はじめに
こんにちは!クリスです!
今回はPagerDuty on Tour TOKYO 2025 のハンズオンセッションを参加させていただきました!
ハンズオンセッションは、PagerDuty様がPagerDutyの機能を紹介し、参加者に体験してもらうセッションになります!
普段はPagerDutyを利用していますが、よりPagerDutyの機能を広く使えるように、このセッションに参加しようと思いました!
初めてハンズオンのイベントに参加することになるので、その体験談をこちらにてお伝えしようと思います!
スケジュール
開催時間:10:00 ~ 12:00
会場:虎ノ門ヒルズフォーラム
当日の朝の受付会場です!
アジェンダ
当日は下記の流れでハンズオンセッションが開催されました!
- 検知〜トリアージ
- Event Orchestrationのルールによるアラート分類や自動処理
- AIを使ったアラートグルーピング
- 動員〜協力
- Incident Workflowを活用した動員や通知プロセスの自動化
- Status Updateを活用した関係者への情報共有
- 学習
- Insightレポート機能を活用した対応状況の分析
- PagerDutyを更に活用するために
- Operational Maturityレポートのご紹介
この流れはPagerDuty Operation Cloud のフィロソフィーであり、より早くかつ少ないリソースでインシデントを解決し、将来のインシデントを未然に防ぐというサイクルになります!
ハンズオン
実際にエクササイズしていきます!
検知〜トリアージ
トリアージで利用された機能は下記3件:
- Dynamic Notification
- Grouping
- Event Orchestration
Dynamic notification はアラートの重要度を動的に分類し、設定できる機能です。
Groupingは重複するアラートをグルーピングし、一つのアラートにまとめて、ノイズ削減する機能です。
オブザーバービリティツールからのアラートを事前にトリアージし、実際発砲させるインシデントを削減し、適切な重要度で検知させることができます!
同じ名称なアラートは一つの親アラートの中にまとめるイメージです。
Event Orchestration は環境全体(Global)、もしくはServiceごとにルールを設定することで、対象のServiceへ振り分けたり、優先度低いアラートを抑止したり(Surpress)することも可能になります。
動員〜協力
インシデントが作成された際に、自動的に通知や情報共有を行います。
Incident Workflowは自動動員に必要な機能になります!
Conditional Trigger、作成されたインシデントの特定な条件でIncident Workflow を実施させることで、人間が介入せず、事前に設定された条件でワークフローが実施可能です。
PagerDutyの過去記事はIncident Workflowについて詳しく書いてありますので、良かったらそちらもご覧いただけると嬉しいです!
Incident workflow を利用し、インシデント検知した直後に、ビジネスステータスページをアップデートすることで、即時お客様へインシデントの検知をお知らせすることが可能なため、情報の開示と共有はとてもスムーズにできます!
学習
インシデント対応後、同じことが起きないようにするには、過去を学習することが大事です!
PagerDutyにはInsightsのグラフがあり、インシデントの指標を確認することができます。
PagerDutyを更に活用するために
Analyticsメニューの中に、Operational Maturityという機能があります。
Operational Maturityは、PagerDuty環境内の設定とインシデント対応履歴を分析し、五つのレベルに分けて、レポートを出します。
上記が自分の所属チームの環境評価になっています!
簡単に説明しますと、
インシデントが発生した後に反応し、処理することは「Reactive」という評価になっています。
インシデントの事後分析を行い、PagerDuty内の自動化機能を活用し、アラートが発生した直後に解決することで、お客様に影響を与えないことは「Preventative」レベルになります。
さいごに
以上がハンズオン当日の内容でした!
PagerDuty環境内でインシデントを未然に防ぐことも可能になることを体験して、とても魅力を感じました!
もし少しでもPagerDutyに興味を湧いてきましたら、当日のメインセッションの状況も記事にて共有していますので、ぜひご覧いただけると嬉しいです!