アイレット株式会社 DX開発事業部です!
DX開発事業部ではお客様のDX実現のために、生成AIのキャッチアップに日々取り組んでおります🔥
本記事では日々アップデートされる生成AI周りのニュースを週刊でお届けします🚀

AWS

LangChainとAmazon DocumentDBのベクトル検索を使用した生成AIチャットボットの構築

この記事では、LangChainとAmazon DocumentDBのベクトル検索機能を活用して、生成AIチャットボットを構築する方法が紹介されています。DocumentDBのベクトル検索により、膨大な非構造化データからの検索が効率化され、LangChainを使って大規模言語モデルと連携することで、より高精度なチャットボットを開発することができます。
記事内に、サンプルも公開されており、簡単に試すことができるので、一度試してみてはいかがでしょうか。

Amazon SageMaker HyperPodがAmazon EKSサポートを導入

re:Invent 2023で発表された、Amazon SageMaker HyperPodが新たにAmazon EKS(Elastic Kubernetes Service)をサポートするようになりました。これにより、Kubernetes上で大規模な機械学習トレーニングの効率が向上します。複数のAIアクセラレータを活用してMLモデルを分散トレーニングでき、トレーニング時間を最大40%短縮できます。EKSとSlurmの間でのシームレスな切り替えや、リソースの最適な利用が可能になり、より柔軟でスケーラブルなMLワークフローの構築が容易になるようです。

AWS AI Stack – A ready-to-use, full-stack boilerplate project for building serverless AI applications on AWS

Serverless Frameworkを使って認証機能がついたフルサーバレスなLLMチャットアプリをデプロイできるボイラープレートが公開されています。

Google

Generative AI Summit Tokyo ’24 Fall

2024年10⽉24⽇(木)11:00〜「Generative AI Summit Tokyo ’24 Fall」が開催されます。
本イベントでは、「Gemini」、そして「Vertex AI」について、お客様の事例を中心に具体的な活用方法をご紹介します。
アイレットはスポンサーとして参加、DX開発事業部 モダンエンジニアリングセクション セクションリーダー 西田 駿史 がセッションに登壇します!

Needle in a HaystackテストとGemini 1.5 Proによる解決方法

AIモデルの「Needle in a Haystack」テストは、特定の情報を膨大なデータから見つけ出す能力を測るもので、Googleの Gemini 1.5 Proは業界最高の2百万トークンのコンテキストウィンドウを持ち、99.7%以上の正確性で情報を取得することができます。
テスト結果からこのモデルは、テキスト、動画、音声の各モダリティで優れたパフォーマンスを示し、特に長文の処理や複雑な対話においてその能力を発揮していることが示されています。AIの進化においてはより大規模なデータの中から情報を見つけ出す能力が求められており、Gemini 1.5 Proは業界を牽引するモデルの1つとして今後の活躍が期待されます。

AIのハルシネーションを抑えるDataGemmaモデルの登場

DataGemmaはAIのハルシネーション問題に対処するために設計された初のオープンモデルであり、GoogleのData Commonsからの実世界の統計データを活用しています。大規模言語モデル(LLM)は、膨大なテキストを処理し情報を生成しますが、不正確な情報を自信を持って提示するというハルシネーションが発生する可能性があります。
この問題を解決するために、DataGemmaはRIG(Retrieval-Interleaved Generation)とRAG(Retrieval-Augmented Generation)という手法を用いて、信頼できる情報源からデータを取得し、LLMの正確性を向上させています。

NotebookLMでAudio OverAudio Overviewが利用可能に

NotebookLMに新機能「Audio Overview」が導入され、ユーザーがアップロードした資料について音声ディスカッションを作成できるようになりました。この機能では、2人のAIホストが資料を要約し、関連するトピックをつなげて会話形式で提供します。
音声はダウンロードして使用可能などの利点がありますが、まだ実験段階であり正確性や英語のみでの提供などいくつかの制限があるため今後のアップデートが期待されます。

試しに弊社サービスサイトをソースにディスカッションしてもらったものの冒頭をGeminiに文字起こし、翻訳させてみた結果がこちら。

Okay, so imagine this. 
Right.
You're a business leader here in Japan.
Okay.
You're seeing the competition pull ahead with cloud technology.
Yeah.
You know, you need to make the move, but the whole thing feels like
Mhm.
stepping onto a roller coaster blindfolded.
Yeah.
It's a common fear.
Right.
And that's where a company like Cloudpack comes in. They're like the seasoned navigators of the Japanese cloud landscape.
Yeah. And I'm seeing they've worked with over 2,500 companies.
Wow.
From giants like Mitsubishi Materials to
more tech-savvy companies like Cybersecurity Cloud.
Right.
So they're not dipping their toes in the water.
No.
They've been an AWS Premier Tier Services Partner for 10 years running.
That's huge.
What does that even mean?
Yeah, it's not just a fancy title. It's think of it as like the gold standard of cloud expertise.
Mhm.
To earn that, Cloudpack has to meet incredibly high bars set by AWS, proving their technical chops,
Mhm.
demonstrating successful client projects,
Right.
and basically, you know, living and breathing AWS best practices.
So it's not just about selling a service, it's about being a trusted advisor.
Exactly. Exactly. It's about guiding businesses through that entire cloud journey.
Mhm.
And it's not just AWS, it's also a Google Cloud Premier Partner.
Wow.
What's fascinating is they've mastered this one-stop-shop approach.
Okay.
Handling everything from that initial cloud setup to the nitty-gritty of ongoing management and even developing custom systems.
Mhm.
Okay. Let's unpack this one-stop-shop idea because that sounds incredibly appealing.
It is.
Especially for businesses that might not have the internal resources to build a whole cloud team.
Right.
You've got it. You've got it.
Okay.
Think about it. Instead of juggling multiple vendors, contracts, points of contact, you have Cloudpack there to streamline everything.
Mhm.
They become an extension of your team.
So you're saying that by partnering with Cloudpack, businesses can essentially sidestep a lot of the headaches
Yes.
and complexities that often come with cloud migration and management.
Oh.
Exactly.
That's huge.
It is. It's a major selling point for them, for sure.

**OK、では、こう想像してみてください。**
**そうです。**
**あなたは日本のビジネスリーダーです。**
**はい。**
**競合他社がクラウドテクノロジーで先行しているのを見ています。**
**そうですね。**
**移行する必要があることは分かっていますが、全体がまるで**
**ふむふむ。**
**目隠しをしたままジェットコースターに乗るような感覚なのです。**
**そうですね。**
**それはよくある不安です。**
**そうです。**
**そこで、Cloudpackのような企業の出番となるのです。彼らは日本のクラウド環境におけるベテランのナビゲーターのようなものです。**
**そうです。そして、2500社以上と連携しているのを見ました。**
**すごいですね。**
**三菱マテリアルのような大企業から、**
**サイバーセキュリティクラウドのようなテクノロジーに精通した企業まで。**
**そうですね。**
**つまり、彼らは水に足をちょっとつける程度ではないのです。**
**いいえ。**
**彼らはAWSプレミアティアサービスパートナーとして、10年間連続でその地位を維持しています。**
**それはすごいですね。**
**それは一体どういう意味ですか?**
**はい、単なる飾り文句ではありません。それは、クラウドの専門知識におけるゴールドスタンダードと考えてください。**
**ふむふむ。**
**それを獲得するために、CloudpackはAWSが設定した非常に高いハードルをクリアしなければなりません。技術力を証明し、**
**ふむふむ。**
**クライアントプロジェクトの成功事例を示し、**
**そうです。**
**そして基本的に、AWSのベストプラクティスを実践しているのです。**
**つまり、単にサービスを販売するだけでなく、信頼できるアドバイザーであるということですね。**
**その通りです。その通りです。それは、ビジネス全体をクラウドジャーニーを通して導くということです。**
**ふむふむ。**
**そして、AWSだけでなく、Google Cloudのプレミアパートナーでもあります。**
**すごいですね。**
**興味深いのは、彼らがこのワンストップショップのアプローチをマスターしていることです。**
**分かりました。**
**初期のクラウド設定から、継続的な管理の細かい部分、そしてカスタムシステムの開発に至るまで、すべてを処理します。**
**ふむふむ。**
**分かりました。このワンストップショップのアイデアを詳しく見ていきましょう。なぜなら、それは非常に魅力的に聞こえるからです。**
**それは魅力的です。**
**特に、クラウドチーム全体を構築するための社内リソースがないかもしれない企業にとって。**
**そうです。**
**理解しました。理解しました。**
**分かりました。**
**考えてみてください。複数のベンダー、契約、コンタクトポイントを調整するのではなく、Cloudpackがいて、すべてを合理化してくれるのです。**
**ふむふむ。**
**彼らはあなたのチームの延長になります。**
**つまり、Cloudpackと提携することで、企業は基本的に、**
**はい。**
**クラウド移行と管理に伴う多くの頭痛の種や複雑さを回避できるということですね。**
**ああ。**
**その通りです。**
**それはすごいですね。**
**そうです。それは彼らにとって大きなセールスポイントになるでしょう。**

実際の音声も相槌が自然で人間が喋っているのと見分けがつかなかったです!

OpenAI

推論を行う全く新しいモデルOpenAI o1がプレビュー公開

OpenAIがかねてから噂されていた新しいモデル「o1-preview」と「o1-mini」をプレビュー公開しました。
これまでのモデルと違い、モデル自身が受け取ったプロンプトを元に推論を行ったうえで回答とその答えに至った推論過程を返却します。
推論自体にはある程度時間がかかりますが、これまでのモデルでは解けなかったような問題が解けると期待されています。
Azureでも利用可能で、GitHub Copilotとの統合も行われるようです。

Oracle

人工的なデータベースデータ生成のためのSelect AIを発表

テーブルのスキーマ構造からLLMによって疑似データを作成する機能が発表されました。
本番ワークロード相当のテストを行うために大量のテストデータがいる場合などに活用できそうです。

アイレット

生成 AI を活用した“社内限定”のグルメ情報スマホアプリの導入事例が公開されました

アイレットは、社内コミュニケーションを活性化するために、オフィス周辺のランチ情報を共有できる社内限定のスマートフォンアプリを開発しました。このアプリでは、ユーザーが評価コメントを投稿することができ、コメント投稿が一定数に達すると称号を獲得できる仕組みが採用されています。
また生成 AI を活用したアバター作成機能により、利用者は楽しみながらアプリを継続的に利用できるようになっています。アジャイル型開発プロセスを導入し、スムーズなプロジェクト進行を実現しました。

生成 AI 活用の推進に向け KDDI、KDDIアジャイル開発センターと Amazon Bedrock を活用した実証実験を実施しました

アイレットは、KDDI株式会社が企業・自治体での生成 AI 活用の推進に向けて実施する活動の一環として、KDDI、KDDIアジャイル開発センター株式会社と共に KDDI 社内での実証実験を実施しました。

画像生成AI Adobe Firefly × Illustrator

DX開発事業部の望月がAdobe Fireflyを使ってみた記事を書いています!

その他

新型iPhoneが発表。Apple Intelligenceは年内に米国英語のベータ版から公開予定

Appleの新型iPhoneが発表されました。iPhone 16、iPhone 16 ProともにiOSのAI機能であるApple Intelligenceは利用できますが、日本語で使えるようになるにはもうしばらく待つ必要がありそうです。

『GitHub Copilot Enterpriseの限定公開ベータでモデルのファインチューニングが可能に』

GitHub Copilot Enterpriseの限定公開ベータで、モデルのファインチューニングが可能になり、組織が独自のコーディング手法に合わせたコード提案を受け取れるようになります。
これにより、よりプロジェクトやチームのコーディングスタイルやドメイン知識を持ったコード提案が受けられるようになることが期待できそうです。


次週はどんなニュースがあるでしょうか。お楽しみに✋

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