2024年2月29日にウェビナー「iret tech labo with partners #7『AWS DB 技術者も登壇!クラウドデータベース移行の理想と現実~アイレットの事例でリアルに解説~』」を開催しました。
データベース技術者である AWS 木村様にもご登壇を賜り、データベースをクラウドに移行するメリットや AWS のマネージドデータベースの活用方法、さらに将来的にデータをモダナイズしていくための方法をご紹介したウェビナーの内容をお伝えいたします!
AWS データベース移行時のデータベースサービスの使い分けと移行手順
AWS 木村様からは「データベースの AWS 移行とデータモダナイズに向けた活用について」と題してお話し頂きました。
AWS には10種類ものデータベースサービスが存在しており、ワークロードの特性により目的別に使い分けることがデータ層をモダナイズしていくための大きなポイントになると述べられていました。
しかし、オンプレミスからデータベースを AWS ヘ移行する場合には、いきなり合致したデータベースを利用することは難しい場合も多々あり、リフトアンドシフト→マネージドデータベースへの移行→目的別の DB を活用する、というように段階的な移行を行なうことでデータ層を含めたアプリケーションのモダナイズを推進していくことが必要だと語られました。
オンプレからクラウドデータベース移行するメリットと注意点
続いて、アイレット小谷のパートでは「クラウドの汎用化に伴い改めて求められる DB 移行の必要性」をテーマにお話ししました。
まず、オンプレミスからクラウドへデータベース移行を行なうメリットですが、
- 初期のキャパシティプランニングが不要になる
- サーバのスペックや台数を後から容易に変更できる
- OS の管理負荷が解消される
などが挙げられます。
さらにクラウドでのサーバーレス構成を目指すことでクラウドのメリットをより深く享受することができます。
移行計画の作り方と手順、マネージドを活用しメリットを最大化するには
それでは、データベース移行計画をどのように立てていけば良いのでしょうか。
オンプレミスからの移行時、一足飛びにクラウドネイティブな形を作ることは難しく、短期的な打ち手と中長期的な打ち手を検討した上での、段階的な移行計画が必要です。
アイレットでは以下のような移行ロードマップをお客様と計画し移行をサポートしております。
お客様から、
- システム構成
- 設計書
- SQL
- DDL
- ソースコード
等を提供いただき、それらを元に移行計画を検討いたします。
AWS データベース移行ツールいろいろ、コスト最適にオンプレから移行するために
既存のオンプレミス環境によって移行手順を検討するともに、移行ツールの選択をする必要があります。
AWS データベースサービスが多数存在するのと同様に、移行ツールも様々な選択肢があります。
- MGN(AWS Application Migration Service)
- SCT(AWS Schema Conversion Tool)
- DMS(AWS Database Migration Service)
等がございますが、お客様の環境を踏まえて最善の移行方法をご提案いたします。
まとめ:データベース AWS 移行計画・手順策定するための方法を解説
データベースの AWS 移行で重要なポイントは以下のとおりです。
- 目的に合ったデータベースサービスを利用する
- 段階的な移行を計画し、最終的にクラウドメリットを最大限享受することを目指す
- 現在の環境に合わせた移行を計画する
データベース移行にお悩みの際には、AWS 導入相談会でへ直接ご相談いただけます。
こちらからぜひお気軽にお問い合わせください。