エンジニアの間ではリモートワークが一般的となりました。社員はたくさんいるし、優秀なエンジニアもたくさんいるのに、自分のチーム以外のエンジニアとエンジニア的な交流をする機会が少ない!という歯がゆい思いをしている方も多いのではないでしょうか。そんな状況に一手打ってみようと、社内で 「もくもく会」 を開催してみました。
このブログでは
- 目指したい社内交流
- もくもく会を実際にやってみてどうだったか?
という2点を考察、共有します。
目指したい社内交流
目指したいこと
- 知の共有がしたい
- エンジニア的に困っていることを直接ききたい
- 自分のエンジニアレベルを把握したい(モチベーションに変換することができる)
- 突発的にLT会や勉強会の実施をしたいが、ハードルが高い。なのでまずは開催の敷居が低い、もくもく会で仲間を作ってからやってみたい。
目指したいことに対する問題
- 単に仕事をしてるだけでは一定のメンバーとしか関われない(社内での技術的な立ち位置がわからない)
- 飲み会や何かしらのオリエンテーションには参加するが、そのあとに続かない。
目指したいことをクリアするには、どんな場があればよいか
- エンジニアなら誰でも参加できる場であること(得意不得意に縛られない)
- 頑張って会話する必要のない場であること(何かしらやることや目的がある)
- 継続しやすい場であること(実施のハードルが低い/コストがかからない)
- エンジニア的にモチベーションの高い人が集まりやすいこと
これらをクリアできるのが 「もくもく会」 なのです。
もくもく会を実際にやってみた
※(前提)もくもく会を実施するにあたって気をつけておくべきこと
- ルールは最低限にする。あまりガチガチにすると参加しにくくなる。
- 内輪な雰囲気を作らない。新しくきた人を超歓迎する。(これ重要)
- ベースはもくもくなので会話の盛り上がりすぎに注意。
会話の時間は、最初と中間と最後などメリハリがあるとよい。
時間と場所
週に一回、虎ノ門オフィスでやってみました。弊社オフィスは虎ノ門ヒルズ24Fにあり、チェアやディスプレイなど最高の環境が提供されています。都内の混雑したカフェにいくよりも圧倒的に快適です。これが自由に使えるなら最高の福利厚生です。
参加状況
いまのところ1か月が経過し、毎回10人前後集まっています。どちらかというと若い方が多く、新卒つながりでの参加も多いです。新卒という繋がりは、会社の中でもとくに強いパワーがあります。
自己紹介
毎回必ず自己紹介を実施するようにしています。どこのどんな人が来ているかをお互いに認識してもらうということは、交流の前提として重要です。
オフラインとオンライン
交流が目的なのでオフラインメインですが、オンラインもつないでいます。名古屋や大阪など別拠点から参加してくれる人もいます。別拠点と交流する機会は少ないので、これも喜ばしいことです。
雰囲気
もくもく会ではありますが、交流がとても活発です。エンジニア的な会話が多く飛び交っていました。もくもく勉強するのはあくまで基盤であり、そこから先の交流が目指したかったところなので、良い空気感でした。(何度も書きますが、もくもくは基盤なので盛り上がりすぎは注意です。もくもくの比率が下がると、ちゃんともくもくやりたい人が来なくなります)
派生したこと
さっそくLT会をやりたいという話があって、すぐに実施が決まりました。他にも勉強会等、いろいろチャレンジしたいという声が挙がってるので、今後もこのもくもく会を起点にしていきたいです。
さいごに
いかがでしたでしょうか。もくもく会、開催してみたくなったでしょうか。
何かをやってみたいとき、突発的に会社に働きかけるのは難しいです。まずはもくもく会から一緒にやってくれる仲間を探して、スモールスタートしてみましょう。
イベントは大事に
さいごにもくもく会から少し話はそれますが、社員が自ら考えて企画してくれたイベントは大事にしましょう。
個人が会社全体に働きかけるというのは、それなりにパワーのいることです。誰でもできることじゃないです。だから誰かが企画してくれたイベントは気にかけて、参加できそうなものは参加してみてるとよいです。
そして、自分がお世話になったイベントなら、再参加して還元してあげることも大事です。たとえば、登壇させてもらったイベントなら、できるだけその後も見る側として参加すること、自分が企画したイベントに来てくれた人のイベントに参加すること、などです。
こういう小さな正のループが少しずつ大きくなって、会社の盛り上がりにつながっていくはずです。この盛り上がりはエンジニア基盤でつながるので、会社全体の技術レベルの底上げになります。
というわけでまだ会社にもくもく会がない!という会社の方は、ぜひ発足させてみましょう!