アイレット株式会社 DX開発事業部です!
DX開発事業部ではお客様のDX実現のために、生成AIのキャッチアップに日々取り組んでおります🔥
本記事では日々アップデートされる生成AI周りのニュースを週刊でお届けします🚀
今週は、AWSのAmazon Qシリーズに大きなアップデートが2つ発表されました。GoogleからはGemini EnterpriseやAIエージェント関連の新機能やツールが続々とリリースされ、Anthropicからはプラグイン機能が登場しました。そして、OpenAI DevDay 2025でも多数の発表がありました。
先週のニュースをエンジニアリング・ビジネスの両面から注目すべきポイントをまとめてお届けします。
AWS
Amazon Q Developer、AWS料金情報と見積もり機能を追加
Amazon Q Developerに、自然言語でAWSサービスの料金を確認し、ワークロードのコストを見積もれる新機能が追加されました。
この機能により、「RDS拡張サポートの料金は?」や「SNSで月100万件のメール通知を送信する月額コストは?」といった質問に対して、AWS Price List APIから取得した詳細な情報をもとに回答してくれます。
- 米国東部(バージニア北部)リージョンで利用可能
- AWS Management ConsoleやSlack、Teamsなどのチャットアプリから利用可能
- 中国リージョンとAWS GovCloud(US)リージョンを除く全商用リージョンの料金情報を提供
複数の料金ページを確認したり、詳細なAPIリクエストパラメータを指定する必要がなくなり、効率的なコスト計画が可能になります。
Amazon Quick Suite – AIエージェントチーム搭載ワークスペース
AWSは、企業のビジネスデータを横断的に活用できるAIエージェントチーム「Amazon Quick Suite」の一般提供を開始しました。
Slack、Salesforce、Snowflakeなど、企業が重要データを保管する様々な場所から情報を取得し、単一のデータポイントから博士レベルの調査プロジェクトまで対応できます。
- Salesforceの商談、Jiraチケット、ServiceNowインシデントの作成・更新などのアクション機能を搭載
- RFP対応や顧客ミーティング準備から、請求書処理や勘定照合などの複雑なビジネスプロセスを自動化
- 米国東部(バージニア北部)、米国西部(オレゴン)、アジアパシフィック(シドニー)、欧州で利用可能
- クエリとデータはモデルのトレーニングに使用されず、セキュリティとプライバシーに配慮
管理者による簡単なセットアップ(数ステップで完了)で、すぐに利用を開始できます。
CodeMender: AIによるコードセキュリティエージェント
Google DeepMindは、ソフトウェアの脆弱性を自動的に発見し修正するAIエージェント「CodeMender」を発表しました。
CodeMenderは、新しい脆弱性への即座のパッチ適用(リアクティブ)と、既存コードを書き換えて脆弱性クラス全体を排除(プロアクティブ)の二重アプローチでセキュリティ対策を実現します。
- Gemini Deep Thinkモデルを活用した自律的デバッグ
- 静的・動的解析、差分テスト、ファジング、SMTソルバーを統合
- 過去6ヶ月間で72件のセキュリティ修正をオープンソースプロジェクトに提供(最大450万行のコードベース)
コード変更がリグレッションを引き起こさないよう、専用エージェントが検証を行います。ヒープバッファオーバーフローの根本原因特定や、複雑なオブジェクトライフタイム問題への非自明なパッチ作成など、高度なセキュリティ対策を自動化できます。
Opal、ノーコードAIミニアプリビルダーが15カ国に展開拡大
Google Labsが提供する実験的プロダクト「Opal」が15の新しい国で利用可能になりました。
OpalはノーコードでAIミニアプリを構築できるツールで、プログラミング知識がないユーザーでもAIを活用したアプリケーション開発が可能になります。開発の民主化を進め、より多くの人がAI技術を活用できる環境を提供します。
Gemini 2.5 Computer Use モデルをAPI経由でリリース
Googleは、コンピューター操作を自動化できる「Gemini 2.5 Computer Use モデル」をAPI経由でリリースしました。
このモデルは、ブラウザやモバイルデバイスのタスクにおいて既存の競合製品を上回る性能を発揮します。
- ブラウザベースの反復作業の自動化
- モバイルアプリケーションのテスト
- ユーザーインターフェースの操作が必要なタスク
API経由での提供により、開発者が自社のアプリケーションに統合できる形式となっています。
Gemini CLI拡張機能を発表
Googleは、開発者の日常的なワークフローにGemini CLIを接続できる拡張機能を発表しました。
この機能により、コマンドライン環境をパーソナライズし、既存のツールやワークフローと統合することで、独自のニーズに合わせた機能拡張が可能になります。
- 作業効率の向上
- ツール間のシームレスな連携
- AI支援をカスタマイズした開発環境の構築
開発者は自分の使うツールに合わせてGemini CLIをカスタマイズできます。
Google Shoppingのバーチャル試着機能が靴に対応
Google Shoppingのバーチャル試着機能が靴カテゴリーに拡大しました。
ユーザーは自分の全身写真をアップロードするだけで、ヒールやスニーカーなどの靴を履いた姿を数秒で確認できます。
- 高度なAI技術により形状と奥行きを正確に認識
- 商品リストから「try it on」ボタンをタップし、全身写真を追加するだけの簡単操作
- 現在は米国で利用可能、今後数週間でオーストラリア、カナダ、日本に拡大予定
オンラインショッピングでの購入前の不安を軽減し、返品率の低下と顧客満足度の向上が期待されます。
Gemini Enterprise – Google Cloudの新しいAIプラットフォーム
Google Cloudは、職場におけるAIの新しい玄関口として「Gemini Enterprise」を発表しました。
Gemini Enterpriseは6つのコア要素で構成される包括的なエージェント型AIプラットフォームです。
- Geminiモデル(Google最先端のAIモデル)
- ノーコードワークベンチ(マーケティングや財務など、あらゆるチームがエージェントを構築可能)
- 事前構築されたGoogleエージェント(深い調査やデータ分析などの専門タスク用)
- 企業データへの安全な接続(Google Workspace、Microsoft 365、Salesforce、SAPなどと統合)
- 中央ガバナンスフレームワーク(すべてのエージェントを一元管理)
- オープンエコシステム(100,000以上のパートナーとの連携)
新機能として、Google Vidsによるプレゼンテーションの動画変換機能(月間250万人が利用)、Google Meetのリアルタイム音声翻訳機能、データサイエンスエージェント(プレビュー版)、40以上の言語をサポートする次世代カスタマーエンゲージメントエージェントが発表されました。
OpenAI
Codex、一般提供開始
OpenAIは、Codexの一般提供開始を発表しました。これにより、開発者向けのAIコーディングアシスタントがより広く利用可能になります。
Codexは、エディタ、ターミナル、クラウド環境で動作するAIエージェントで、GPT-5-Codexを基盤とした高性能なコード生成・レビュー機能を備えています。研究プレビュー開始以来、利用者が急増し、OpenAI社内でも70%以上のプルリクエストで活用されています。
- 新しいSlack統合により、チームチャンネルから直接タスクを委託可能
- Codex SDKで独自のワークフローやアプリにAIエージェントを組み込み可能
- 管理ツールの強化で、環境制御や使用状況の監視が可能
対象プランはChatGPT Plus、Pro、Business、Edu、Enterpriseで、2025年10月20日よりクラウドタスクも利用料金にカウントされます。
AgentKitの紹介
OpenAIは、開発者と企業向けにエージェントの構築、展開、最適化を支援する完全なツールセット「AgentKit」を発表しました。これまでエージェント構築には断片化されたツールを組み合わせる必要があり、複雑なオーケストレーションや手動での評価パイプライン構築、プロンプトチューニング、フロントエンド開発に数週間を要していましたが、AgentKitによりこれらが効率化されます。
主な新機能として以下のビルディングブロックが提供されます:
- Agent Builder: マルチエージェントワークフローの作成とバージョン管理を行うビジュアルキャンバス
- Connector Registry: OpenAI製品全体でデータとツールの接続を管理する中央集権的な場所
- ChatKit: カスタマイズ可能なチャットベースのエージェント体験を製品に埋め込むツールキット
また、評価機能を拡張し、データセット、トレースグレーディング、自動プロンプト最適化、サードパーティモデル対応などの新機能が追加されました。
AgentKitはResponses APIを基盤として、エージェントをより効率的かつ信頼性の高い形で構築できるようにします。
ChatGPTのApps機能を発表
OpenAIは、ChatGPT内で直接利用できる新世代のアプリ機能を発表しました。
アプリは会話の中で自然に統合され、ChatGPTが適切なタイミングで提案したり、名前を呼び出すことで利用できます。自然言語に応答し、チャット内で直接使用できるインタラクティブなインターフェースを備えています。
- Booking.com、Canva、Coursera、Figma、Expedia、Spotify、Zillowなどのパートナーアプリが利用可能
- Free、Go、Plus、Proの全プランのログインユーザーが利用可能
- Apps SDKのプレビュー版をリリース、Model Context Protocol(MCP)をベースとしたオープンスタンダード
- 開発者はDeveloper Modeを使用してアプリをテスト可能
使用方法は簡単で、「Spotify、今週金曜日のパーティー用プレイリストを作って」のようにアプリ名で始めるメッセージを送ると、ChatGPTが自動的にアプリを表示して関連コンテキストを使用します。
また、会話に関連する場合はChatGPTがアプリを提案することもあります。
Anthropic
Claude Codeにプラグイン機能を追加
Anthropicは、Claude Codeにプラグイン機能を追加したことを発表しました。
プラグインは「スラッシュコマンド、エージェント、MCPサーバー、フックのカスタムコレクション」を単一のコマンドでインストールできる仕組みです。
/plugin
コマンドで直接インストール可能(パブリックベータ版)- 必要に応じてオン/オフの切り替えが可能
- ターミナルとVS Codeの両方で動作
プラグインマーケットプレイスでは、誰でもプラグインを構築・ホスト可能で、GitリポジトリやURLで.claude-plugin/marketplace.json
ファイルを用意するだけで実現できます。
チーム全体でコードレビューやテストワークフローの一貫性を維持したり、オープンソースメンテナーがパッケージの正しい使用方法を提供したりと、様々な用途で活用できます。
アイレット
Google Cloud で目指すクラウド二刀流エンジニア講座
アイレットでは、2025年11月14日(金)にオンラインイベント「Google Cloud で目指すクラウド二刀流エンジニア講座」を開催します。
本イベントでは、生成AIの活用とマルチクラウドエンジニアの育成をテーマに、パネルディスカッションを実施します。
- 開催日時:2025年11月14日(金)17:00〜
- 開催形式:オンライン
- 参加費:無料
- 対象者:Google Cloudやその他のパブリッククラウドの知識を有するエンジニア、マルチクラウド人材の育成に関心のある方
アイレットからは、DX開発事業部セクションリーダーの西田 駿史が登壇します。
エンジニアの体験談や学習方法、日頃の業務との関わりなど、実践的な内容が共有される予定です。ぜひご参加ください!
次週はどんなニュースがあるでしょうか。お楽しみに✋
🚀 Powered by Claude Code
この記事はAIによって生成され、人の手でレビュー、修正が行われています。
クラウドと生成AIでの業務改善のご相談はコチラ👇
一緒に働くメンバーを募集しています!