アイレット 第四開発事業部の渡邊です。
9月8日に第四開発事業部初の試みとなる、事業部内合宿研修を実施しました。
この記事では合宿の内容や様子をご紹介いたします。

合宿実施の目的

今回の合宿は「研修を通して、セクションの垣根を越えてコミュニケーションを取りやすくすること」を目的としていました。
第四開発事業部は新卒中途ともに多くの人が入ってきており、今もなお、より大きな組織へと成長しています。
人数が増えると同時にセクションも増え、セクションが異なるとコミュニケーションをとる機会がなくなってしまうという問題があったため、コミュニケーション不足を解消したいと考え、今回の合宿を実施することにいたしました。

施設紹介

今回合宿で利用させていただいたのは、東京都の多摩センターにあるLINK FORESTという宿泊研修施設です。
2020年にできたばかりの施設で、設備が整っており、非常に綺麗でした。

LINK FOREST入り口

エントランス

廊下/ワークスペース

当日のスケジュール

合宿当日は以下のスケジュールで進行しました。
9:45 LINK FOREST集合
10:00~13:00 会議室移動→研修・勉強会
13:00~14:00 ランチ
14:00~17:30 研修・勉強会再開
17:30~18:30 自由時間
18:30~20:30 宴会
20:30~ 自由時間

合宿当日は台風が関東に直撃したにも関わらず、参加希望者28名全員に参加していただけました。
LINK FORESTに到着した方から会議室に移動していただき、10:00には無事に研修を開始することができました。

研修内容

5人チーム4つ、6人チーム1つに分かれて、それぞれのチーム内で課題に対処するという形で研修を実施しました。
具体的な内容として、以下の3つの題材を用意しました

  • コンセンサスゲーム
  • 自由作成ワーク
  • 競技プログラミングの問題に挑戦

コンセンサスゲーム

まずはチームメンバー同士お互いのことを知ってもらうためのアイスブレイクとして、コンセンサスゲームを実施しました。
コンセンサスゲームとは、提示された課題についてチームメンバーで話し合いを通して合意形成し、結論を出すゲームです。
今回参加者の皆さんには「NASAゲーム」に挑戦していただきました。

NASAゲーム問題文
あなたは宇宙船に乗って月面に着陸しようとしている宇宙飛行士です。
月面には母船が待っていますが、機械の故障で母船から約200km離れた所に不時着してしまいました。また、搭載していた機械の多くも破損してしまい、使えそうなものは15 アイテムしかありません。
この15アイテムの中で最も生存に必要なものは何か、最も必要なものを1として1~15番までの優先順位をつけてください。

  1. パラシュート
  2. ソーラー発電式の携帯用ヒーター
  3. 箱に入ったマッチ
  4. 宇宙食
  5. 15mのナイロン製テープ
  6. 45口径ピストル×2丁
  7. 粉ミルク×1ケース
  8. 酸素ボンベ×2本
  9. 月面用の星座表
  10. 自動的に膨らむ救命ボート
  11. 方位磁石
  12. 水19リットル
  13. 照明弾
  14. 注射器の入った救急箱
  15. 太陽電池のFM送受信機

選択肢が多く難易度の高いお題に対して、それぞれのチーム内で真剣に、そして楽しげに議論している様子が見受けられました。

それぞれのチーム内で結論が出たら、いよいよ発表の時間です。
発表はそれぞれのチームの新卒のメンバーが積極的に行っており、若手がどんどん挑戦していくアイレットらしさを感じました。

それぞれのチームの結論を聞いたうえで再度ディスカッションを行い、コンセンサスゲームは終了しました。

自由作成ワーク

意思疎通のハードルを下げたところで、いよいよ今回の研修の目玉である、自由作成ワークが始まりました。
自由作成ワークは私たち運営側が用意したお題に沿ったアプリを考え、実装していただくという内容の研修です。
今回のテーマは「便利なもの、役に立つもの」かつ「リクエストを送信したら適切なレスポンスを返すもの」でした。
自由度が高いテーマに戸惑いつつも、どのようなアプリを作るか話し合っている皆さんはとても楽しそうでした。

ほとんどのチームが作成するアプリの案を決めたところで、一度お昼休みの時間となりました。
外は大雨でしたが、それぞれの仲を深めるためにメンバーで外食に行かれるチームも多くありました。

お昼休み後はどのグループも実装に取り掛かっていました。
限られた時間の中で少しでもクオリティの高いものを作ろうと、協力しながらベストを尽くしていたように思います。

作成に熱中している間にあっという間に時間が経過し、いよいよそれぞれのグループが作ったアプリの発表時間です。
発表の際はスクリーンに自身のパソコンを投影して、作成したアプリを実演していただきました。

「定時お知らせアプリ」や「健康管理アプリ」、「職場近くのおすすめの飲食店を教えてくれるアプリ」など、様々なアイディアが形になっていました。
実装にあたっての苦労話や、「時間内にできたこと」と「やりたかったけどできなかったこと」も聞くことができ、短時間で実装する難易度の高さも学ぶことができたように思います。

競技プログラミングの問題に挑戦

自由作成ワークも終え、研修はいよいよ大詰めです。
最後の研修では皆さんに競技プログラミングの問題を体験していただきました。
皆さんに取り組んでいただいた問題は以下の2問です。

問題1

問題2

最初の問題は難なく解いており、20分ほどで全員実装できていました。
2問目には中々苦戦しているようで、ホワイトボードで図解したり、チーム内で相談している様子が見受けられました。

熟考の末に、セクションリーダーの西田さんが唯一正解にたどり着き、皆さんへ考え方と実装の仕方を説明してくれました。
西田さんありがとうございました。

こうして研修の全工程が終了しました。
参加していただいた皆さんお疲れ様でした!

研修が終わった後は1時間の休憩時間を挟んでから、懇親会を行いました。

懇親会では研修の時のチームや普段のグループ関係なく、話す機会の無い方同士で話しているようでした。
皆さんが楽しそうにお話ししている様子を見ることができ、運営側としても、とても嬉しく思いました。

懇親会終了後は自由時間となっており、集まって懇親会の続きを行う方や、1日の疲れを1人で静かに癒す方など、皆さんも思い思いの夜を過ごしているようでした。

翌日の朝は自由解散だったため、朝10:00までには全員撤収しました。

参加者の声

合宿を実施してから数日後にアンケートを実施し、参加者の方から感想をいただきました。
こちらではその中から抜粋したものを紹介させていただきます

「普段あまり関わりのないセクションの方とも関わることができ、非常に有意義な時間を過ごすことができた」

「仕事外の交流の時間を持てたことで普段の仕事もやりやすくなったと感じます!」

「楽しくて、学びもあって、事業部の繋がりも濃くなった気がしてすごく良い機会 だったなと思いました!」

合宿を終えて

合宿中の様子やアンケートの結果を見て、目的としていた「セクションの垣根を越えてコミュニケーションを取りやすくすること」を達成できたように思いました。
アンケートで新しく出た要望や改善点も反映して、来年はさらにブラッシュアップした合宿を実施したいと考えております。
そして、この合宿を第四開発事業部の恒例行事にしていけたらと思います。