はじめに

今回は2025年サンフランシスコで行われたDatabricksのイベント Databricks Data + AI Summit 2025 に参加できたので、こちらについて振り返っていきます

Data + AI Summitについて

Data + AI Summitは、Databricks が主催する、データ・機械学習・生成AIに関する世界最大級のカンファレンスです

日時：2025年6月9日〜12日
場所：米・サンフランシスコ Moscone Center（オンライン参加もあり）
規模：22,000人以上の参加者、700以上のセッションを予定

🎯 主な目的
データエンジニア、データサイエンティスト、分析担当者、経営者らが最新技術と実践を学び、ネットワーキングする場
ハンズオン・ワークショップ、基調講演、実践セッションを通じて、ビジネスへのデータ/AI活用を支援

会場

会場のサンフランシスコは6月は気候も良く、治安もテンダーロインなど一部はかなり悪いですが、
お昼普通に歩く分には心配はそこまでありませんでした。
また、日本からもフライトが10時間程度と、比較的楽な方なのも良い点だと思います。

入場カード

アプリケーションなどを用いたイベントの予約などはかなり体験がよく、
chatbotを用いてwifiパスを聴くなどもできました。
会場やセッションの数も多く、体感的にはre:Inventに匹敵する規模でした。各会場が近い場所にあるため、移動しやすく効率的に参加できました。

食事

食事は朝と、昼で提供され、夕方に持って帰ることもできました。
足りないなどはなく、ビーガン用のご飯などもありフルーツやジュースも完備されており、
非常に充実しています。
会場からも近いです

お昼も食べてリラックスできます

キーノート

キーノートは2日間にわたって、各3時間ほどです
re:Inventと似ていますがこちらは朝に開催されます。
新進気鋭なだけあって創業者のアリ・ゴディシをはじめとして開発者の
かなりの熱いプレゼンを聞くことができます。
またリリースするサービスの質と量も今年は十分インパクトがあり満足できるものでした。
日本語トランシーバーでの同時通訳サービスもありますが、細かいニュアンスや熱量を感じたいので、自分はあまり使いませんでした。

スケジュール

基本月火水木の4日間で実施されており、
初日は有料トレーニングとハッカソン、
水木の午前にキーノート
ブレークアウトセッションなどの事例公開が火、水、木であります。
日本の参加者向けの日本法人さんのキーノート振り返りが木曜午後にあるので、
特に水木は大事ですが、各曜日でメインコンテンツが異なるのは飽きずわかりやすいかと思います。

Expo

各社のExpoも大々的に行われており、様々なサービスのことを聞けたり、説明を受けることができ、
様々なお土産をいただけます。
サイズとしてはビッグサイトでのAWSサミットクラスかなと思います。

自分はセブンイレブンの独自開発した内部生成AIアプリの説明を聞いて、帽子をもらいました。

有料トレーニング

有料トレーニングは非常に質が高いものでした。（3~7万程度）
自分は早口だと英語は聞き取れないレベルですが、
基本はデモのノートブックを辿って操作すればいいので
4時間と少し長いですが、得るものも多いです。

最後に

参加してよかった点としては、
AWSやGoogle Cloudなどに匹敵するくらいの熱量とテクノロジーを感じました。

Databricksのgeniueという生成AIサービスはわかりやすく素晴らしいサービスですが、
それ以外にもDatabricks自体様々なクラウドと親和性があるからか仲が良く、
統合開発環境としての魅力やETL処理のコストパフォーマンスなど、
よりデータ分析を中心としたエコシステムの構築に強みを感じました。

基本はデータエンジニアやデータサイエンティストを楽にする機能の開発が主となっています。

コンテンツの面では特に有料トレーニング、キーノート、ジャパンラップアップセッションのコスパは高く感じました。

サンフランシスコ自体については
料理は外国といっても日本人の口にも合いやすいと思います。
気になる人はインスタント味噌汁、ご飯、うどんを持っていくとさらに安心です。
景色も港町かつフルハウスの舞台であることからも歴史的な建築が垣間見えとても綺麗な街並みでした。
電車もgoogleマップアプリから連携した電子ウォレットで簡単にチャージも支払いもでき、不便はあまりなかったです。

後悔としては特にないですが強いて言うと、ハッカソンやExpoをより楽しむ英語力と技術的素養があればより楽しめるのかなと思います。
またサンフランシスコ自体の注意としてははかなり傾斜の強く、登坂用の電車もあるくらいなので
足腰に自信がない限り坂の頂上のホテルは避けた方が良いかもしれません。

次回参加する場合はハンズオンやaskエキスパートにも登録してみたいと思いました。