DX開発事業部 モダンエンジニアリングセクションの西田です。
「Vertex AI Search and Conversation」改め、「Agent Builder」でGoogle Driveがデータストアに選べるようになっていたので試してみました!
データストアの作成
まずはデータストアを作成します。
GWS(Google Workspace)に紐づくIDで認証されます。
注意点として、GWSを利用している組織に紐づくプロジェクトじゃないと利用できません。
利用リージョンでACLを構成しておく必要があるので、誘導に従って作成します。
検索アプリを作成
検索アプリケーションを作っていきます。今のところはGoogel Drive形式のデータストアはこのタイプのアプリにしか使えなそうです。
「Enterprise エディションの機能」はオンにすると検索時にエラーになってしまったのでオフにしています。
「高度な LLM 機能」も挙動に変化がなかったのでオフでいいでしょう。
次の画面で作ったデータストアと紐づければ完成です。
検索アプリを試してみる
作りたて暫くはおそらくエラーがでるので気持ち待ってから触りましょう🖐️
こんな感じでドキュメントの中身まで捜査してGoogle Drive内のファイルを検索してくれます!もちろんクリックすればそのドキュメントにも飛べます。
ドライブ内で検索できるドキュメントはしっかりGoogleアカウントと紐づいているようで、私以外のメンバーにこの検索プレビューを触ってもらったところ出てくる結果が違うことも確かめることができました!
社内文書を扱う上でこの権限制御は超重要ですね!
その他
他の検索アプリにはなかった機能として、ウェブアプリというのがありました。
有効化して暫く待つと、先ほどのプレビュー画面をそのまま一枚ページにした検索画面が立ち上がります。
このページはGoogleログインを通さないとアクセスできないので、特に作り込みをしなくても認証認可が設定された検索ページを得ることができます!
また、他の検索アプリと同じようにウィジェットやAPIも利用でき、こちらもGoogleの認証を通さないと使えないようになっていることが想定されます。
GWSを日常的に使っている企業には、社内文書検索やRAG付きLLMチャットボットなど、社内ナレッジの活用に大いに役立てられそうなアップデートですね!
データストアのコネクタはどんどん増えていくことが予想されるので今後のアップデートも楽しみです。