こんにちは!コーポレート統括本部 人事企画グループです。
アイレットでは、PM人財の育成に力を入れており、2022年より内製での「PM育成研修」を実施しています。今年で4年目となるこの取り組み、これまでになんと30名以上のPM人財を輩出してきました。
本記事に合わせてご覧ください!
今年も5~7月にかけて、DX開発事業部とエンタープライズクラウド事業部(以下、EC事業部)で、両事業部のPM経験豊富なリーダーたちが講師となり、PM育成研修を実施しました。
この記事では、9月に両事業部合同で行われたPM研修の「合同取り組み発表会」についてご紹介します。発表会の様子を通じてDX開発事業部・EC事業部、両事業部の受講者の皆さんの様子や、育成への熱い思いをお伝えします!
PM育成研修の目的と実施方法
発表会冒頭では、運営サポートを担った人事企画メンバーから、PM育成研修の目的と実施方法を紹介しました。
研修の目的は、実案件に基づいた実践的な経験を積むことで知識やスキルだけでなく、予期せぬ事態への柔軟な思考や、お客様を納得させる取り組み方を習得することです。

研修は、3段構成になっています。
①E-ラーニングでの事前学習
②2〜3ヶ月間にわたる毎週1時間の研修
③研修後6ヶ月間の実践期間
それぞれの事業部の工夫をご紹介!
- DX開発事業部: 「自分ごと化」をテーマに、初回と最終回に提案プレゼンを実施。お客様の課題を自分ごととして捉え、能動的に動く姿勢を促しました。
- EC事業部: 実際の案件資料を課題としてペアで取り組み、提案方針やシステム構成などを検討・発表し、講師からフィードバックを得る形式。また、現役PMを招いたゲスト会も実施し、多様なPMのやり方や考え方に触れる機会を設けました。
受講者が語る「PM像の変化」と「学び」
受講者からは、研修で得た学びや、PMに対するイメージの変化について率直な声が聞かれました。
1. PMの役割への理解
今回の受講生は、PMとしての一歩を踏み出す人が大半でした。そのため、研修を通じて、PMがお客様とプロジェクトを繋ぎ、関係者全員の視点を調整する重要な役割であると学ぶなど、PMの役割の解像度が上がったようでした。

- 研修前はQCD遵守といった作業者目線だったが、研修を受けて、会社全体のイメージも大切に意識するべきだと思うようになりました (DX開発事業部・酒井拓郎さん)
- PMは、お客様と開発側双方の意図を理解し、両者が納得できる最適解を見つける役割だと改めて認識しました(DX開発事業部・坂優季さん)
- PMは進捗管理する偉い人という印象だったが、研修を通して、ユーザーに価値を届けるプロジェクトの船長だと思うようになった(EC事業部・毛利彩乃さん)
- 講師の高木さんからの「PMは偉いわけではなく、役割が違うだけ」という言葉や、「お客様と開発メンバーをつなぐ『翻訳者』である」という言葉からお客様のニーズを最も深く理解し、開発メンバーにつなぐ『価値提供者』というイメージが強くなった(DX開発事業部・小菅優太さん)
2. 実践的なスキルの習得
研修で学んだプロジェクト推進の視点や観点が、日々の業務に活きているという声も多くあり、自分ごと化が進んでいる様子が見られました。
- 開発者としての狭い視野から、全体を見るようになった。研修前は自分のタスクにばかり集中して、プロジェクトの進め方やPMの話している内容を流してしまいがちだったが、プロジェクト全体を俯瞰して見られるようになった(EC事業部・神山亮さん)
- PMが問題なく案件を進捗させていくのか、研修を通して理解できた。PM視点を理解したことで、普段仕事しててもスムーズにコミュニケーションが進むようになった(EC事業部・大橋昌史さん)
3. 3年後のPM像
今後の目標として、1人1人の個性とらしさが詰まった力強いPM像が語られました。
- 「プランXを標準装備」し、方針変更にも即座に対応できる安心感のあるPMになりたい(EC事業部・永畑潤也さん)
- 「また会いたいと思わせる愛されPM」を目指し、信頼関係を築き、ポジティブな環境を作りたい(DX開発事業部・小畑アリスさん)
講師陣が語る育成への「思い」

講師を担当したベテランPM陣からも、受講生への熱いメッセージが寄せられました。
- 「自分ごと化」こそ、研修で最も伝えたかったこと。受講生には、プロジェクトだけでなくお客様のビジネスを任されている意識を持ってほしい(DX開発事業部・川村彰さん)
- PMはプロジェクトのQCD(品質・コスト・納期)を守る要的な存在。困難な状況に直面しても、「自分だけが悪い」と考えず、プロジェクトを客観的に把握するためのツール活用などもしてほしい(EC事業部・友田義光さん)
- 研修を通じて、受講者が「知らなかったこと」を知り、「次の一歩を踏み出しやすくすること」のきっかけを提供できたことは良かった。講師として、自身のPM業務を振り返る良い機会にもなった(DX開発事業部・矢原亮汰さん)
- 受講者の真摯な姿勢からエネルギーをもらい、講師自身も学びを得られた良い機会になった(DX開発事業部・高木淳平さん、EC事業部・國分素之さん)

最後は、両事業部の事業部長が受講生にエールを送りました。
- PMは大変だけど楽しい。そう思ってもらいたい。PMは自由。PM作業を全て一人で行わないというスタイルもある。型を理解することも重要だが、自分なりのPM像をつくってほしい。(EC事業部・服部事業部長)
- 今、そしてこの先の価値を作り出すPMを育てたいと思っている。マネジメント能力は、今後AIが発展しても衰退しない極めて重要なスキルだし、それは人生に置き換えるなら、自分で切り拓いて人生を豊かにするアクションにつなげられる力でもある。皆さんの沢山の可能性に期待している。(DX開発事業部・石川事業部長)
今回の合同発表会は、受講生だけでなく、講師陣にとっても自身の経験を言語化し、組織全体のPM育成の重要性を再認識する貴重な機会となりました。
受講生の皆さんが、この研修での学びを活かし、PMとして活躍されることを人事担当としても楽しみにしています!
今回は、DX開発事業部、エンタープライズクラウド事業部合同で実施した「合同取り組み発表会」についてご紹介しました。
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それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!