はじめに

こんにちは!DX事業部の酒井です!
Google Cloud Gen AI Hero Program第2弾!事業部合宿1日目の開催レポートとなります!
Google Cloud Gen AI Hero Programについては、前回の記事をご覧ください。

さて、DX開発事業部で進めていたGoogle Cloud Gen AI Hero Programですが、前回の1dayワークショップに加え、なんとコーポレート統括本部と連携したチーム開発を、約3ヶ月に渡り実施していました!
お題は、「コーポレート統括本部のお困りごとを生成AIを用いて解決すること」
1チーム約10人の、計4チームで行い、それぞれ

  • 新卒採用グループ
  • 新卒育成・総務労務グループ
  • 法務グループ
  • 人事企画グループ

の方々と連携しながら、要件定義からテストまでを行いました!
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!

事業部合宿について

DX開発事業部では、昨年「研修を通して、セクションの垣根を越えてコミュニケーションを取りやすくすること」を目的とした1泊2日の事業部合宿を行いました。(参照:去年の開催レポート
今年は、それに加えて、前述したチーム制作の発表も盛り込んだ事業部合宿を行いました!
本記事では、1日目の内容や様子をご紹介いたします!

施設紹介

今回合宿で利用させていただいたのは、昨年と同じく東京都の多摩センターにあるLINK FORESTという宿泊研修施設です。
入口

エントランス

廊下/ワークスペース

当日のスケジュール

合宿1日目は以下のスケジュールで行いました。

  • 10:50 LINK FOREST集合
  • 11:00 ~ 12:55 グループワーク
  • 12:55 ~ 13:55 ランチ
  • 13:55 ~ 16:15 ディベート大会
  • 16:15 ~ 17:30 チーム対抗戦
  • 17:30 ~ 18:30 自由時間
  • 18:30 ~ 20:30 宴会

 

研修内容

今年はチームを柔軟に変えつつ研修を実施しました!
具体的な研修内容としましては、下記を実施しました。

  • コンセンサスゲーム
  • QA観点ゲーム
  • ディベート大会
  • UXチャレンジ
  • 競技プログラミング

コンセンサスゲーム

昨年に引き続き、まずはチームメンバー同士お互いのことを知ってもらうためのアイスブレイクとして、コンセンサスゲームを実施しました。
コンセンサスゲームとは、提示された課題についてチームメンバーで話し合いを通して合意形成し、結論を出すゲームです。
今回参加者の皆さんには「砂漠からの脱出」に挑戦していただきました。

問題文

ある日、あなたたちが乗った小型飛行機がアメリカ南西部の砂漠に不時着しました。
機体は大破し操縦士は死亡しましたが、皆さんは無事です。
無線で救援を求めることができず、最寄りの居住地は110km南南西にあります。
周囲は不毛の砂漠で気温は約43℃、地面近くでは50℃に達します。
軽装で持ち物はほとんどありませんが、飛行機から次の12のアイテムを回収しました。
アイテムの優先順位を1番から12番までつけてください

アイテム一覧

  • 懐中電灯
  • 食塩
  • この地域の航空写真の地図
  • 1人につき1リットルの水
  • ビニールの雨具
  • 食用動物図鑑
  • 方位磁石
  • 1人1着のコート
  • 弾薬の装填されている45口径のピストル
  • 化粧用の鏡
  • パラシュート
  • 約2リットルのウォッカ

選択肢が多く難易度の高いお題でしたが、今年もそれぞれのチーム内で真剣に、楽しく議論している様子が見受けられました!
発表はそれぞれのチームの新卒のメンバーが積極的に行っており、若手がどんどん挑戦していく様子が見受けられました!

QA観点ゲーム

アイスブレイクのあとは、少しエンジニアらしいゲームにチャレンジしていただきました!
QA観点ゲームとは、出されたお題に対して、品質を担保するためのテスト観点をチームで話し合っていただくゲームです!
今回のお題は、ドラえもんのひみつ道具、スモールライトです!
それぞれのチームでスモールライトの仕様から話し合っていただき、チームで出たテスト観点を発表していただきました!
あまり思いつかないテスト観点や、一捻り加えた仕様でのテスト観点など、チームごとの色が出ている発表でした!

ディベート大会

ランチを挟んだあとは、午前とチームを変えて、ディベート大会を行いました。
お題は、「小学生にスマホを持たせるべきか」の教育・育児に関するものやエンジニア関連のものを用意しました!
普段からあまり馴染みのないゲームでしたので、最初はやり方がうまくわからないチームもありましたが、途中からは皆さん白熱した議論を繰り広げていました!

UXチャレンジ

UXチャレンジとは、その名の通り各チームでUI/UX改善案を出し合ってもらうゲームです!
今回は本サイト、iret.mediaのUI/UX改善案を話しあってもらいました!
サイト閲覧者の視点だけでなく、執筆者の視点など、多くの改善案を出していただきました!

競技プログラミング

1日目最後の研修では、昨年も行った競技プログラミングの問題を体験していただきました!
今年はLeetCodeというサイトを利用し、実際の問題にチャレンジしていただきました!
全4問用意されており、チームで取り組んでいただきました!

1問目:与えられた整数を逆にした値を返す

  • 符号付き 32 ビット整数 x が与えられたら、x の桁を反転して返す。
  • xを反転すると符号付き32ビット整数の範囲[-2^31, 2^31 – 1]から外れてしまう場合は0を返す。

unnamed.png

 

2問目:桁数が偶数の数がいくつあるかを返す

  • 整数の配列numsが与えられる。この中で桁数が偶数の数がいくつあるかを返す
  • ただし、下記条件を満たす

<条件>
1 <= nums.length <= 500
1 <= nums[i] <= 10^5:
unnamed (1).png

 

3問目:数独の盤面が有効かどうかを返す

  • 前提
    • 9×9の数独の盤面が存在している
  • 内容
    • 現在入力されている数字が数独のルールに従って配置されているかどうかを判定する(※数独の問題を実際に解くわけではない)

unnamed (2).png

 

4問目:簡単な検索サジェストシステムの作成

  • 前提
    • 商品リストproductsが存在
    • ユーザーはsearchWordを入力する
  • 内容

- searchWord が入力されるたびに、productsから辞書順で最大3つの一致する商品を返す。ただし、下記条件が存在する

  • 条件
    • 1 <= products.length <= 1000
    • 1 <= products[i].length <= 3000
    • 1 <= sum(products[i].length) <= 2 * 10^4:
    • 1 <= searchWord.length <= 1000:
  • 商品リスト products 内のすべての文字列はユニーク
  • products[i] /searchWordは小文字の英字のみで構成

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1, 2問目は多くのチームが解いていましたが、3, 4問目は苦戦しているチームが多く、チーム内で分担して進めている様子が見受けられました。
最後には、正解者が皆さんへ考え方と実装の仕方を説明してくれました。ありがとうございました!

これで合宿1日目の全工程が終了しました!
参加者の皆さん、お疲れ様でした!

研修が終わった後は、懇親会を行いました。
普段遠方に住まれている方も参加されていたので、普段話す機会のない方とお話しできました。
セクションやグループ関係なく談笑されており、運営側としてもとても嬉しく思いました!

懇親会終了後は自由時間となっており、集まって続きを行う方や、1人部屋でゆっくりされる方など、思い思いの時間を過ごしていました。

1日目を終えて

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
以上が合宿1日目の内容と様子になります!

合宿の様子や、アンケートで

  • どんな方か知らなかった方とも話せたので、話しかけやすくなりました
  • 案件で関わりのなかったメンバーと一緒に開発ができて仲良くなれたと思う
  • 普段の業務での会議の発言、Slackの連絡のハードルは下がったと思います

などのお声をいただいたことから、合宿の目的の1つである、「研修を通して、セクションの垣根を越えてコミュニケーションを取りやすくすること」 を達成できたように思います!

合宿2日目は、今回の合宿のもう1つの目的である「チーム制作の発表」を行いました。
そちらの記事も近日公開されますので、お楽しみに!