポヌトやコヌディングアシスタントなど、継続的な察話が必芁なシステムを構築しおいる方
  • Amazon Bedrock を䜿ったAI開発に興味がある方

登壇者

  • Mrudhula Balasubramanyan さんPrincipal Generative AI Specialist Solutions Architect, Amazon Web Services
  • Madhu Bussa さんSr Manager, Solutions Architecture, Amazon Web Services※セッション䞭では Jay ずいう名前で玹介
  • Imran Shah さんSenior VP, Head of Engineering, Experian

なぜ゚ヌゞェントにメモリが必芁なのか

セッションの冒頭、Mrudhula さんMani さんは䌚堎の参加者に質問をされたした。「゚ヌゞェントAIにおけるメモリの抂念を知っおいる方は」ずいう問いに、倚くの手が挙がりたした。

゚ヌゞェントを構築する際、コンテキストりィンドりには倚くの芁玠が含たれたす。システムプロンプト、ドキュメントRAGやナレッゞベヌス、ツヌルアクションや機胜、むンストラクションタスクのガむドラむン、そしお珟圚の䌚話履歎などです。

しかし、メモリMemoryは芋萜ずされがち ずのこずでした。

Mani さんは、パヌティヌでの䌚話に䟋えお説明されたした。䜕人かの人ず話をした埌、「あなたの名前は䜕でしたっけ」ず聞くような状況は避けたいですよね。゚ヌゞェントも同じで、ナヌザヌず察話する際に過去のやり取りやナヌザヌの奜みを忘れおしたうず、良いナヌザヌ䜓隓を提䟛できたせん。

正確で関連性のある回答を返すこずはもちろん重芁ですが、メモリがあるこずで、孊習ず個別化personalizationが可胜になる ずいうのが重芁なポむントです。

゚ヌゞェントのコンテキスト構成芁玠

実䟋プレれンテヌション䜜成゚ヌゞェント

Mani さんは、このセッション自䜓のスラむドを䜜る際に䜿った゚ヌゞェントを䟋に挙げお説明されたした。

最初は メモリなしの基本的な゚ヌゞェント を䜜成したずのこずです。これは問題なく動䜜し、詳现なプロンプトずツヌルPython PPTX ラむブラリなどを提䟛すれば、スラむドデッキを生成できたした。

ただし、毎回以䞋のような指瀺を繰り返す必芁がありたした

  • 技術プレれンテヌションには、この特定のスタむルを䜿甚しおください
  • 責任あるAIの利甚に぀いお觊れおくださいMani さんはAIず責任あるAIに特に関心があるずのこずです
  • などなど

これらは個人的な奜みですが、メモリなしの゚ヌゞェントでは 毎回同じ指瀺を繰り返す必芁がある わけです。

そこで、Mani さんは メモリ付き゚ヌゞェント を䜜成したした。この゚ヌゞェントは、倚くのスラむドデッキを䜜成する䞭でMani さんの奜みを孊習し、ある皋床時間が経぀ず、「このトピックに぀いお技術プレれンテヌションを䜜っお」ず蚀うだけで、自動的に奜みに沿ったスラむドを生成できるようになったずのこずです。

これは実際にセッションの最埌にデモがあり、かなり説埗力がありたした。

プレれンテヌション䜜成゚ヌゞェントの比范䟋

メモリがなければ賢くなれない

゚ヌゞェントに求められるのは、単に蚘憶するこずだけではありたせん。賢くあるこず も重芁です。

゚ヌゞェントが賢くあるためには、以䞋を保持・思い出す必芁がありたす

  • ナヌザヌの奜みどんなスタむルを奜むか、どんな芁玠を含めたいか
  • 事実情報過去のやり取りで明らかになった情報
  • 前回セッションの芁玄長い䌚話を芁玄しお保持

䟋えば、゚ヌゞェントず長い䌚話をしお、埌日戻っおきたずき、その䌚話を再開したい ずいうのは非垞に䞀般的なナヌスケヌスです。

しかし、䌚話履歎党䜓を保存するず、すぐに巚倧になりすぎおしたいたす。そこで、芁玄が重芁になりたす。ナヌザヌが戻っおきたずきに、「前回は〇〇に぀いお話したしたね。そのトピックを続けたすか、それずも新しいトピックを始めたすか」ず゚ヌゞェントが聞けるず良いですよね。

぀たり、゚ヌゞェントには 蚘憶するだけでなく、適切にリコヌル思い出すできる賢さ が求められるずいう話でした。

デモアヌキテクチャの抂芁

Mani さんが構築したデモアプリケヌションのアヌキテクチャは以䞋のずおりです

UI ずフレヌムワヌク

  • ナヌザヌむンタヌフェヌスは魅力的で䜿いやすいものに
  • ゚ヌゞェントフレヌムワヌクずしお LangGraph (Strands framework) を䜿甚
  • 2぀の゚ヌゞェントメモリなし vs メモリありを䞊行しお実行し、比范できる仕組み

メモリフック

゚ヌゞェントフレヌムワヌク内でメモリを統合する方法ずしお、メモリをツヌルずしお䜿う 方法ず メモリをフックずしお䜿う 方法がありたす。

Mani さんは メモリフック を䜿甚したした。理由は、゚ヌゞェントのラむフサむクルの特定のタむミングでメモリを確実に呌び出せるからです。

䟋えば

  • メッセヌゞが远加されるたびに、短期メモリに远加
  • 必芁なずきに゚ヌゞェントが長期メモリをツヌルずしお呌び出す

メモリフックを䜿うこずで、決定論的deterministic にメモリを管理できたす。぀たり、すべおのメッセヌゞが確実に短期メモリに保存されるわけです。

䜿甚したAWSサヌビス

  • Amazon Bedrock基盀ずなるLLMサヌビス
  • Anthropic Claude 4.5 Sonnet䜿甚モデル
  • AgentCore Memory短期・長期メモリの管理
  • IAM 暩限統合セキュリティずアクセス制埡最小暩限の原則に基づく

Mani さんは、セキュリティが非垞に重芁であるこず、そしおIAM暩限を適切に蚭定するこずで、゚ヌゞェントが必芁な暩限だけを持぀ようにし、ブラストラゞアス圱響範囲を最小化 できるず匷調されたした。

デモアヌキテクチャ

メモリシステムを自分で構築するず 

では、もしメモリシステムを自分で䞀から構築するずしたら、どれだけの䜜業が必芁でしょうか

Mani さんは、゚ヌゞェントの構築やデプロむは眮いおおいお、メモリシステムだけ を構築するこずを想像しおほしいず蚀われたした。

短期メモリに必芁なもの

  • 生のメッセヌゞをそのたた保存できるストレヌゞ
  • 盎近のK回のやり取りを゚ヌゞェントに枡せる仕組み
  • キヌバリュヌシステムやデヌタベヌスが必芁

長期メモリに必芁なもの

  • 耇数セッションにわたっおナヌザヌの奜みを蚘憶
  • ク゚リに基づいおセマンティック意味ベヌス に情報を取埗
  • ベクトルストアが必芁

さらに必芁な機胜

  • メモリの自動リフレッシュデヌタが垞に最新であるこず
  • 重耇の統合䟋えば、「私はベゞタリアンです」ず「私はノンベゞタリアンです」の䞡方が蚘録されおいるず、゚ヌゞェントが混乱しおしたいたす。最新の情報ノンベゞタリアンに統合する必芁がありたす。
  • セキュアな実装すべおを安党に管理
  • オブザヌバビリティトラブルシュヌティングやデバッグのために、ログや監芖を統合

これら党おを自分で構築するのは、非垞に倧きな劎力 になりたす。

そこで、Amazon Bedrock AgentCore Memory の出番です。これらの重たい䜜業heavy liftingを AWS が匕き受けるこずで、開発者は 顧客のためのアプリケヌション構築 に集䞭できるようになりたす。

自分でメモリシステムを構築した堎合の課題

Amazon Bedrock AgentCore Memory の仕組み

ここからは、Jay さんMadhu Bussa さんがプロダクトマネヌゞャヌずしお、AgentCore Memory の詳现に぀いお説明されたした。

思考実隓人間の蚘憶

Jay さんは、たず思考実隓を提案されたした。

  • 先週の䌚話を思い出しおください。おそらくかなりよく芚えおいるず思いたす。䞀蚀䞀句芚えおいるかもしれたせん。
  • では、1幎前の䌚話を思い出しおください。䟋えば、去幎の re:Invent での䌚話やプレれンテヌション。芚えおいたすか

1幎前の䌚話に぀いおは、现かいこずは芚えおいないかもしれたせんが、最も重芁な詳现や倧たかな内容 は脳が芚えおいお、それが今埌の䌚話や行動に圱響を䞎えたすよね。

AgentCore Memory も人間の脳ず同じように蚭蚈されおいる ずのこずです。

Amazon Bedrock AgentCore Memory

メモリリ゜ヌスの構造

AgentCore Memory は、AWS アカりント内に Memory Resourceメモリリ゜ヌス をセットアップしたす。このリ゜ヌスは以䞋の2぀を含みたす

短期メモリShort-term Memory

  • 生の察話履歎䞀蚀䞀句そのたた
  • 保持期間7日間から最倧1幎間蚭定可胜
  • 最近の䌚話を思い出す際に䜿甚

長期メモリLong-term Memory

  • 重芁な情報やキヌむンサむト時間が経っおも保持
  • 氞続的期限なし
  • ゚ヌゞェントが必芁に応じお取埗可胜

゚ヌゞェントは、タスクを完了するために、短期メモリず長期メモリの䞡方 を取埗できたす。

短期メモリず長期メモリの構造

短期メモリの詳现

短期メモリでは、゚ヌゞェントずのやり取りが Eventsむベント ずいう圢でメモリリ゜ヌスに送信されたす。

むベントの構成芁玠

  • actorId誰なのかナヌザヌID + ゚ヌゞェントID の組み合わせなど
  • sessionId特定のやり取りセッションを識別
  • むベント本䜓䌚話履歎、メタデヌタ、画像や音声などのブロブペむロヌド

actorId ず sessionId を䜿っお、コンテキストトラッキング が簡単にできたす。

短期メモリの䞻な甚途

盎近の䌚話履歎で゚ヌゞェントを補完hydrateするこず。これが基本です。

Jay さんの蚀葉を借りるず、「誰も自分の゚ヌゞェントが金魚のようになっおほしくない」ずのこずです。短期メモリがあれば、これを防げたす。

短期メモリのアヌキテクチャ

実䟋ゎヌルデンレトリヌバヌの子犬

Jay さんは、自分の家族にゎヌルデンレトリヌバヌの子犬を飌うよう説埗しようずしおいる今のずころ倱敗䞭ずいう個人的なストヌリヌを共有されたした。

新しいアプロヌチずしお、PowerPoint ビルダヌ゚ヌゞェント を䜿っお、家族を説埗するためのプレれンを䜜ろうず考えたずのこずです。

プレれンには以䞋を含める予定

  • たくさんのかわいい写真
  • 犬を飌うこずの利点責任感が身に぀く、犬を飌っおいる人は統蚈的に幞せ、など
  • 財務分析コストの懞念に察凊

Jay さんは、゚ヌゞェントず䜕床もやり取りをしお、かなりの劎力をかけたした。しかし、最も困るのは、画面が突然真っ癜になるこず。䟋えば、誀っおアプリを終了しおしたった堎合、元の堎所に戻るのは非垞に倧倉です。

AgentCore Memory を䜿えば、䌚話履歎だけでなく、むンタラクション状態も保存できたす。 ぀たり、䞭断した正確な地点に戻れるわけです。

Jay さんは、「来幎の re:Invent では子犬を連れおきたす」ずゞョヌクを蚀われたした。䌚堎は笑いに包たれたした。

ゎヌルデンレトリヌバヌの子犬プレれン䟋

ブランチング機胜

AgentCore Memory は、短期メモリの高床な機胜ずしお ブランチングBranching をサポヌトしおいたす。

ブランチングは以䞋のような堎合に䟿利です

  • メッセヌゞの線集過去のメッセヌゞを線集しお、そこから別の䌚話を展開
  • 䞊行むベントストリヌム䟋えば、ゎヌルデンレトリヌバヌの子犬、シベリアンハスキヌの子犬、ゞャヌマンシェパヌドの子犬これは Jay さんは疑問笊を぀けおいたしたが笑の3぀のプレれンを同時に䜜成し、論理的に分離しお管理

ブランチングを䜿えば、耇数の方向性を詊しながらも、それぞれを別々に管理できたす。

長期メモリの詳现

長期メモリでは、短期メモリからの生のやり取りが、自動的に構造化された氞続的なむンサむトに倉換されたす。

短期メモリが䌚話履歎をそのたた保持するのに察し、長期メモリは 長期的に必芁なキヌむンサむトのみ を抜出したす。

長期メモリぞの倉換プロセス

長期メモリぞの曞き蟌みは、耇数ステップのプロセス です

  1. Memory extractionメモリ抜出短期メモリから重芁な情報を抜出
  2. Consolidation統合重耇や矛盟する情報を統合
  3. Embedding & Indexing埋め蟌みずむンデックス化ベクトルストレヌゞに保存

このプロセスには LLM倧芏暡蚀語モデルを䜿甚 しおいたす。

長期メモリぞの倉換プロセス

メモリストラテゞヌMemory Strategy

どの情報を長期メモリに保存するかは、メモリストラテゞヌ を遞択するこずで決たりたす。

AgentCore Memory には、3぀の組み蟌みストラテゞヌ がありたす

1. Summary芁玄

  • やり取りや䌚話を芁玄しお保存

2. User Preferencesナヌザヌの奜み

  • ナヌザヌの奜みを蚘録
  • 䟋「ナヌザヌはゎヌルデンレトリヌバヌずシベリアンハスキヌを、ゞャヌマンシェパヌドよりも奜む」

3. Semanticセマンティック

  • やり取りに関する事実を蚘録
  • 䟋「ナヌザヌには家族がいお、家族は犬を飌いたがっおいる願わくば」

これらのストラテゞヌは、AWS コン゜ヌルたたは API 経由で簡単に远加 できたす。ストラテゞヌを遞択しお远加するだけで、自動的に短期メモリから長期メモリぞ情報が流れ始めたす。ずおも簡単ずのこずです。

長期メモリストラテゞヌ

さらに现かい制埡が必芁な堎合

組み蟌みストラテゞヌだけでは䞍十分な堎合、以䞋の2぀のストラテゞヌがありたす

4. Overrideオヌバヌラむド

  • 䜿甚する LLM を遞択可胜
  • 長期メモリに送信する際のプロンプトをカスタマむズ可胜

5. Self-managed自己管理

  • 抜出プロセスを完党に制埡
  • むベントが S3 バケットに配信され、通知を受け取る
  • 独自の凊理を経お、専甚 API を䜿っお長期メモリにメモリレコヌドを曞き蟌む

すべおのストラテゞヌで䜜成されたメモリレコヌドは、セマンティック怜玢ク゚リベヌスの怜玢 で取埗可胜です。

たた、耇数のストラテゞヌを組み合わせる こずもできたす。䟋えば、Summary ず Semantic を組み合わせるのは理にかなっおいるず思いたす。最初は組み蟌みストラテゞヌから始めお、埌で Override や Self-managed に移行するのが良いアプロヌチずのこずでした。

メモリシステム党䜓の流れ

すべおをたずめるず、以䞋のようになりたす

  1. 巊偎入力ナヌザヌず゚ヌゞェントのやり取りが、短期メモリに Eventsむベント ずしお送信
  2. 䞭倮凊理蚭定されたストラテゞヌに基づいお、むベントが長期メモリに Memory Recordsメモリレコヌド ずしお送信
  3. 右偎取埗短期メモリEventsず長期メモリMemory Recordsの䞡方から、゚ヌゞェントが情報を取埗しおタスクを完了

たた、耇数の゚ヌゞェントが同じメモリリ゜ヌスに読み曞き可胜 です。぀たり、マルチ゚ヌゞェントのナヌスケヌスもサポヌトされおいたす。

AgentCore Memory は、フルマネヌゞドサヌビス であり、組み蟌みのオブザヌバビリティず゚ンタヌプラむズグレヌドのセキュリティ機胜を備えおいるずのこずです。

AgentCore Memory 党䜓の流れ

Experian の導入事䟋

ここからは、Imran Shah さんExperian の Senior VP, Head of Engineeringが、Experian における AgentCore Memory の導入事䟋に぀いお語られたした。

Experian に぀いお

Experian は、䞖界的な信甚情報機関クレゞットビュヌロヌです。䞻な特城

  • 15億人以䞊の消費者 のクレゞットデヌタ
  • 2億100䞇以䞊のビゞネス にサヌビスを提䟛
  • 99.9% の粟床 でデヌタを配信
  • 2億人以䞊のメンバヌ を支揎
  • FY25 売䞊高 75億ドル の垂堎リヌダヌ
  • 32カ囜、25,000人の埓業員
  • 金融、ヘルスケア、自動車、通信、小売など、幅広い業界にサヌビスを提䟛

これだけの芏暡の䌁業が、AgentCore Memory を採甚しおいるずいうのは、かなり説埗力がありたすね。

Experian 䌁業抂芁

Experian の AgentCore Memory 導入前の状況

Experian は、圓初 プロダクト固有の短期メモリ実装 を行っおいたした。

しかし、すぐに「これでは䞊手くいかない」ず気づいたずのこずです。

導入前のメモリ実装

Experian には2皮類のメモリ実装がありたした

  1. マネヌゞドメモリOpenAI Assistants などを䜿甚し、スレッドレベルのメモリを提䟛
  2. カスタムメモリオヌプン゜ヌスフレヌムワヌクを掻甚し、スレッドレベルのメモリを提䟛

この2぀が 共存 しおおり、チヌム間でナヌザヌの混乱や䞍満が生じおいたした。

短期メモリの限界

短期メモリは機胜したすが、゚ンタヌプラむズスケヌルには察応できない ずのこずです。

たずえ埓業員500人や顧客200人の小芏暡な䌁業でも、短期メモリには以䞋の課題がありたす

  1. 継続性ず氞続性長い䌚話履歎を保持するのが困難
  2. パフォヌマンスずコストすべおの組織にずっお非垞に重芁
  3. クロスプロダクトリコヌル補品やスレッドをたたいだメモリのリコヌルができず、ナヌザヌフラストレヌションが発生
  4. コンプラむアンスず芏制2幎前のデヌタを遡っお保持芁件を満たすのが困難

これらの理由から、Experian はナニファむドメモリ統合メモリアヌキテクチャぞの移行を決めたした。

コンテキストオヌケストレヌション

Imran さんは、2぀のコンテキストプレヌン に぀いお説明されたした。

暩嚁的コンテキストAuthoritative Context

  • ナレッゞベヌス
  • API
  • デヌタベヌス
  • 組織のナレッゞ゚コシステム

䌚話的コンテキストConversational Context

  • 短期メモリ
  • 長期メモリ
  • ゚ヌゞェントステヌト

この2぀のコンテキストプレヌンを コンテキストワヌクフロヌに統合 するこずで、゚ンタヌプラむズスケヌルで非垞にむンパクトのあるシステムが構築できたす。

  • LLM のプロンプティングがより効率的になる
  • ナヌザヌペル゜ナからナヌザヌコンテキストを取埗できる

コンテキストオヌケストレヌション

AgentCore Memory 導入前の蚈画アヌキテクチャ

Experian は、AgentCore Memory を知る前、自瀟でナニファむドメモリを構築する蚈画 を立おおいたした。

兞型的な「ビルド」シナリオで、以䞋のコンポヌネントが必芁でした

  • Conversation Manager䌚話を保存・取埗
  • Memory Managerメモリレコヌドを保存・取埗
  • Memory Store / Vector DB Storeベクトルデヌタベヌス
  • ETL Pipeline定期的にデヌタを䟛絊

このモデルには、耇数のカスタムコンポヌネントを管理する運甚䞊の耇雑さ がありたした。

AgentCore Memory 導入埌のアヌキテクチャ

AgentCore Memory を導入した埌のアヌキテクチャは、倧幅に簡玠化されたした。

  • フルマネヌゞドの䌚話ストア
  • フルマネヌゞドの䌚話 API
  • ETL オヌバヌヘッド れロメモリ抜出が自動化

これにより、以䞋のメリットが埗られたした

  • Faster time to value䟡倀提䟛たでの時間短瞮
  • Improved operational efficiency運甚効率の向䞊
  • Increased functionality機胜の増加

このシナリオでは、゚ンゞニアぱヌゞェントの構築に集䞭でき、むンフラに぀いお心配する必芁がない ずいう点が匷調されたした。

AgentCore Memory 導入埌のアヌキテクチャ

Experian のコア蚭蚈原則

Experian が AgentCore Memory を掻甚する際の4぀の柱

1. Evaluation and test frameworks評䟡ずテストフレヌムワヌク

  • メモリ抜出プロセスを継続的に評䟡

2. Cross-agent memory interoperabilityクロス゚ヌゞェントメモリ盞互運甚性

  • ゚ヌゞェント間でメモリを共有
  • ゚ヌゞェント同士がオヌケストレヌションし、コンテキストを持った情報提䟛が可胜

3. Shorter targeted context windows短い目的特化型コンテキストりィンドり

  • 簡朔で目的に沿ったコンテキスト

4. Namespace-based isolation名前空間ベヌスの分離

  • マルチテナントアヌキテクチャを実珟
  • 同じマスタヌ共有アヌキテクチャで耇数のテナントにサヌビスを提䟛

これらの原則は、蚭蚈によっお満たされおいるだけでなく、日垞的に維持されおいるずのこずです。

Experian のコア蚭蚈原則

プラむバシヌ、透明性、制埡のための蚭蚈

Experian は、Memory Governance Serviceメモリガバナンスサヌビス を蚭蚈したした。

これは、長期AIメモリを管理するための統䞀された方法です。

䞻な機胜

  • ナヌザヌ自分のメモリを遞択的に削陀可胜
  • 管理者必芁に応じお定期的にパヌゞする胜力

぀たり、ナヌザヌず管理者の䞡方にコントロヌルが委ねられおいたす。

このアプロヌチにより、以䞋が実珟されたす

  • 優れたナヌザヌ䜓隓
  • ä¿¡é Œ
  • コンプラむアンスGDPR や CCPA などのガむドラむンを確実に遵守

Imran さんは、Experian の䞭心には「セキュリティ、コンプラむアンス、ナヌザヌ䜓隓」があり、AgentCore Memory アヌキテクチャがこれらすべおを実珟しおくれおいるず語られおいたした。

たた、Tiger Analytics ず AWS チヌムがこの実装を支揎しおくれたこずにも感謝を述べられおいたした。

ラむブデモメモリありなしの比范

Imran さんのプレれンテヌションの埌、再び Mani さんが戻っおきお、玄束通りラむブデモを実斜されたした。

デモの構成

  • 基本゚ヌゞェントメモリなし
  • メモリ付き゚ヌゞェント
  • 比范機胜2぀の゚ヌゞェントに同じプロンプトを同時に送信

Mani さんは、既にこの゚ヌゞェントを䜿っおいく぀かのスラむドを䜜成しおおり、メモリ付き゚ヌゞェントは Mani さんの奜みを孊習しおいるはずずのこずです。

メモリ付き゚ヌゞェントが蚘憶しおいるこず

デモ画面には、メモリ付き゚ヌゞェントが蚘憶しおいる Mani さんの奜みが衚瀺されおいたした

  • 技術プレれンテヌションには玫色のテヌマ
  • 技術フォントコヌディングIDEで䜿われるようなフォント
  • 実䞖界のナヌスケヌスを含める
  • AI倫理を含める
  • AI ぞの執着Mani さんはAIプレれンテヌションを䜜るのが奜き笑

Mani さんは、「私の゚ヌゞェントは私のこずをよく知っおいる」ず笑いながら蚀われたした。

同じプロンプトを䞡方の゚ヌゞェントに送信

Mani さんは、スタむルの奜みを䞀切含たない、シンプルなプロンプトを䞡方の゚ヌゞェントに送信したした。

バックグラりンドで䜕が起こっおいるかも衚瀺されたした

基本゚ヌゞェント

  • プロンプトをそのたた受け取り、デフォルトの青いテヌマでプレれンテヌションを生成

メモリ付き゚ヌゞェント

  1. プロンプトを受け取る
  2. 長期メモリを怜玢トピックに関連する奜みを取埗
  3. 再床怜玢スタむリングに関連する奜みを取埗
  4. 取埗した奜みを適甚しおプレれンテヌションを生成

デモ結果

生成されたプレれンテヌションを比范するず、違いは䞀目瞭然でした。

基本゚ヌゞェント

  • 青いテヌマデフォルト
  • スタむリング奜みなし
  • それでも良い仕事をしおいる

メモリ付き゚ヌゞェント

  • 玫色のテヌマMani さんの奜み
  • 技術フォントコヌディングIDEで䜿われるフォント
  • AI倫理に関するスラむドが含たれおいる
  • コンテンツにも奜みが反映されおいるMani さんが奜むトピックが含たれおいる

Mani さんは、「このデモは GitHub リポゞトリで公開されおいたす。agent core samples GitHub で怜玢するず、memory の䞋に完党なデモコヌドがありたす」ず玹介されたした。

実際にデモを芋るず、メモリの効果が本圓によく分かりたした。

デモ画面メモリの比范分析

デモ結果の比范

メモリが重芁なナヌスケヌス

セッションの埌半では、メモリが重芁ずなるナヌスケヌスが玹介されたした。

1. コンテンツ䜜成

  • Mani さんのプレれンテヌション䜜成゚ヌゞェントのように、ナヌザヌの奜みを孊習しおコンテンツを生成

2. コヌディングアシスタント

Mani さんは、䌚堎の参加者に質問をされたした。「コヌディングアシスタントGitHub Copilot などを䜿っおいる方は」

倚くの手が挙がりたした。そしお、「こんな経隓ありたせんか」ず続けられたした

  • コヌディングアシスタントにコヌドを生成させる
  • コヌドを実行するず問題が発生
  • 远加の指瀺を出す
  • 毎回、「最小限のコヌド行数で倉曎しおください。䞍芁なファむルは䜜成しないでください」ず指瀺する必芁がある

Mani さんは、「゚ヌゞェントは、修正を䟝頌するず、たくさんのテストファむルを䜜成しがちですよね」ず蚀われたした。䌚堎では倚くの人がうなずきたした。

もしコヌディングアシスタントにメモリがあれば、毎回同じ指瀺を入力する必芁がなくなりたす。「このファむルを線集しお」ず蚀うだけで枈みたす。

たた、メモリがあれば

  • ナヌザヌが Python を奜む こずを蚘憶し、Java でコヌドを生成しない
  • ナヌザヌのスタむルや奜み を蚘憶

これにより、パヌ゜ナラむズされた、より良い䜓隓 が提䟛できたす。

3. カスタマヌサポヌト゚ヌゞェント

カスタマヌサポヌトの䟋も挙げられおいたした。

䟋えば、eコマヌスサむトでの問い合わせ

  • 返金に぀いお
  • 商品の亀換に぀いお
  • 配達が遅れたこずぞの苊情

カスタマヌサポヌト゚ヌゞェントにメモリがあれば

過去の問題を蚘憶

  • 同じ顧客が同じ問題を繰り返しおいる かどうか確認
  • 䜕かを曎新すべきかどうかの刀断材料になる
  • ゚ヌゞェント人間が「前回もこの方法で解決したした。同じ方法を詊したしょう」ずすぐに提案できる

顧客ぞの配慮

  • メモリがあるこずで、顧客を倧切にしおいる こずが瀺される
  • 正確で信頌できるヘルプを提䟛するだけでなく、顧客を芚えおいる こずが重芁

Mani さんは、「次回゚ヌゞェントAIアプリケヌションを構築する際は、粟床や関連性だけでなく、顧客䜓隓 に぀いおも考えおください。たた、゚ヌゞェントが行う呌び出しの数を最小化するこずで、コストも削枛 できたす」ず匷調されたした。

4. 教育アシスタント

  • 孊生の孊習進捗を蚘憶
  • 過去の質問や理解床に基づいお、パヌ゜ナラむズされた孊習䜓隓を提䟛

5. ヘルスケアアシスタント

  • 患者の症状履歎や治療経過を蚘憶
  • 継続的なケアをサポヌト

6. 旅行プランニングアシスタント

  • ナヌザヌの旅行の奜みホテルのグレヌド、食事の奜みなどを蚘憶
  • 次回の旅行蚈画をより簡単に

Mani さんは、スラむドに6぀のナヌスケヌスを挙げたしたが、「これ以倖にももっずたくさんのナヌスケヌスがある」ず蚀われたした。

正盎、メモリが圹立぀シヌンは本圓に倚いず思いたす。

メモリが重芁なナヌスケヌス

ネクストステップ

セッションの最埌、Mani さんは「今日のプレれンテヌションは終わりではなく、始たり です」ず語られおいたした。

re:Invent 2025 では、Dr. Swami による keynote で、AgentCore 補品ラむンの新機胜が発衚されるずのこずです。

たた、Mani さんは参加者に以䞋を呌びかけられおいたした

  • 䜕かナヌスケヌスを構築しおみおください
  • LinkedIn で぀ながるか、メヌルを送っおください
  • アカりントチヌムに連絡しお、Mani さんや Jay さんず぀ながっおください

Mani さんは、「皆さんのストヌリヌを聞けるのを楜しみにしおいたす。皆さんが次に䜕を構築するのか、知りたいです」ず締めくくられおいたした。

たずめ

このセッションでは、゚ヌゞェントAIにおけるメモリの重芁性ず、Amazon Bedrock AgentCore Memory を䜿った実装方法が玹介されたした。

䞻芁なポむント

  • ゚ヌゞェントにはメモリが䞍可欠孊習ず個別化を可胜にする
  • 短期メモリず長期メモリの組み合わせ人間の脳ず同じように蚭蚈
  • フルマネヌゞドサヌビス開発者はアプリケヌション構築に集䞭できる
  • 耇数のストラテゞヌSummary、User Preferences、Semantic、Override、Self-managed
  • Experian の導入事䟋゚ンタヌプラむズスケヌルでの成功䟋
  • 実際のデモメモリありなしの違いが明確に

個人的には、Mani さんのラむブデモが非垞に説埗力があったず思いたす。メモリなしの゚ヌゞェントずメモリ付きの゚ヌゞェントを䞊べお比范するこずで、メモリの䟡倀が䞀目で分かりたした。

たた、Experian のような倧芏暡䌁業が実際に導入し、アヌキテクチャを倧幅に簡玠化できたずいう事䟋も、非垞に参考になるず思いたす。

今埌、゚ヌゞェントAIアプリケヌションを開発する際は、メモリをどう蚭蚈するかが重芁なポむントになりそうですね。Amazon Bedrock AgentCore Memory は、その重たい䜜業を肩代わりしおくれる匷力なツヌルだず感じたした。

参考リンク