アイレット株式会社 DX開発事業部です!
DX開発事業部ではお客様のDX実現のために、生成AIのキャッチアップに日々取り組んでおります🔥
本記事では日々アップデートされる生成AI周りのニュースを週刊でお届けします🚀
AWS
Amazon Bedrock Guardrailsがクロスリージョン推論をサポート
Amazon Bedrock Guardrailsが、クロスリージョン推論をサポートするようになりました。
クロスリージョン推論を使用することにより、リクエストがGuardrails APIに集中した場合も、トラフィックを複数のリージョンに動的にルーティングすることで、リクエストの可用性を担保できるように(クォータの制限に引っかかりづらく)なります。
AIエージェントSDK「Strands Agents」の発表
AWSからAIエージェントの開発を簡単にするSDKである、「Strands Agents」が公開されました。
コアコンセプトとしては、「モデル駆動型アプローチ」にあります。
- モデル(推論に使用する基盤モデル(Claude, Ollama….etc))
- ツール(エージェントが使用するツール: MCPサーバーから選択できる。)
- プロンプト (エージェントに対するタスクの指示)
構成要素となっている上記をコードで定義することで、簡単にStrands Agents SDK を使ったAIエージェントを開発することができます。Strands Agentsは、Apache License 2.0の下で、オープンソースとしてGitHubにも公開されています。
Google Cloud の新認定資格「Generative AI Leader」が受験可能になりました
2025年5月15日よりGoogle Cloudの新認定資格「Generative AI Leader」の受験登録が開始されました。この試験はビジネスにおける Generative AI の活用方法を理解し、Google Cloud の提供するソリューションを通じて革新を促進できる専門家を対象としています。AI資格の入門レベルに位置付けられる資格となっています。
生成AIニュース執筆メンバーによる最速受験レポートをiret.mediaで公開しておりますので、試験にご興味がありましたらぜひご覧ください。

Google Sheets で Gemini を使用: 自然言語でドロップダウン、ピボットテーブルなどを追加可能に
Google Sheets (スプレッドシート)に Gemini が導入され、自然言語を使ってスプレッドシートの編集が可能になりました。
これにより、特定の機能名やメニュー操作を知らなくても、「ドロップダウンを作成して」や「売上をハイライトして」のように実行したいことを説明するだけで編集できるようになります。ドロップダウン作成、条件付き書式適用、ピボットテーブル生成、フィルタ適用、データの並べ替えといった様々な操作を Sheets で実行できます。
この機能は2025年5月14日から展開が開始されています。
Gemini、スマートウォッチや車、テレビなど、より多くの Android デバイスに登場
Gemini が多くの Android 端末にて利用可能となることが発表されました。
具体的には、 Gemini は以下のようなデバイスで利用可能になる予定です。
- Wear OS smartwatch
- Android Auto
- Google TV
また、 Samsung と共同開発中の MR ヘッドセット「Android XR」 にも統合されます。
Android XR に Gemini が搭載されることで、旅行計画を立てる際に動画、地図、地元のヒントなどを提示し、より現実的な感覚でリサーチできるようサポートするなど、新しい操作方法を提供されることとなります。
Google DeepMind AlphaEvolve: Gemini搭載 進化的コーディングAIによるアルゴリズム発見と最適化
Google DeepMind が開発した Gemini を搭載した進化的コーディングエージェント AlphaEvolve を発表しました。
これは、LLM の問題解決能力と解答を検証する自動評価を組み合わせて、アルゴリズムを改善し続けるエージェントです。
AlphaEvolve は、
- Google の世界中のデータセンターの電気量を約0.7%節約
- 4×4複素行列乗算の改善(56年間破られなかった数学者 Strassen が確立した49回という記録を更新)
- Gemini のトレーニング時間を1% 削減
など驚異的な成果を残しています。
アルゴリズムとして記述および自動検証可能な問題であれば、幅広い領域に応用可能であると考えられています。
OpenAI
Codexのリサーチプレビュー版をリリース
OpenAIがクラウドベースのソフトウェア開発支援エージェントのCodexを発表しました。以下の特徴があります。
- 自然言語の指示からコードの生成、バグ修正、テスト実行、プルリクエストの提案など、複数のタスクを並行して処理できます。
- 各タスクは、ユーザーのリポジトリがプリロードされた独立したクラウドサンドボックス環境で実行され、進行状況をリアルタイムで監視できます。
- 現在はChatGPT Pro、Team、Enterpriseプランのユーザー向けに提供されており、Plusプランへの展開も予定されています。
アイレット
「生成 AI」「デザイン」「開発」「インフラ」のテーマ別ブログリレーを実施
「生成 AI 」「デザイン」「開発」「インフラ」4つのテーマでブログリレーを実施しています。
アイレットのエンジニアが実務を通じて得た知見やノウハウなどを発信中!
興味のあるテーマをぜひ覗いてみてください!
「iret tech labo with partners #21 DX を加速する!AWS クラウドと生成 AI 活用の全て」
2025年6月13日(金) 14:00〜15:00「iret tech labo with partners #21」を開催します。
今回は、AWS クラウドの活用方法と業務効率化につながる生成 AI の活用について基礎的な内容からわかりやすくご説明します。
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 西川 継延 氏、アイレットからはアジャイル事業部 佐藤 竜也が登壇します。
その他
都立AI
東京都教育委員会が、2025年5月12日に、都立学校を含む全ての都内公立学校で生成AIを活用した学習を開始することを発表しました。
この取り組みは、児童・生徒の個別最適な学びを支援し、教育の質を向上させることを目的とし、具体的には、生成AIを活用して、生徒一人ひとりの理解度や興味に応じた教材や学習支援を提供を予定。
また、教員に対しても、生成AIの活用方法や指導上の留意点などについての研修を実施し、教育現場での円滑な導入を図るとしています。
AG-UI プロトコルの発表
AG-UI は、MCP や A2A とは異なり AI エージェントとフロントエンドアプリケーション間のコミュニケーションを標準化するためのプロトコルです。
これにより AI と人間がより密接に連携し、スムーズなコミュニケーションができる可能性を秘めています。
⭐️Introducing AG-UI;
The Agent-User Interaction protocol 👾Bring your AI agents into Frontend applications, and let them interact with users.
Launching with day-0 integrations with LangGraph, CrewAI, Mastra, and AG2 – with more partnerships on the way 👀… pic.twitter.com/8Kww45NbSk
— CopilotKit🪁 (@CopilotKit) May 12, 2025
「さくらの生成AIプラットフォーム」の提供開始
さくらインターネットは、「さくらの生成AIプラットフォーム」の提供を5月14日に開始しました。
フルマネージドの生成 AI アプリケーションと LLM 基盤モデル、生成 AI 向けクラウドサービス「高火力」を繋ぐための API と RAG 向けのベクトルデータベースを提供しています。
生成 AI のサービスやアプリケーション基盤を国内完結でき、セキュアな運用が可能となります。
次週はどんなニュースがあるでしょうか。お楽しみに✋
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🍺 Shunji Nishida 👤 Tetsuya Yamagiwa 🏍️ Naoki Tamura 🇧🇷 Yuki Maeno 👤 Akinori Yamanaka
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