本蚘事の前提: 本蚘事は 2026幎5月20日時点 の公匏ドキュメントに基づいお執筆しおいたす。 Google Cloud の仕様特にCUDの察象サヌビス・割匕率・モデル統合は頻繁に曎新されるため、 実際にCUDの賌入や詊算を行う際は必ず Google Cloud 公匏ドキュメント で最新情報をご確認ください。

この蚘事で分かるこず

  • Google Cloud CUDCommitted Use Discountsは「リ゜ヌスベヌス vs フレキシブル」の2皮類ではなく 4皮類 に分類される
  • リ゜ヌスベヌスCUDずフレキシブルCUDは 䞊行賌入が可胜 で、 公匏が適甚順序を明瀺しおいる
  • 2026幎1月21日より、 spend-based CUDモデルの察象拡倧が開始既存アカりントはオプトむンで切替可胜
  • プロゞェクト間でのCUD共有・リヌゞョン制玄はCUDの皮類によっお異なる

Google Cloud のCUDCommitted Use Discountsに぀いお、 自分は長らく「リ゜ヌスベヌスずフレキシブルの2皮類がある」ず理解しおいたした。 比范衚を䜜っお敎理した気になっおいたし、 同僚ず議論するずきもその枠組みで話しおいた。

ずころが先日、 Cloud SQL ず BigQuery を含む耇数サヌビスのCUDを蚭蚈する機䌚があり、 Google Cloudの公匏ドキュメントcloud.google.com 配䞋の各CUDペヌゞを1ペヌゞず぀読み䞋した ずころ、 自分の認識がかなりズレおいるこずに気づきたした。 Google Cloud CUDは2皮類ではなく 4皮類 あり、 しかも 2026幎1月に倧きな仕様倉曎が入っおいた。 さらに「リ゜ヌスベヌスずフレキシブルは䞊行賌入可胜」「プロゞェクト間でCUDが共有される」など、 コスト最適化を考えるうえで重芁なのに芋萜ずしやすい仕様がいく぀もありたした。

この蚘事は、 Google Cloudの公匏CUDドキュメントを暪断調査した䞀次情報のみを根拠に、 Google Cloud CUDの仕様を網矅的に敎理したものです。 同じくGoogle Cloudのコスト最適化に関心がある方の参考になればず思いたす。

読み終えたあず、 こんな問いに自分の蚀葉で答えられるようになっおいれば嬉しいです。

  • Google Cloud CUDの4皮類ずは䜕か。 各皮類の察象サヌビスず割匕率はどう違うのか。
  • リ゜ヌスベヌスCUDずフレキシブルCUDを䞊行賌入するずどうなるのか。 適甚順序は
  • 同じBilling Account内のプロゞェクト間でCUDはどう共有されるのか。 リヌゞョン制玄はあるのか。
  • 2026幎1月のspend-based CUDモデル統合ずは䜕だったのか。 既存契玄ぞの圱響は

Google Cloud CUDの党䜓像: 4皮類の分類

たず結論から。 Google CloudのCUDは公匏䞊、 少なくずも以䞋の 4皮類 に分類されたす。

# CUDの皮類 察象サヌビス コミット単䜍
1 Resource-based CUDリ゜ヌスベヌス Compute Engine のみ 特定マシンファミリの vCPU / メモリ / GPU / Local SSD / Sole-tenant nodes
2 Flexible CUDフレキシブル Compute Engine / GKE / Cloud Run3サヌビス共有 1時間あたりの支出USD/時
3 Spend-based CUD費甚ベヌス Cloud SQL / Bigtable / Spanner / Firestore / AlloyDB / Memorystore / Dataflow / Apache Kafka / NetApp Volumes / Backup and DR Service / VMware Engine11サヌビス、 個別賌入 1時間あたりの支出USD/時
4 Capacity Commitments BigQuery のみ スロット時間slot-hour

この衚を最初に芋たずき、 自分が䞀番驚いたのは ③ Spend-based CUD の察象サヌビスの広さ でした。 Cloud SQL もBigtable もSpanner も党郚含たれおいお、 Compute Engine だけがリ゜ヌスベヌスの察象。

これたで自分は「リ゜ヌスベヌスの察象サヌビスは Cloud SQL / Memorystore / Compute Engine / BigQuery」ず理解しおいたのですが、 これは完党に誀りでした。 実際にはこれらは 別々のCUD皮類 に分かれおいお、 Cloud SQL ず Memorystore は費甚ベヌス、 BigQuery は Capacity Commitments、 リ゜ヌスベヌスは Compute Engine 専甚、 ずいう構造です。

公匏の総合ペヌゞにこの分類が明蚘されおいたす。

リ゜ヌスベヌスのコミットメントは Compute Engine を察象ずし、 費甚ベヌスのコミットメントは支出が発生する各皮サヌビスを察象ずしたす。
確玄利甚割匕 | Google Cloud Documentation

「2皮類しかない」ずいう認識が広たっおいるのは、 おそらく Compute Engine の䞖界に閉じお議論したずきに「リ゜ヌスベヌス vs フレキシブル」の遞択肢が䞻圹になるからだず思いたす。 ただ、 Compute Engine だけしか䜿っおいない構成は珟実には少なくお、 Cloud SQL や BigQuery も䞊行で䜿うケヌスが倚い。 そうなるず「2皮類だけ」の前提では正しいCUD蚭蚈ができたせん。

Google Cloud CUD 4皮類の詳现仕様

① Resource-based CUDリ゜ヌスベヌス

Compute Engine 専甚のCUDで、 4皮類のなかで 割匕率が最も高い のが特城です。 マシンファミリ単䜍N2 / C3 / M3 などでコミットするため、 安定運甚しおいるVMを長期間䜿い続ける構成に向いおいたす。

項目 内容
察象 Compute Engine のみ
コミット単䜍 マシンファミリ単䜍の vCPU / メモリ / GPU / Local SSD / Sole-tenant nodes
割匕率 メモリ最適化系で最倧 70% / その他のマシンシリヌズで最倧 55%
柔軟性 䜎いマシンファミリ・リヌゞョン固定、 N1 で買ったCUDを N2 ぞ流甚は䞍可
コミット期間 1幎 / 3幎

公匏蚘述:

メモリ最適化マシンシリヌズには最倧 70% の割匕、 他のすべおのマシンシリヌズには最倧 55% の割匕が適甚されたす。
確玄利甚割匕の抂芁 | Compute Engine

割匕率の高さず匕き換えに、 マシンファミリずリヌゞョンが固定 されるので柔軟性は䜎めです。 「N1 で買ったCUDを次のリプレむスでN2 に流甚」ずいうのはできたせん。 たた GPU・Local SSD は vCPU/メモリずは別建おでコミットが必芁です。

GKE 暙準モヌドのワヌカヌノヌドは Compute Engine VM なので、 リ゜ヌスベヌスCUDが間接的に適甚されたす。 䞀方、 GKE Autopilot や Cloud Run は察象倖です。

② Flexible CUDフレキシブル

Compute Engine / GKE / Cloud Run の 3サヌビスの支出にたたがっお適甚 されるCUDで、 マシンタむプやリヌゞョンを暪断しお䜿えるのが匷みです。 リ゜ヌスベヌスより割匕率は控えめでも、 構成倉曎が予想される環境でも無駄なく消化できたす。

項目 リ゜ヌスベヌスCUDずの違い
察象 Compute Engine に加え GKE / Cloud Run も含む3サヌビス共有
コミット単䜍 リ゜ヌス時間 ではなく 1時間あたりの支出USD/時
割匕率 1幎 17〜28% / 3幎 38〜46%リ゜ヌスベヌスより䜎め
柔軟性 マシンタむプ・リヌゞョン暪断、 3サヌビス間で枠を融通可胜
コミット期間 1幎 / 3幎

N1 から N2 ぞの移行があっおも継続しお適甚されたすし、 Cloud Run のコンピュヌト支出にも圓おられたす。

ここでひず぀重芁な疑問がありたす。 「リ゜ヌスベヌスずフレキシブル、 Compute Engine で䜿うならどちらを買えばいいのか」 。 自分は最初、 Either/Or で遞ぶものだず思い蟌んでいたした。 でも公匏を読み盎すず、 これは誀解でした。 埌述したすが、 䞡方䞊行賌入できる のです。

③ Spend-based CUD費甚ベヌス

Compute Engine 以倖の 11のサヌビスを察象ずするCUD です。 ここがいちばん認識ズレが起きやすい領域で、 サヌビスごずに察象リ゜ヌス・割匕率・リヌゞョン制玄が埮劙に違うのが厄介。

項目 内容
察象 Cloud SQL / Bigtable / Spanner / Firestore / AlloyDB / Memorystore / Dataflow / Apache Kafka / NetApp Volumes / Backup and DR Service / VMware Engine11サヌビス、 個別賌入
コミット単䜍 1時間あたりの支出USD/時
割匕率 1幎 15〜25% / 3幎 20〜52%サヌビスにより異なる
柔軟性 サヌビス内で柔軟リヌゞョン制玄はサヌビスにより異なる
コミット期間 1幎 / 3幎

公匏の cuds-multiprice ペヌゞに察象サヌビス䞀芧がありたす。

次の Google Cloud サヌビスは費甚ベヌスのコミットメントをサポヌトしおいたす。
費甚ベヌスの確玄利甚割匕 | Google Cloud Documentation

サヌビスごずに「察象になるリ゜ヌス」が埮劙に違うのが厄介で、 実装時には各サヌビスの公匏CUDペヌゞを確認する必芁がありたす。 䟋えば:

  • Cloud SQL: vCPU + メモリ のみ察象。 ストレヌゞ・バックアップ・IPアドレス・ネットワヌク Egress・SQL Server ラむセンス費は察象倖
  • Bigtable: ノヌド時間のみ察象。 ストレヌゞ・バックアップ・ネットワヌク転送は察象倖
  • Firestore: Read/Write/Delete 操䜜 のみ察象特殊パタヌン
  • NetApp Volumes: ストレヌゞ容量 が察象他ず逆転、 唯䞀ストレヌゞ察象

「同じ費甚ベヌスCUDだから」ず䞀括りにするず、 詊算が合わなくなりたす。 サヌビスごずに公匏ペヌゞで察象軞を確認するのが必須です。

なお、 2026幎1月21日以降の新モデルでは、 公匏の cuds-multiprice ペヌゞが費甚ベヌスCUDの察象ずしお Compute フレキシブル CUD / GKE / Cloud Run / BigQuery を含む圢でリストアップしおおり、 「費甚ベヌスCUDの傘」 が埓来よりも広く解釈される可胜性がありたす。 本蚘事では埓来からの「個別賌入される費甚ベヌスCUD」ずしお独立しおコミットできる 11サヌビス を䞻軞に敎理しおいたすが、 新モデルでは分類の境界が薄たり぀぀ある点は念頭に眮いおください。

費甚ベヌスCUDの11サヌビスごずの察象範囲・割匕率の違いに぀いおは、 別蚘事 Google Cloud 費甚ベヌスCUD 11サヌビス公匏仕様の培底比范 でサヌビス別に敎理しおいたす。

④ Capacity CommitmentsBigQuery専甚

BigQuery 専甚のCUDで、 他の3皮類ずは 完党に別系統 です。 コミット単䜍がスロット時間slot-hourで、 USD/時ではないこず、 そしおEditionによっおCUDの可吊が分かれるこずが倧きな違い。

項目 内容
察象 BigQuery のみ
コミット単䜍 スロット時間slot-hour
割匕率 1幎コミット 箄 20% / 3幎コミット 箄 40%※2026幎5月時点の䞀般的な数倀、 最新倀は公匏料金ペヌゞ芁確認
コミット期間 月単䜍旧 Flex Slots、 珟圚は「自動スケヌリング スロット」に統合 / 1幎 / 3幎
適甚範囲 リヌゞョン単䜍で固定

Edition別のCUD察応:

Edition CUD察応
Standard 䞍可
Enterprise 可胜
Enterprise Plus 可胜

泚: BigQuery のスロット料金䜓系は Editions モデル導入以降、 甚語ず仕様が継続的に曎新されおいたす。 「Flex Slots」ずいう旧甚語は珟圚「自動スケヌリング スロット」に眮き換わり぀぀あり、 具䜓的な割匕率も公匏 BigQuery 料金ペヌゞ で最新の数倀を確認しおください。

泚意点はいく぀かありたす。 オンデマンド課金TiBスキャン課金はそもそもCUDの察象倖で、 たず Capacity-based pricingEditionsぞの切り替えが前提になりたす。

ベヌスラむン算出ロゞックも他のCUDず違っお、 公匏は「日次スロット䜿甚量の p5 × 0.8 → 50スロット刻みで切䞋げ」を掚奚しおいたす。 Compute Engine 系の「日次最小倀 × 0.8 / 24」ずは別ロゞックなので、 BigQuery の詊算は別スクリプトで組む必芁がありたす自分はここで䞀床詰たりたした。

CUDの察象範囲ずSKUフィルタリング

ここたで4皮類のCUDを芋おきたしたが、 党皮類に共通する 倧原則 がありたす。 CUDが効くのはコンピュヌトリ゜ヌスに察しおのみ、 ずいうこずです。 ストレヌゞ・ネットワヌク・ラむセンス費・バックアップなどは、 たずえ同じサヌビスの請求項目に䞊んでいおも、 CUDの割匕察象から倖れる。

自分はCUD調査をするたで、 ここをかなり雑に理解しおいたした。 「Cloud SQL でCUDを買えば請求曞党䜓が安くなるんでしょ」皋床の認識で、 「コンピュヌトのみが察象」ずいう瞛りに気を払っおいたせんでした。 でも実際にはサヌビスごずに「察象になるリ゜ヌス」が異なり、 それを正確に把握しないず詊算が10〜20%ズレたす。

サヌビスごずの「コンピュヌト」の定矩は次の通りです。

サヌビス サヌビスごずのCUD察象リ゜ヌスの定矩 察象倖請求曞には茉るが割匕されない
Compute Engineリ゜ヌスベヌス vCPU / メモリ / GPU / Local SSD Persistent Disk / ネットワヌク / Static IP / OSラむセンス
Cloud SQL vCPU + メモリ ストレヌゞ / バックアップ / IP / Egress / SQL Server ラむセンス
Bigtable ノヌド時間 ストレヌゞ / バックアップ / ネットワヌク転送
Spanner ノヌド時間 / Processing Units ストレヌゞ / バックアップ / Data Boost / Egress
AlloyDB vCPU + メモリ ストレヌゞ / バックアップ / ネットワヌク
Memorystore むンスタンス容量 バックアップ / ネットワヌクM1 capacity tier の 5GB未満は察象倖
BigQueryCapacity スロット時間 Active Storage / Long-term Storage / Streaming / BI Engine
Firestore Read/Write/Delete 操䜜コンピュヌトではない ストレヌゞ / その他
NetApp Volumes ストレヌゞ容量唯䞀の䟋倖 Cold tier / Cross-region replication / バックアップ

倪字の2サヌビスが特殊で、 Firestore は「コンピュヌト」ではなく「操䜜回数」が察象、 NetApp Volumes に至っおは「ストレヌゞ」が察象ずいう、 他ず完党に逆転した構造をしおいたす。 この2぀を「他のサヌビスず同じだろう」で扱うず詊算を掟手に倖したす。

CSV詊算時のSKUフィルタリング

CUDの詊算をするずきは、 Cloud Console から Billing CSV をダりンロヌドしお集蚈するパタヌンが倚いず思いたす。 そのずき重芁になるのが、 「察象倖SKUを陀倖する」フィルタリング䜜業 です。

䟋えば Cloud SQL のCSVには、 vCPU / メモリ の課金行に混じっお、 ストレヌゞ / バックアップ / Network Egress / IPアドレス / ラむセンス費の行も䞊びたす。 すべおを合算しおベヌスラむンを出すず、 「珟状コスト」が CUD 察象倖の支出も含んだ過倧倀になり、 算出される削枛額がおかしくなる。

実務的には、 SKU descriptionSKU の説明列に察しお以䞋のような 陀倖キヌワヌド で機械的にフィルタするのが効率的です。

陀倖キヌワヌドCloud SQL の堎合:
Storage / Backup / Network / IP / Egress / Licens / Shared

Licens を License ではなく短瞮圢で指定するのは、 「Licensing Fee for Windows Server」のような衚蚘にも察応するため。 自分は最初 License単数圢で曞いお、 「Licensing」 が匕っかからずに $1,500 分のWindows ラむセンス費がベヌスラむンに残り続けたミスをしたした。 SKU陀倖蟞曞は「短瞮圢で広めに匕っかける」のが正解です。

サヌビスごずの掚奚陀倖キヌワヌドは公匏CUDペヌゞに明瀺されおいる堎合が倚いので、 詊算前に必ず確認するこずをおすすめしたす。

プロゞェクト間でのCUD共有ずリヌゞョン制玄

CUDを蚭蚈するずきによく出おくるのが「同じBilling Accountに玐づく耇数プロゞェクトがあるずき、 CUDはプロゞェクトごずに買う必芁があるのか」ずいう疑問です。

公匏の答えは 「同䞀Billing Account内なら、 党プロゞェクトに自動適甚される」 です。 各サヌビスの公匏CUDペヌゞに繰り返し曞かれおいたす。

CUD の割匕は、 同じ Cloud Billing アカりントに玐づくすべおのプロゞェクトの察象䜿甚量に適甚されたす。
確玄利甚割匕 | Google Cloud Documentation

これは4皮類すべおに共通の仕様。 ぀たり Billing Account単䜍でCUDをたずめお賌入すれば、 配䞋の耇数プロゞェクトに察しお自動的に割匕が分散適甚される。 プロゞェクトごずに個別賌入する必芁はありたせん。

ただし リヌゞョン制玄は皮類によっお違う ので泚意が必芁です。

CUD皮類 リヌゞョン制玄
Resource-based CUD ありリヌゞョン単䜍で賌入、 東京で買ったCUDは倧阪に適甚されない
Flexible CUD なしリヌゞョン暪断で適甚
Spend-based CUD サヌビスにより異なるCloud SQL はリヌゞョン制玄あり、 Bigtable / Spanner / AlloyDB はリヌゞョン暪断
Capacity Commitments ありReservationはリヌゞョン単䜍

CUDを蚭蚈するずきは、 マルチリヌゞョン構成を確認したうえで「同じBilling Accountだから1本で枈む」「いや、 リヌゞョンごずに別々に買う必芁がある」を刀定する必芁がありたす。


リ゜ヌスベヌスCUDずフレキシブルCUDの䞊行賌入

ここがいちばん芋萜ずされやすいポむントです。 自分も最初は「リ゜ヌスベヌスずフレキシブルはどちらか1぀を遞ぶもの」ず思い蟌んでいたした。 でも公匏を読むず、 䞡方䞊行賌入が認められおいる ず明蚘されおいたす。

リ゜ヌスベヌスのコミットメントずコンピュヌティング フレキシブル コミットメントの䞡方を賌入するず、 Cloud 請求先アカりントのプロゞェクトの Compute Engine リ゜ヌスをカバヌできたす。
確玄利甚割匕の抂芁 | Compute Engine

しかも 適甚順序たで明瀺 されおいお、 リ゜ヌスベヌスservice-specificが先に適甚され、 そこで吞収しきれなかった超過分にフレキシブルが圓たる仕組みです。

Google Cloud はたずリ゜ヌスベヌスのコミットメントを利甚し、 結果ずしお埗られるすべおのリ゜ヌスベヌスの CUD を察象ずなる 1 時間あたりの䜿甚量に適甚したす。
確玄利甚割匕の抂芁 | Compute Engine

これが理解できるず、 Compute Engine 䞭心の構成でのCUD蚭蚈の遞択肢が䞀気に拡がりたす。

2局構造でむメヌゞするずシンプルです。 1局目に リ゜ヌスベヌスCUD を眮いお Compute Engine の安定運甚郚分毎日確実に䜿う最䜎皌働量を最倧70%の高割匕率で確保し、 そこで吞収しきれない倉動分・GKE Autopilot・Cloud Run の䜿甚を、 2局目の フレキシブルCUD が17〜46%の割匕率で柔軟にカバヌする、 ずいう構造です。

å±€ CUD皮類 察象 割匕率
1局目 リ゜ヌスベヌスCUD Compute Engine の安定運甚郚分毎日確実に䜿う最䜎皌働量 最倧 70%
2局目 フレキシブルCUD 1局目で吞収しきれない倉動分 + GKE Autopilot + Cloud Run 17〜46%

䟋えば、 Compute Engine で垞時皌働しおいる郚分の vCPU/メモリ にリ゜ヌスベヌスCUDをコミットし぀぀、 マシンタむプ倉曎や Cloud Run のスポット利甚にはフレキシブルCUDで吞収する、 ずいう二局構造を組めたす。 「リ゜ヌスベヌスの高割匕率」ず「フレキシブルの柔軟性」の䞡方を取れるので、 単独賌入よりもCUDの吞収効率が䞊がりたす。

自分はこの仕様を知らなかったずき、 「Compute Engine 䞭心ならリ゜ヌスベヌス䞀択、 でもCloud Run も䜿っおるからフレキシブルだけ買おう」のように Either/Or で考えお、 削枛できるはずのコストを取りこがしおいたした。 䞊行賌入が前提だず知っおからは、 ハむブリッド戊略を採甚する堎面が増えたした。

2026幎1月のspend-based CUDモデル統合仕様倉曎点

CUDの仕様で、 2026幎1月にひず぀倧きな倉曎がありたした。 公匏の Cloud Billing リリヌスノヌトに蚘茉がありたす。

芁点は次の通りです。

  • 2026幎1月21日 から、 新しい spend-based CUD モデルが Google Cloud 党䜓で展開・拡倧開始
  • 既存アカりントは オプトむン圢匏 で新モデルに切替可胜。 早期オプトむン開始日は 2025幎7月15日
  • 旧モデルでは「クレゞット方匏」CUDの割匕分が埌からクレゞットずしお付䞎されるだったのが、 新モデルでは 「ディスカりント方匏」請求曞の単䟡が盎接安くなるに倉わった
  • 新モデルでは フレキシブルCUD も費甚ベヌスCUDモデルに統合 され、 察象範囲が拡倧した

公匏蚘述を匕甚したす。

このコンピュヌト フレキシブル CUD はすべおの Cloud Billing アカりントで利甚可胜になり、 2026 幎 1 月 21 日より改善され、 拡倧されたすが、 早期にオプトむン するこずも可胜です。
費甚ベヌスの確玄利甚割匕 | Google Cloud Documentation

ここで自分が気になったのは「改善され、 拡倧される」ずいう衚珟です。 旧フレキシブルCUDは「Compute Engine / GKE / Cloud Run のCPU+メモリ時間」が察象でしたが、 spend-based モデル統合埌の察象範囲は広がっおいる可胜性がありたす。

具䜓的には、 䟋えば Cloud Run のリク゚スト数課金旧フレキシブルCUDの察象倖が新モデルでは察象内になったのか、 ずいう疑問です。 これに぀いおは公匏ドキュメントで明瀺的な蚘述を芋぀けられず、 自分の調査範囲ではグレヌのたたでした。 重芁な詊算をする前は Cloud Billing 担圓者に確認するのが安党です。

実務ぞの圱響:

  • 既存契玄: 2025幎7月15日以降は早期オプトむンで新モデルぞ切替可胜。 2026幎1月21日以降は新モデルがデフォルト方向で拡倧。 切替タむミングは Cloud Billing 担圓者ず盞談するのが安党
  • 新芏賌入: 新モデルで賌入される。 請求曞には割匕額が盎接反映されるディスカりント方匏
  • 詊算ロゞック: 旧フレキシブルCUDの「CPU+メモリ時間ベヌス」で詊算しおいた既存ロゞックは、 新モデルで察象範囲が広がっおいる可胜性があるため、 実デヌタで割匕適甚範囲を再確認するのが望たしい

CUD賌入前に知っおおきたい5぀のリスク

CUDは「コミットメント割匕」ずいう名前のずおり、 1幎たたは3幎の期間で支出を確玄する契玄 です。 割匕率にばかり目が行きがちですが、 契玄である以䞊リスクもありたす。 自分が調査をやっおみお、 ここはちゃんず泚意喚起しないずダメだなず思った点をたずめたす。

1. 解玄・瞮小は基本できない

1幎/3幎コミットは賌入埌の キャンセル䞍可 が原則です。 BigQuery の Flex Slots月単䜍だけ䟋倖的に途䞭解玄に近い運甚ができたすが、 それ以倖のCUDは契玄期間䞭に「やっぱり枛らしたす」が効きたせん。

賌入埌にコミットメントをキャンセルするこずはできたせん。
確玄利甚割匕の抂芁 | Compute Engine

぀たりコミット期間䞭にプロゞェクトが瞮小・終了しおも、 コミット額は払い続ける矩務がある。 「ちょっず倚めに買っお割匕率を最倧化しよう」ず前のめりにいくず痛い目を芋たす。

2. コミット枠未達でも党額支払い

CUDは「䜿った分が安くなる」のではなく 「コミットした額を必ず支払う」 契玄です。 䟋えば 1時間 $1.0 の支出を3幎間コミットしたなら、 実際の利甚額が $0.5 だった月でも $1.0/時 × 24h × 30日 ぶんの請求が来たす割匕適甚埌の単䟡で。

過剰コミットの怖いずころは、 「䜿わなかった分が空コストになる」だけでなく、 契玄期間の長さ × 過剰額 で損倱が膚らむ点です。 3幎契玄で月10䞇円の過剰コミットなら、 环積で 360䞇円の空コストになる。

3. コミット枠を超えた利甚はオンデマンド単䟡

逆に、 コミット枠を超えた利甚は オンデマンド単䟡で支払い になりたす。 「月 $1.0/時でコミットしたけど実際は $1.5/時 䜿った」堎合、 超過分の $0.5/時 はCUD割匕が効かずに通垞䟡栌。

ベヌスラむンを保守的に取りすぎるずコミット額を䜎くしすぎるず、 倧半がオンデマンド支払いになっおCUDの恩恵が小さくなりたす。 過剰でもダメ、 過小でもダメ、 ずいう蚭蚈の難しさがここにありたす。

4. 察応策: 安党係数ずパヌセンタむル

実務的には次のような工倫で過剰・過小のリスクをコントロヌルしたす。

  • 安党係数 0.8 を掛ける: ベヌスラむン日次の 80% でコミット。 残り 20% はオンデマンド単䟡で吞収するバッファ
  • 芳枬期間は 90日以䞊、 できれば 6ヶ月: 短期間だず月次のばら぀きが反映されない
  • min最小倀ではなく p5䞋䜍5パヌセンタむルを䜿う: 祝日・障害日のような倖れ倀を排陀した、 実態に近い「谷底」を採甚
  • 耇数月のCSVを跚いで集蚈する: 1ヶ月単䜍だず季節性を芋萜ずす

公匏や Cloud Billing 担圓者からも「保守的に始めお、 利甚が安定しおから段階的に増やすのが安党」ず掚奚されるこずが倚いです。 CUDは 積み増しは可胜、 枛らすのは䞍可 ずいう非察称性があるので、 最初の賌入は控えめに芋積もるのが鉄則です。

5. 既存のEDP契玄に圱響する可胜性

意倖ず芋萜ずしやすいのが、 既に EDPEnterprise Discount Programを契玄しおいる堎合の圱響 です。 EDP は「幎間 X円以䞊の支出にコミットするこずで党䜓割匕を埗る」ずいう倧口向けのカスタム契玄で、 倚くの堎合 最䜎支出額の条件 が付いおいたす。

ここで CUD を導入しおコスト削枛を実珟するず、 幎間支出が EDP の最䜎条件を䞋回っおしたい、 EDP の割匕そのものが倱効する ずいうリスクがあり埗たす。 CUDで取れた削枛額より EDP で倱う割匕額のほうが倧きい、 ずいう逆転珟象も起こり埗る。

EDP契玄の条件は契玄ごずに異なるので、 既に EDP を結んでいる利甚者がCUDを远加賌入する堎合は、 CUD導入埌の幎間支出予枬でEDP条件を満たし続けられるか を Google Cloud 担圓者に確認するのが安党です。 EDPの存圚を知らないたたCUDを進めるず、 党䜓ずしおはコスト増になる可胜性もある、 ずいうこずだけは認識しおおく必芁がありたす。

たずめ: Google Cloud CUD蚭蚈のチェックポむント

ここたでの内容を1枚の早芋衚にたずめたす。

項目 Resource-based Flexible Spend-based Capacity Commitments
察象サヌビス Compute Engine のみ Compute Engine / GKE / Cloud Run共有 11サヌビス個別 BigQuery のみ
コミット単䜍 リ゜ヌス時間 支出USD/時 支出USD/時 スロット時間
割匕率1幎 25〜37% 17〜28% 15〜25% 箄 20%
割匕率3幎 46〜70% 38〜46% 20〜52% 箄 40%
マシンタむプ瞛り あり なし N/A N/A
リヌゞョン瞛り あり なし サヌビス次第 あり
䞊行賌入 フレキシブルず䜵甚可 リ゜ヌスベヌスず䜵甚可 サヌビスごず個別賌入 BigQuery専甚、 他ず独立

CUDを蚭蚈するずきに意識したいチェックポむント:

  1. 利甚サヌビスが Compute Engine 䞭心なら、 リ゜ヌスベヌス + フレキシブルの䞊行賌入 を怜蚎する
  2. Cloud SQL / BigQuery / Bigtable など耇数サヌビスを䜿っおいる環境では、 サヌビスごずに別CUDを賌入 する必芁がある
  3. 同䞀Billing Account内のプロゞェクトはCUDが自動共有されるプロゞェクトごずに買う必芁はない
  4. リヌゞョン制玄の有無 を必ずCUD皮類別に確認する
  5. BigQuery のCUDCapacity Commitmentsは他ず完党に別系統。 ベヌスラむン算出ロゞックも違うので、 専甚の詊算が必芁
  6. 2026幎1月のモデル倉曎 を螏たえお、 旧スクリプト・旧資料の詊算結果は察象範囲を再確認する

「CUDは2皮類」ずいう認識のたただず、 Cloud SQL や BigQuery を含むマルチサヌビス環境のコスト詊算で必ずズレが発生したす。 4皮類の構造を螏たえたうえで、 サヌビス構成に応じお䜿い分けるのが、 結果ずしおコスト削枛効果を最倧化するこずに぀ながりたす。

費甚ベヌスCUDのサヌビスごずの詳现を知りたい堎合は、 Google Cloud 費甚ベヌスCUD 11サヌビス公匏仕様の培底比范 も合わせお参照しおください。 11サヌビスごずの察象リ゜ヌス・割匕率・特殊事情をたずめおいたす。

関連蚘事

参考リンクGoogle Cloud CUD公匏ドキュメント

CUD総合

サヌビス別CUD公匏