こんにちは!コーポレート統括本部 人事企画グループです。
アイレットでは、2022年より「PM育成研修」をスタートしています。エンジニア・PM人材の不足が世間で叫ばれるようになって久しい今、それならば育ててしまおう!ということで、社内で内製化研修を企画し、育成を始めています。
PM育成研修第1期生、川村彰のインタビューはこちらに掲載されています。
23年上期のPM研修は、今回第3期目となる第四開発事業部に加え、エンタープライズクラウド事業部(EC事業部)の第1期目が同時期に実施されました。
この記事では、2事業部間で行ったPM研修の「合同取り組み発表会」について、ご紹介いたします。
PM育成研修は今年で2年目、受講生もまだ少ないことから、取り組み内容が社員にもまだあまり知られていません。また、今回は2事業部同時の実施でしたが、カリキュラムや進め方はそれぞれ別であり、両事業部の講師、受講生も互いにどんなことを学んでいるかは知りません。そこで、発表会を行うことで、PM育成研修をより多くの人に知ってもらい、他事業部に対する理解や交流の機会にもなればと、講師・受講生から直接語ってもらう会を企画しました。
【発表会概要】
2事業部の社員のみのクローズドな会でしたが、60名以上が参加しました。参加者はGoogle Meet(オンライン会議ツール)にて、スタンプリアクションを使用しながら、会を大いに盛り上げてくれました。
【アジェンダ】
当日のアジェンダはこちらです。メインは受講生と講師のパネルディスカッションです。
【人事からの概要説明】
まず、人事より、研修の目的やこれまでの研修実施状況、今回の研修の形式やスケジュール、講師と受講生の紹介を行いました。
【受講生パネルディスカッション】
受講生には、お題に対する回答を事前に短い言葉で考えてもらい、当日は一人ひとりからその詳細を話してもらいました。
▶️お題「社内のPM研修だからこそ学べたこと」
三好:アイレットの実際の案件がベースになっていて、そこでのメンバーとしての振る舞い
と、PMとしての振る舞いの差が明確にわかりやすかったと思いました。
「アイレットにメリット生み出すには、このポイントでcloudpackを売り込むような
提案をするのもありだよね」といった、実際に今後生かしやすい、生のアドバイスを
頂けたのが、社外やオンデマンドの研修では学べないような学びでした。
神谷:研修の最初に、自分のPM像も話していて。毎回の課題の回答への講師からのFBでは
「神谷さんがそういうPMを目指しているなら、こういうところにも気をつけよう」
といった個別のアドバイスをいただき、学びを得られたところが一番大きいかなと
思います。
武内:座学やオンデマンドの研修では、どうしても受け身になって、何も考えないで聞いて
しまうことがあります。実際にロールプレイや仮想案件をやることで、自分から能動
的に動かないといけないことが座学では得られない大事な経験かなと思いましたし、
そこでうまくいかなかった時に、実際近くにいるPMからアドバイスを受けられる
ところは、すごくいいんじゃないかなと思いました。
矢原:今回の仮想案件では、いつも一緒に仕事をしているメンバーや上長に、お客さん役に
なってもらったのですが、その時にすごい緊張感で、なぜだか実際のお客様を相手に
する時より緊張してしまいました(笑)。ただ、その緊張感の中でコミュニケーションを
学べたのはすごく大きかったです。おかげで、今は適度な緊張感で、お客さんとの
定例に臨めています。
(横倉さんは発表会当日は欠席でした)
社内の先輩PMである社員から、豊富な経験談やノウハウを実際の事例を交えて聞けることや、少人数だからこそじっくりと向き合ってもらえること、聞くだけでなく実際にやってみるプロセスから身体で学べることなど、社内で実施するからこその良い点をたくさん話してくれました。
また、同じ研修を受けていても、受講生それぞれが感じた学びや気づきは異なっていて、三者三様ならぬ五者五様の、それぞれの大きな学びがあったようです。
【講師パネルディスカッション】
後半は、第四開発事業部で講師を務めた鉄川副事業部長、エンタープライズクラウド事業部で講師を務めた服部事業部長と大嶌セクションリーダーの3名によるパネルディスカッションです。
▶️お題「一番伝えたかったこと」
服部:「PMって楽しいんだよ!」ということです。エンジニアの中にはPMをやりたが
らない層がいることも感じているので、「PMはもっと自由な立ち位置で、
楽しんでやってもしっかり評価されるし、いいことしかない」というのを、
一番に伝えたかったです。
鉄川:服部さんと真逆なんですが、研修の最初に「そのプロジェクトの全てを、
全責任を負うのがPMだ」と伝えました。そのプロジェクトに関しては事業部長より
責任があるくらいだ、ということを伝えたかったんです。今服部さんの言葉を
聞いて、「楽しい」と真逆で申し訳ないなと思っています(笑)。
大嶌:マネジメントを嫌がる人が多いということは僕も感じていて、「PMって、
こういうやり方もあるんだよ」と、知ってもらいたいとの思いがありました。
どのキャリアを選ぶかは自由ですが、1つの選択肢になればいいかな、と
思っていました。
▶︎お題「研修でのご自身の一番の気づき」
服部:一番は「やればできるじゃない!」です。正直言うと、もっとできないかなと思って
いたんですよね(笑)。でも、2人ともできるんですよ!しっかりと考えてきてくれて
いたので、逆に僕ら側が「これまでいい機会を提供できてなかったんだな」という
ところが気づきになりました。
▶︎お題「PM研修を通して実現したいこと(目指す事業部の姿)」
鉄川:最終的には、研修を受けたみなさんがPMになって、しっかりやってくれた先に、
また新しいPMにちゃんと教えてあげてほしいな、と。そうやって繋いでいきたいな
という思いが強いです。そうすると、おのずと事業部の成長にも繋がってくると思う
ので、そういうところを目指しています。
服部:鉄川さんの言葉を聞いて、僕も”繋ぐ力”っていいな、と思いました。経験って自分の
中で溜め込んでいてももったいないですもんね。どんどん繋いでいってほしい
というのは、今聞いて「あぁいいな」と思いました。
集合体になって出せる能力も多々あるんですが、事業部の強さには「個の強さ」が
やっぱり大事だと思うので、そこも実現して行きたいですね。
▶︎お題「受講生へのメッセージ」
服部:「やればできるじゃない!」と、自分の中でも唱え続けてどんどんトライすることで、
今回の研修の価値が出ると思うので、ぜひトライしてください!
失敗をしてもお客さんに迷惑かからない範囲なら全部許容するつもりなので!
大嶌リーダーの責任にするかもだけどね(笑)。
大嶌:僕もどんどんチャレンジしてもらったらいいと思ってます。
服部さんから言われたからじゃないですけど、最初から僕は失敗をカバーするつもりでいる
ので、ぜひ失敗を恐れずチャレンジしてください!
鉄川:少しでもこれからのPMとしての業務に役立てていただければ、私も嬉しいです!
【クロージング】
最後の質疑応答では、次回の研修実施について質問がありました。第四開発事業部は23年の下期、エンタープライズクラウド事業部は来年春の予定とのことです。発表会に参加して、受講してみたいと感じた社員もいたようです!
【参加者アンケート結果(一部抜粋)】
- 受講者、講師双方の気づきや学び、目指す事業部の姿のお話しを聞けたのが、自分にとって良かったです。
- 組織としてPMを育てていくという姿勢が見れて良かったです。
- PM人材をあまり採用できない状況の中で、アイレット内で人を育ててPMできる人を増やしていこうという会社のスタンスが素晴らしいと思いました。
- 「背景」「意義」「事業部の目指す姿」などを知る良い機会となり、自身がどのようにキャリアを考えていくかのちょっとした参考にもなりました。
- PMに対してネガティブなイメージがありましたが、決まった立ち振る舞いではなく、責任感を持って、自身が楽しく仕事ができる立ち振る舞いを考えながら追及できる印象を受け、
思っていたよりも堅苦しくないのかなと感じました。お話を伺えてとても嬉しかったです。
【最後に】
今回は、第四開発事業部、エンタープライズクラウド事業部合同で実施した「合同取り組み発表会」についてご紹介しました。
その他人事トピックは、#人事でも紹介していますので、是非ご覧ください!
アイレット人事部門では、今後も社員が自己実現できる環境を提供すると同時に、
企業全体としても持続的な成長が実現できる環境を整え、お客様に最高のサービスを提供していくための改善を続けてまいります。
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それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!