はじめに
セッション概要
日本市場は、その独特な需要を理解する企業にユニークな機会を提供します。 本セッションでは、文化や規制の枠組みを乗り越え、単一市場に特化した戦略を活用することで、日本のクラウドランドスケープでの成功を加速させる方法を探ります。(一部抜粋)
セッションレポート
全量ではなく、私が気になった箇所をレポートさせていただきますのでご了承ください
まずは、日本の市場に関する説明がありました
Urbanization rate (%)
→普段聞かない言葉だったので調べてみました
Urbanization rate :都市化率
地域の総人口に占める都市部(都市地域)に住んでいる人口の割合を示す指標みたいです
上記のスライドを見ると日本は94%とかなり高い数値となっています
東京、大阪などをはじめとする都市に人口が密集しているのは、普段から感じています
Internet penetration:インターネット普及率
こちらも94%とかなり高い数値です
アメリカより上回っているのは意外でした
日本の市場について
6つのメリットがあるとスライドにはあります
一貫した言語
高い都市集中
文化の共有
消費者行動の一貫性
集中したメディア環境
高いブランド・ロイヤルティ
高い都市集中はデメリットとして挙げられることが多いですが、ここでは利点として説明されていました
日本語で統一されているのは、マーケティングするときには有利に働きそうです
こうしてみると日本は価値観、ルール、言語が比較的統一されているのだと感じます
私はずっと日本に住んでいるので意識していませんでしたが、改めて認識することができました
次にクラウド市場の課題についての説明です
人材不足
労働力の回避
情報過多
意思決定者の技術的知識不足
保守的な性格
誤ったメンタリティー
日本市場における商習慣
1つ目の人材不足は私もかなり実感しています
クラウドにかかわらず少子高齢化により人材は足りていない状況です
あとは保守的な性格というのも日本では強いのではと思います
長年使用しているオンプレ環境に固執、セキュリティやコストに対する懸念など、
クラウド移行のスピードが遅くなってしまう一因となっていそうです
では人材不足などの問題をどう解決していくのか?
その一つにSaaSを使用することが挙げられます
業務効率化を実現し、本来集中すべきビジネスに集中できます
弊社でもたくさんのSaaSを導入しているので実感しています
しかし、SaaSが増えれば増えるほど管理が必要になります
また、同じようなSaaS製品が増えてきているので選択も重要になっていくと思います
抱えている課題を分析して、適切なSaaSを選ぶこと必要があると感じました
日本はファーストペンギンにならないという話もありました
誰かが飛び込んでくれるのを待っています
私自身もその一人です
しかし、ファーストペンギンになれば先行者利益を得られれるチャンスがあります
『大企業ほど失敗を恐れる』
『過去事例がなければ検討が止まってしまう』
これも日本の特徴かと思います
最後に
世界に向けて日本の現状を説明しているセッションを聞くのは新鮮でした
日本にいるからこそ気付かないことや、再認識することがたくさんありました
セッションは経営に関わっている立場のお話でしたが、エンジニアとしての心構えとしても学ぶことが多かったです
ファーストペンギンになって失敗を恐れず挑戦を続けたいと思います
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