こんにちは!クラウドインテグレーション事業部 MSPセクション、一次運用(コアオペレーショングループ)でリーダーを務めております、石田(姉の方)と申します!

初参加させてもらいました「Google Cloud Next Tokyo 2025」は、まさに熱気の渦でした。数々の新技術が発表される中、私が特に「これは私たちの仕事を根底から変えるかもしれない!」と衝撃を受けたのが、本稿のテーマである「Agentspace」です。

あの資料どこだっけ?を撲滅したい!散らばる社内ナレッジを「Agentspace」で一括検索できる未来が来た?

私たちマネージドサービスプロバイダー(MSP)の仕事って、実はめっちゃ幅広いんですね。サーバーの監視から、お客様からの技術的な問い合わせ対応、障害発生時のトラブルシューティングまで、まさにITのお医者さんのような存在です。

そして、そんなお医者さんにとって一番大事なのが「カルテ」、つまり、これまでの対応履歴や手順書といった社内のナレッジです。

私たちの「悩み」…

石田(姉の方)
石田(姉の方)
ナレッジが、あちこちに散らばっている!ドコドコドコドコ!!

皆さんの職場では、こんなことありませんか?

  • 「エラーの対応手順書、どこにあったっけ…」
  • 「構成図は、Wikiにまとめてたっけ? Googleドライブだったけ?」
  • 「この問い合わせ、前に似たようなチケットがあったはずだけど、検索しても見つからない!」

そうなんです。私たちの価値の源泉であるはずのナレッジが、Word、Excel、PDF、Wiki、Google ドキュメントといった様々な形式で、ファイルサーバーやクラウドストレージ、各種ツールの中に点在しているのです。

この「ナレッジのサイロ化」は、本当に悩みの種です。お客様からのお問い合わせに回答するたびに、あちこち探し回って膨大な時間がかかってしまう。ベテランの頭の中にしか情報がなくて、新人さんがなかなか育たない。結果として、お客様をお待たせしてしまったり、サービスの品質が安定しなかったり…。MSPなら誰もが抱える、根深い問題だと思います。

AIで解決?これまでの挑戦と「あともう一歩」の壁

もちろん、私たちもこの問題をただ指をくわえて見ていたわけではありません。

「そうだ、AIを使えばいいんだ!」と考え、「NotebookLM」のようなツールを試したこともありました。

社内に散らばる手順書やドキュメントを一つ一つPDFに変換して、AIに読み込ませてみたんです。「このエラーコードについて教えて」と聞けば、AIがPDFの中から答えを探してくれる。最初は「これはすごい!」と感動しました。

しかし、運用を続けるうちに、新たな壁が見えてきました。

  • 情報の更新が大変すぎる!
    • 手順書に少しでも変更があったら、また手作業でPDFを作り直して、AIにアップロードし直さないといけないんです。日々の業務でドキュメントはどんどん更新されるのに、そのたびに手作業が発生するのは、正直なところ現実的ではありませんでした。
  • 情報が増えると、AIが混乱しがち…
    • 読み込ませるドキュメントの量が増えれば増えるほど、AIの回答の精度がなぜか落ちてしまうことがありました。古い情報と新しい情報が混ざって、頓珍漢な答えが返ってくることも…。「AIに任せたはずが、結局、人の目でダブルチェックが必要」という本末転倒な状態になってしまったのです。

「すごく惜しい!あともう一歩なのに…!」

そんな、もどかしい気持ちを抱えていました。

救世主登場?「Agentspace」がすべてを解決するかもしれない!

そんな時、Google Cloud Next Tokyo 2025で紹介されたのが「Agentspace」でした。

デモを見て、私は「これだ!私たちが欲しかったのは、まさにこれだ!」と心の中で叫びました。Agentspaceがすごいのは、先ほどの「あともう一歩」の壁を、ことごとく打ち破ってくれる点です。

【すごいポイント①】 今ある場所の情報を「直接」見に行く!

Agentspaceは、わざわざ私たちがドキュメントをPDF化してアップロードする必要がありません。Google Driveやデータベースなど、今ファイルが置いてある場所を直接、安全に見に行ってくれるんです。つまり、今までのファイル管理の方法を一切変えずに、AIの力を借りられるようになります。

【すごいポイント②】 情報の更新は「自動」で反映!

元になっている手順書(例えばGoogleスプレットシート)を更新すれば、Agentspaceが参照する情報も自動的に最新の状態に保たれます。あの面倒だった「PDFを作り直して再アップロード」という作業から、完全に解放されるのです!

【すごいポイント③】 社内情報だけで答えるからハルシネーション削減!

Agentspaceは、インターネットの膨大な情報ではなく、私たちが許可した社内ドキュメントという「カンニングペーパー」の中だけで答えを探すように設定できます。これにより、AIがもっともらしい嘘をつく「ハルシネーション」を劇的に減らし、事実に基づいた正確な回答を引き出すことができるのです。

 

まとめ:私たちの働き方が、変わるかもしれない

このAgentspaceを使えば、今まで問い合わせ対応に15分かかっていたものが、AIに聞くだけで1分で終わるかもしれません。新人さんでも、まるで10年目のベテランのように、正確なナレッジに一瞬でアクセスできるようになるかもしれません。

まさに、私たちが長年感じてきた「痒いところに手が届く」ツールだと感じています。

もちろん、まだ発表されたばかりの新しい技術ですが、MSPの業務効率を劇的に改善し、私たちの働き方を根底から変える大きな可能性を秘めていると、私は確信しているのですぐ手を出そうと思います!

最後にいんふぉ

アイレットにはなんでもチャレンジできる環境があります!私も日々楽しく新しいことにチャレンジしつつ仕事に打ち込んでます!そんな私たちと一緒に成長しピカピカエンジニアを目指したい方!興味がある方!ぜひ一度カジュアル面談にお申し込みくださいませ!

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それでは、皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!!