はじめに
2023年11月16日に開催されたAWSome Day Online Conferenceに参加しました。
AWSome Day Online ConferenceとはAWSクラウドに関する基礎知識を無料で学べる、初心者向けのオンラインカンファレンスです。
今回のオンラインカンファレンスに参加しようと思った理由は、
私は日頃AWS利用料の請求代行を行っており、普段AWSを触る機会がないので、実際どのようにAWSを動かしているかや、AWS認定クラウドプラクティショナーを取得してから少し時間が経ったので、復習の意味で参加を決めました。
進行方法
AWS社員の2名の方が登壇し、5つのモジュールを1名がメインで説明を行い、1名がAWSに詳しくない体で受け答えをするという進行方法でした。
内容
モジュール1:AWSの概要、グローバルインフラストラクチャとコンピューティング
初心者向けのイベントなので、クラウドとは何なのか、AWSを利用することでどのようなメリットがあるのかなどの解説をはじめ、AWSの代表的なサービスであるAmazon EC2やAWS Lambdaをどのように動かしているかなど、デモを通して学びました。
モジュール2:ストレージとデータベース
ストレージとは?Webサイトのデータはどこに保存する?などの説明がありました。
ここでもAWSの代表的なストレージサービスであるAmazon S3、Amazon EBS、データベースではAmazon RDS、Amazon DynamoDBを実際の画面を見ながら学びました。
モジュール3:ネットワークとセキュリティ
ネットワークについてはAmazon VPCの説明があり、セキュリティに関してはAWSの最優先事項、責任共有モデル(AWSで提供されるサービスにおいて、AWSが責任を持つ範囲とサービスを利用する顧客が責任を持つ範囲を明確に分ける考え方)については特に詳しく説明がありました。
モジュール4:AWSでイノベーション
IoTや機械学習などのサービスの説明がありました。
個人的にはこのモジュールに興味がありました。
Amazon Rekognitionでは写真を自動分析し、性別や表情、年齢などの情報を予測した結果が確認できます。
AWS IoT Greengrassの説明では実際にAWS IoT Greengrassを取り入れている事例の紹介がありました。
その事例とは、農業系のお客様がAWS IoT Greengrassを取り入れ、土壌の温度や湿度のデータをIoTデバイスを使用することによって検知し、クラウド上で連携・分析をし、生育の管理を行っているとのことでした。
一見、農業とITは無関係と思われますが、昨今では近い関係だというのがわかりました。
AWS Ground Stationはなんと人工衛星をAWSを介して操作・アクセスできるサービス!
打ち上げた人工衛星をGround Stationに紐づけることでGround Stationを経由し、人工衛星と情報のやり取りができるサービスとのこと。
AWSで宇宙と繋がれるとは…すごい!
モジュール5:次のステップの紹介
このモジュールでは、ウェビナーイベント(AWS Summit、AWS Webinar)やハンズオン(ハンズオンチュートリアル)の説明があり、様々なAWSでの勉強方法などの紹介がありました。
AWS Skill Builderでは600を超えるコース(日本語対応は300以上のコース)を無料でいつでもどこでも受講ができます。
こちらは私も使ったことがあるのですが、動画を見ながら勉強ができるので、テキストだけで勉強するよりもイメージがつきやすかったです。
AWSome Day Online Conferenceに参加してみて
今回、基礎を学べるオンラインカンファレンスに参加してみて、「AWSとは」「クラウドとは何なのか」「ストレージって?」など、IT未経験でも分かりやすいイベントでした。
これからAWSを学ぶ方やAWS認定クラウドプラクティショナーを取得する予定の方におすすめしたいです。
次回の初心者向けイベントは2024年1月18日(木)にAWS Builders Online Seriesというラーニングイベントがあるようです。
AWSの基礎を学びたい、AWS認定クラウドプラクティショナーを取得する予定の方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。