概要

セッション

事例で学ぶ、競争力を高める生成AI活用の実践的アプローチ (D1-GDI-01)
株式会社NTTデータグループ 本橋 賢二 氏

いかにして、社内外で生成AIを幅広く活用するか。
具体的に、コード生成やプロジェクト効率化、企画作成、旅行プラン作成などの活用方法についてお話しいただきました。

アジェンダ

社内で活用するもの

全社的にチャットボットで検索できたり、開発の際に活用されているようです。


コード生成とか

コメント、テーブル定義書などからコード生成できるようです。
個人的に、テーブル定義書から毎回同じように書き出す作業は、なんとかできないかなあ。と思っていたので、ぜひこんな風にAIを活用してみたいですね。

既存のアプリの言語バージョンアップデートなどを行うための専用のアプリもあります。
画像では、Java 8からJava 17へバージョンアップした際のものです。
結果、生成AIを活用することで、55%作業時間を削減して、効率化できたとのこと。
単純計算で2倍のプロジェクトを完遂できますね。コード書き放題うれしい。

仕様書、テストを生成して活用
他に、プロジェクトマネジメントを補佐したりなど。
AIを使って、課題の特定から、解決策まで提案してくれる

設計書周りのサポート

  • 設計書を生成(画面遷移図、シーケンス図、など)
  • 単体試験をサポート(テスト仕様書の生成、など)
  • PMをサポート(課題に切り出し、など)

お客様向けの活用

これからのトレンドについて、百花繚乱、多種多様活用に活用されています。
紹介例のうち、1つでさえ作るのに時間がかかるというのに…、
とてもスピード感を持って実際のサービスを作られていてとても尊敬です。とてもとても。とても。

これからの生成AIアーキテクチャのトレンドは?

今は、とてもRAGなどが人気ですが、「Autonomous Agents」これから流行ってくると予想されています。
Autonomous Agentsというのは、LLM自身でもプロセスなどを考えて実行してくれるようです。
最近、メジャー単語になってきた、ReAct手法の進化版みたいなイメージかなあ。と思って聞いていました。
複数のLLMを組み合わせて作っていく。が主流になっていそうですね。

具体例

ここからは、生成AI活用の具体例です。
活用方法も幅広く多様で、とてもわくわく君でした。

  1. Xからトレンドを収集・予測

– 顧客向けのアンケートをせずともニーズを調査できるようになった
– 情報を元に面白そうな企画まで提案してくれる
– 実際のサービス化をした実績もあるそう
2. 旅行プランを生成
– 予算、趣味嗜好などから適切な旅行プランを作ってくれる
– Google Mapsとも連携している
3. 薬の飲み合わせリスクを自動検出
– 専門家が見逃したものも検出できた!
4. 自動車事故の過失割合を算出
– ドライブレコーダーの動画から、事故に関するレポートを自動生成
– 過去の判例や、作成されていくレポートなどで学習
– まさに、Gemini得意なマルチモーダルな活用方法
5. プライベートAI
– 外部に出したくないデータ用
– お客様の環境に、プライベートAIを作成

もちろん、ガバナンスへの取り組みも

これからのAIについて

個人的に特に湧き立ったところです。とても心がうおおおお。となりました。
専門AI同士の会話をさせて、案とかブラッシュアップさせていく。
最近は、特に汎用AIから専門AIへの流れをひしひしと感じます。
こんな楽しい時代のエンジニアで、超絶ウルトラハッピーセット。

まとめ

誰もが感じているテクノロジーの速さを追い越すかの如く、ぐんぐん活用されていて驚きでした。
つらめな作業から、人間では想像し得なかった可能性の発見など、まさにAIはアイデア次第ですね。
エンジョイAI!