はじめに

Global Solutions事業部の緒方です。

現在、新しいAWS認定試験が登場しています。「AWS Certified Generative AI Developer – Professional」という試験で現在ベータ版がリリースされています。AWSのリソースを使用した生成AIを活用した開発のスキルを証明する、今最もホットな試験の一つだと思います。

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紹介:アイレットの「キャリアアップ支援体制

みなさんすでに受験されている方が多いと思いますが、私も3月のベータ版受験期限の最後あたりに滑り込み受験を計画しています。

ただ、学習開始前は現在はベータ版の試験期間中ということもあり、「どうやって学習しよう」と考えていました。

市販の対策本はもちろん、オンライン講座などもまだ出揃っていません。そこで今回は、そんな教材不足という壁を、Googleさんが提供している「NotebookLM」を使って新しい学習スタイルで対策をしてみようと試してみました。

NotebookLMとは

このリンク内には以下のように記載がされていました。

AI を活用したリサーチ パートナー

なぜNotebookLMなのか?

どの資格試験でもそうだと思いますが、最も信頼できるソースは試験提供元が提供する「試験ガイド」や提供元の公式「ドキュメント」です。しかし、膨大なページ数のドキュメントを隅から隅まで読み込み、自力で記憶に定着させるのは非効率です。

そこでNotebookLMの出番です。NotebookLMは、自分がアップロードしたソース(資料)のみを基に回答を生成するため、ハルシネーション(もっともらしい嘘)のリスクを抑えつつ、特定の知識に特化した自分専用の「AI家庭教師」を作ることができます。

NotebookLMを活用した学習ワークフロー

今回の学習では、以下の手順でNotebookLMをフル活用しました。

1. ソースの徹底的なインプット

まずは、AWS公式から発表されている以下の資料をNotebookLMに読み込ませました。

  • 試験範囲が記された「試験ガイド」
  • 対象サービスの「公式ドキュメント(PDFやURL)」
  • 関連するAWS公式ブログやホワイトペーパー

上記のリソースを読み込ませると以下のような画面が表示されます。

2. フラッシュカードで用語を定着

NotebookLMには、読み込ませたソースからプロンプトに従ってフラッシュカードを生成する機能があります。学習初期の段階には重要な用語や概念について、フラッシュカード機能を活用しました。広い試験範囲の内容を効率よく学習することができました。

カードの表。

カードの裏。

3. 「クイズ機能」による実戦演習

NotebookLMには、読み込ませたソースからプロンプトに従ってクイズを生成する機能があります。これが非常に強力だと感じました。 特に、試験形式に則したアウトプットを出すために、以下のようなプロンプトで指示を出しました。

「読み込ませたソースに基づき、AWS Certified Generative AI Developer – Professionalの試験形式に合わせて、4択形式または複数選択形式の模擬問題を作成してください。各選択肢の解説も付けてください」

これにより、知識のインプットだけでなく、実際の試験に近い形式での「解く練習」を繰り返すことができました。この機能は本当に便利です。

4択問題。

選択をしたのちに、正否が表示されて解説もついていた。

注意点:AIへの「指示(プロンプト)」が大切

NotebookLMは資格試験の学習に非常に有効ですが、使い方によってはその効能を十分に受け取れないかもしれないです。 私の失敗例だと学習の初期段階で、簡単なプロンプトでクイズを作らせたところ、「この試験の学習分野の何割が試験に出るか?」といった、想定外の「試験ガイド情報」に関するクイズを出してくることがありました。

「あくまでソースから問われる中身に基づいた問題を出すこと」を具体的にプロンプトに落とし込めるかが、学習効率に影響すると感じました。

まとめ:新しい学習スタイルの手応え

NotebookLMを使った学習は、従来の「誰かが用意してくれた教材を学習」するスタイルではなく、「自らソースを集めて生成させ、AIと対話しながら教えてもらう」という新しい体験でした。

ソースに基づいた回答が得られるため、ネット上の不確かな情報を意図的に省くことでそれに惑わされることもなく、NotebookLMの特性上、ハルシネーションもほとんど気になりませんでした。

最後に

このベータ版試験を試験期間の最終日に受験する予定です。現在はまさに、このNotebookLMで作った模擬問題と格闘している最中です。

果たしてこの「AIによる自習」で合格を勝ち取れるのか……? その結果については、また後日、別の記事でお伝えするかもしれません。