「AI に書かせるなら、一文字たりとも自分で打ってはいけない」。
そんな挑戦的なルールを掲げた社内イベントが、2025年12月にアイレットで幕を開けました。
その名も『iret Dojo mini』。

「アプリケーションを AWS にデプロイする」「3月に成果物をプレゼンする」というこの企画。
全社で希望者を募った結果、約30名がエントリー。2025年4月入社の新卒社員も数名、意欲的に手を挙げてくれました。
本記事では、運営メンバーの満村 雄二、佐藤 竜也、北野 涼平の3名にインタビュー。「なぜ人間の手出しを禁止したのか?」という企画の背景から、イベントに込めた想い、そして開発が始まったばかりの現場のリアルな熱量をお届けします!

クラウドインテグレーション事業部
満村 雄二

アジャイル事業部
佐藤 竜也

アジャイル事業部
北野 涼平
始まりは「AI×自由な発想」が生む、新しい開発体験への好奇心

よろしくお願いします!まずは、今回の「iret Dojo mini」を企画した背景を教えてください。

ある日、満村さんとの会話の中で「社内を盛り上げる面白いことをやりたいね」と話をしていたのがきっかけです。ちょうどその時に、私が所属するアジャイル事業部の一部で「AI オンリーで自由にアプリを作ってみよう」という試みがあり、これだ!と思い満村さんに提案しました。
アイレットは全社で生成 AI の活用を推進しているので、一部署だけでなく全社で盛り上げたいなと。AI 活用の知見を貯める良い機会になりますし、普段インフラを担当している自分にとっては、開発に挑戦できること自体が何より楽しそうだと思いました。

私もインフラエンジニアで業務での開発経験がないのですが、佐藤さんの話を聞いて「これは斬新で面白そう」と思いました。当初は社内勉強会のような形式も考えていましたが、アイレットが注力している AI を活用しつつ、普段関わりのない人とも交流ができるような選手権形式にブラッシュアップしていきました。

北野さんはどういった経緯で運営に参加したのですか?

私から「イベントといえば北野さん」と思い、相談しました!
参考:
【大阪 VS 東京】社内で変則LT大会したら盛り上がった件

「こんなのやりたいんだけど」と相談されて、即座に「ええやん!」と返しました(笑)。私はアプリ開発を担当しているので、運営兼開発アドバイザーとして、参加者の皆さんの技術相談にも乗る役割を担っています。

北野さんもとてもやる気になってくれて、あっという間に具体的な企画書を作成してくれました!

企画段階から盛り上がったんですね!今回のイベントの目的は「社内若手育成」「AI 駆動開発の体験」「社内事業部横断交流」ということですが、参加希望者の中には2025年卒の新卒社員も何名か参加しているんですよね!


そうなんです!参加制限を設けずオープンに募集したところ、新卒社員が複数名希望してくれたので嬉しかったです。彼らのフレッシュな意欲に、運営側もさらに気合が入りましたね。
「人間によるコーディング禁止」というルールの真意

今回、イベントでのルールに「人間によるコーディング禁止」を設けたんですよね?これはかなり徹底されているのでしょうか?


はい、絶対です(笑)。「1文字変えるだけ」なら人間が修正した方が圧倒的に早いのですが、これも AI に指示を出して修正させてもらいます。

普段の業務でももちろん AI を使いますが、最後は人間が手を入れるのが普通です。でも今回はあえて「指示出し(プロンプト)」に特化してほしいと思っています。自分の意図をいかに正確に AI に伝えて具現化するか。その難しさと可能性を体感してほしいんです。
例えるなら、「食事中にスプーンを落としても、自分で拾わず執事にお願いする」くらいの徹底ぶりを求めています。開発におけるプロンプトの運用ノウハウを、このイベントを通じて社内でナレッジ化していきたいという狙いもありますね。

ぶっちゃけ、こういった開発は個人で開発する方がやりやすいのですが、今回はチームで連携して約3ヶ月で作り上げなければいけません。でも、それをやり遂げた経験は必ず自信になるはずです。今回はチームで開発する難しさも感じながら楽しんでもらえたら嬉しいですね。

アイレットはインフラに強いエンジニアが多いですが、最近は「インフラの知識だけでは将来的に厳しい」という危機感を持つ人も増えています。私もその一人ですが、「開発を始めてみたいけれど、何から手をつければいいか分からない。」という層が、ベテランとチームを組むことで、AI 駆動開発のノウハウを吸収する機会になればと考えています。
目指すは3月の最終発表。生みの苦しみを感じ、そして楽しんでほしい

3月の最終発表に向けて、どんなことに期待していますか?

年末にキックオフをした際にすでに盛り上がっているチームもあり、1月中旬に実施したテーマ発表でも業務系から生活に根差したバリエーション豊かな案が出ていました。今から3月の成果物を見ることがとても楽しみです。

2月に入ると、あちこちのチームでバタバタし始めるはず(笑)。でも、クリエイティブには「生みの苦しみ」がつきものです。その苦しさも含めて、AI 駆動開発の面白さを感じてほしいです。また、どんなツールを使って開発を進めているのか、その裏側のプロセスも楽しみにしています。

もし本当に素晴らしいアプリができたら、アイレットのサービスとしての提供も実現できるんじゃないかと期待しています。このイベントを一度きりで終わらせず、2回、3回と続く文化にしていきたいですね。参加者の皆さん、最終発表まで全力で楽しんでください!
編集後記
インタビュー中、運営の3名が本当に楽しそうにイベントについて語る姿が印象的でした。
プロンプト(指示出し)の難しさについては、AI での画像生成にハマっている非エンジニアの私自身も、日々痛感しているところです。
修正を指示しても思い通りにいかなくて、最後は人間の手で修正してしまいます。
そこをあえて禁止し、AI との対話だけでどうアプリを完成させていくのか。
その試行錯誤のプロセスが楽しみです。
3月の最終発表会、AI と人間の共作によってどんなアプリが誕生するのか今から目が離せません!
最終発表会後にまた後編として記事を公開する予定です!
ぜひ楽しみにしていてください!