こんにちは!
Google Cloud Next Tokyo ’25のSBCメディカルグループ様の事例セッションに参加させていただきました!
Google WorkspaceとGeminiをどのように活用し、スタッフ1人あたり年間200時間もの工数削減を達成したのか。
その秘訣が惜しみなく公開された本セッションの様子をレポートします!
Gemini導入の戦略 ―「2番手」を目指す堅実な一手
SBCメディカルグループ様は、全国249の医療機関の経営を支える巨大組織です。その基幹システムは、医療法人、バックオフィスで広く利用されています。
・SBCメディカルグループ様で生成AIの導入について検討されていたとのこと
今回、SBCメディカルグループ様が導入したのは「Google Workspace with Gemini」。
驚くべきはその導入戦略です。中川CIOは「クラウド導入の時と一緒」と語り、下記の2点を強調されていました
- 整備最適化
- 2番手を目指す
Fast Followerは、最先端技術に闇雲に飛びつくのではなく、技術が成熟し、安全性が確認された段階で、自社に最適化された形で導入するという非常に堅実な戦略です。
・お試しだったとしても役員を説得する材料は必要
Geminiの具体的な活用事例とシステム全体像
セッションでは、具体的な活用事例も紹介されました。
マーケティング分野での活用
Googleアナリティクスとの連携
コンテンツの作成支援
結果、年200時間以上削減できました
これらの施策が、冒頭で触れた「スタッフ1人あたり年間200時間」という業務効率化に繋がっているのです。
全社展開へ ― 3500名がGeminiを使える未来
2025年からは、標準機能として3500名のスタッフ全員がGeminiを利用できるように
今後、Geminiの能がさらに大幅強化されることへの期待も語られ、会場は大きな期待感に包まれました。
・アップデートすることであらたなユースケースも
・まとめ
感想
すべての企業が参考にすべき「地に足のついたAI活用」
本セッションを聞いて、AI導入の本質は「いかに自社の課題解決に繋げるか」であると再認識させられました。
自社の状況を冷静に分析し、リスクを管理しながら着実に導入を進める姿勢は、これからAI活用を目指すすべての企業にとって、大きなヒントになるのではないでしょうか。
スモールスタートを切り、実績を上げてさらに拡大していくといった手法は、自社でAI導入を提案する際に非常に参考になるポイントだと感じました!