はじめに
DX開発事業部 深川です。
Backlog Wikiで設計書を作成・管理していて、設計から単体テストまで自動化してAI駆動開発を導入し業務効率化ができないかと考えました。
そしてBacklog × Claude Code × OpenSpecで自動化を導入してみたのでこの記事を記載します。
使用する技術スタック
・Backlog API: Wikiの取得・作成・更新・削除
・Claude Code: 実装・テスト・アクションの実行主体
・Agent Skills: Claude Codeに「Backlog操作」を教え込むためのカスタム機能
・OpenSpec: AIが理解しやすい構造化された詳細設計フォーマット
開発プロセス全体図
このフローの特徴は、Backlog Wiki(=基本設計書)が常に正解であり続ける仕組みです。
1. 【基本設計フェーズ】人間が「意図」を定義
・Backlog Wiki 取得: 既存の仕様を backlog-wiki-toolkit で取得。
・基本設計: 人の手で新しい機能の概要や目的をWikiに記載。
・GitHub PR & レビュー: Wikiの変更内容をPR化。Claude Code Actionと人間の目でレビューし、マージ。
・Wiki自動更新: マージをトリガーに、GitHub ActionsがBacklog Wikiを最新化。
ポイント:ここで「開発の土台」を確定させます。
2. 【詳細設計フェーズ】AIが「構造」を定義
・詳細設計の作成: Claude Codeを起動。基本設計(Wiki)を読み込ませ、AIが理解しやすい OpenSpec 形式で詳細設計をWikiに書き起こさせます。
3. 【実装・テストフェーズ】AIが「実体」を構築
・実装: Claude CodeがOpenSpecに従ってソースコードを生成。
・単体テスト: 同じコンテキストでテストコードも自動生成・実行。
ポイント:設計書(Wiki)という根拠があるためハルシネーションが劇的に減ります。
4. 【レビュー・マージフェーズ】品質の担保
・GitHub PR作成: 実装・テストが完了したコードをPR。
・Claude Code Action:
1.「OpenSpec(詳細設計)を満たしているか?」
2.「コーディング規約に沿っているか?」 をAIが事前チェック。
・最終確認: 人間のレビュワーが意図を確認し、マージ。
このフローがもたらす変革
・エンジニアは「何を(What)」作るかに集中でき、「どう(How)」書くかはAIに任せられる。
・ドキュメントの鮮度が落ちないため、新メンバーのオンボーディングコストが激減する。
・手戻りの最小化: 基本設計の段階でAIレビューを入れるため、実装に入ってからの「仕様の考慮漏れ」がなくなります。
さいごに
AI駆動開発の本質は、コードを書かせることではなく、「AIが正しく動けるフローを設計すること」にあると思います。
Backlog Wikiで設計書を作成・管理しているプロジェクトがありましたらぜひチームで試してみてください。
参考
・https://dev.classmethod.jp/articles/claude-code-backlog-wiki-management-system/
・https://platform.claude.com/docs/ja/agents-and-tools/agent-skills/overview
・https://github.com/ice1203/backlog-wiki-toolkit