アイレット株式会社 DX開発事業部です!
DX開発事業部ではお客様のDX実現のために、生成AIのキャッチアップに日々取り組んでおります🔥
本記事では日々アップデートされる生成AI周りのニュースを週刊でお届けします🚀
AWS
Amazon Bedrockのカスタムモデルインポート機能が一般提供開始
Amazon Bedrockのカスタムモデルインポート機能が一般提供されました。この機能により、顧客はカスタマイズしたモデルを既存の基盤モデルとともに単一のAPIを介してインポートして使用することができます。これにより、モデルライフサイクルやインフラ管理の負担を軽減し、サーバーレスでオンデマンドにカスタムモデルにアクセス可能になります。なお、本機能は現状米国東部(バージニア北部)および西部(オレゴン)のAWSリージョンで利用可能です。
Amazon Bedrock で Anthropic社のアップグレードされた Claude 3.5 Sonnet モデルが利用可能に
Amazon Bedrock で利用可能な Anthropic の Claude 3.5 モデルファミリーに3つの新機能が追加されました。1つ目は Claude 3.5 Sonnet のアップグレード版で、以前のモデルと同じコストでより高い性能を提供します。ソフトウェア開発ライフサイクル全体を支援し、高度なチャットボット構築などを可能にします。2つ目はパブリックベータ版として公開されたComputer Use 機能です。(こちらについてはAnthropicの項で説明がありますのでそちらをご覧ください。)
3つ目は Claude 3.5 Haikuで、近日公開予定です。高速な応答時間と強化された推論機能を組み合わせているため、迅速な応答と高い精度が求められるタスクに最適です。
LLMの精度が向上し、AIを用いたソリューション開発にますます期待が高まりますね。
Amazon Connect が画面共有機能を提供開始
Amazon Connect が画面共有機能を提供開始しました。
ウェブサイトにたった1行のコードを埋め込むだけで、Amazon Connectの通話画面に画面共有を追加することができるようになったようです。
通話中の、「どう操作したら良いかわからない」といった顧客からの質問にも、本機能を使うことで対応できるようになりそうですね。
なお、本機能は、米国東部(バージニア北部)、米国西部(オレゴン)、アジアパシフィック(シンガポール)、アジアパシフィック(シドニー)、アジアパシフィック(東京)、アジアパシフィック(ソウル)、アフリカ(ケープタウン)、カナダ(中部)、ヨーロッパ(フランクフルト)リージョンで利用可能です。
絶賛開催中のスキルバッチチャレンジの第2回が発表されました
Google Cloudが主催で10月15日から11月15日まで開催されているスキルバッチチャレンジですが、早くも第2回の発表がありました。Google Cloudのパートナーを対象として学習教材であるGoogle Cloud Skills Boostでスキルバッチの獲得数を競うチャレンジですが、次回は2024年12月4日から12月31日までの期間で実施されるようです。
Vertex AI でClaude3.5 Sonnetが一般提供されます
Vertex AIプラットフォームにおいてAnthropicのClaude 3.5 Sonnetの一般提供を開始しました。このモデルでは、キー入力やマウス クリックなどのコンピューター アクションを生成するように指示し、ユーザー インターフェース (UI) と対話できるようになります。さらに、Claude 3.5 Haikuも近日中に利用可能となるようです。
Claudeモデルは高いシェアをほこるLLMの一つですので、今回Vertex AIのModel GardenからClaude 3.5 Sonnetを選択できるようになり、よりニーズに最適なモデル選択ができるようになると思います。
AI生成テキストを判別する電子透かし「SynthID Text」がリリースされました
Google傘下のGoogle DeepMind社より、AIが生成したテキストを判別するために電子透かしを埋め込むことができる「SynthID Text」というツールが発表されました。生成AIが作成したコンテンツが急速に広がる中、生成AIが作成したかを判別することは情報の信頼性を高める上で非常に重要になっています。
こちらのコードはオープンソースとして提供されており、Hagging FaseのTransformersv4.46.0ライブラリを使って組み込むことが可能になります。
BigQuery data preparationがプレビュー公開されました
BigQuery data preparationはGemini を活用してデータのクリーニング、変換、強化を行う機能です。これにより手動でのデータ準備作業の時間と労力を大幅に削減できます。またこの機能はdataformによってオーケストレーションされており、BigQuery Studioから利用することができます。データのサンプリングにより、ユーザーは準備されたデータをプレビューし、データの質を向上させるための提案を受けることができます。
なお、プレビュー期間中は追加料金なしで使用できます。
Generative AI Summit Tokyo ’24 Fall
10月24日にGoogle Cloud主催の生成AIイベント「Generative AI Summit Tokyo ’24 Fall」が開催されました。
DX開発事業部の西田がセッション登壇しており、DX開発事業部のメンバーがセッションレポートや会場レポートを投稿しています!
- 【Generative AI Summit Tokyo ’24 Fall】『「試す」から「使う」へ!生成 AI とデータ活用による第一興商様の業務改善策 第二弾!』セッションレポート
- 【Generative AI Summit Tokyo ’24 Fall】セッションレポート:「試す」から「使う」へ!生成 AI とデータ活用による第一興商様の業務改善策 第二弾!
- 【Generative AI Summit Tokyo’24 Fall】会場レポート
Anthropic
Claude 3.5 SonnetとClaude 3.5 Haikuがアップグレード、さらに新機能「Computer use」がベータ提供開始
Introducing an upgraded Claude 3.5 Sonnet, and a new model, Claude 3.5 Haiku. We’re also introducing a new capability in beta: computer use.
Developers can now direct Claude to use computers the way people do—by looking at a screen, moving a cursor, clicking, and typing text. pic.twitter.com/ZlywNPVIJP
— Anthropic (@AnthropicAI) October 22, 2024
Claude 3.5シリーズのアップグレードに加え、画期的な新機能「Computer use」がベータ提供され話題になっています。
LLMになんとコンピューター自体の操作をさせることができます。
自動テストやRPAなどLLMの活用範囲が広がることが予想できますし、精度が上がればおよそあらゆるコンピューター上のタスクに対応できる可能性があります。
アイレット
KDDI と連携し、「Gemini を活用した生成 AI ソリューション」を提供します
アイレットは KDDI株式会社(以下、KDDI)と連携し、KDDI が2024年10月7日に提供開始した「Gemini を活用した生成 AI ソリューション(以下、本ソリューション)」において、生成 AI チャットやサイト内検索の環境構築をサポートします。
本ソリューションは、Google の高性能な生成 AI モデル「Gemini」を活用し、お客様の企業内データと連携することで、効果的な生成 AI チャットの業務活用や、お客様のホームページサイト内検索機能の実装を可能にします。
【Google Cloud Gen AI Hero Program】第2回!事業部合宿開催レポート1日目
DX開発事業部の酒井がGoogle Cloud様と共同で行った事業部合宿の1日目の開催レポートを投稿しています!
2日目の記事も近日公開予定です!
Vertex AI Embeddings API を使用し、 エンベディングしたベクトルで画像の類似度比較してみた
DX開発事業部の石川がVertex AI Embeddings API を使用して画像の類似度比較を検証しています。
画像をベクトル化し、PostgreSQL に保存、検索することで、拡大縮小、回転、グレースケール化、明るさ変更といった加工を加えた画像でも高い類似度が得られることを確認しました。
Google Cloud かんたん AI パック
Google Cloud かんたん AI パックのサービスページが公開されました!
アイレットではGoogle Cloudを活用した生成 AI サービスを短納期・低価格で導入できる「かんたん AI パック」を提供しています。
サイト内検索プラン、かんたんRAGプラン、オリジナルUIプランなど、ニーズに合わせたプランが用意されており、最短1ヶ月で導入可能です。
その他
Stable Diffusion 3.5がオープンリリース
Stable Diffusion 3.5 のオープンリリースが発表され、Stable Diffusion 3.5 Large や Stable Diffusion 3.5 Large Turbo などの複数のモデルが含まれています。
これらのモデルは一般のハードウェアで動作し、商業および非商業利用が無料で可能です。
特にStable Diffusion 3.5 Largeは80億のパラメータを持ち、プロフェッショナルな使用に最適です。
また、10月29日にはStable Diffusion 3.5 Mediumがリリース予定で、カスタマイズ性と画質を両立させています。
安全性にも配慮され、悪用防止のための措置が講じられています。
次週はどんなニュースがあるでしょうか。お楽しみに✋
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