はじめに

オラクル・コーポレーション主催の「Oracle AI World Tour Tokyo 2026」に現地参加してきました。
本記事では、会場の雰囲気やイベント概要、オープニング基調講演の内容をお届けします。

イベント情報

イベント名 Oracle AI World Tour Tokyo
主催 日本オラクル株式会社
参加費 無料(事前登録制)
開催日時 2026年4月16日(木)
開催場所 ザ・プリンス パークタワー東京
Webサイト https://www.oracle.com/jp/ai-world-tour/

Oracle AI World Tour Tokyo 2026

Oracle Cloud Infrastructure(OCI)、Oracle AI Database、Oracle Applications(Fusion Cloud)、業種別ソリューションという4つのテーマを軸に、キーノートからシアターセッション、展示エリアまで幅広いコンテンツが用意されていました。
昨年も同会場で開催された Oracle CloudWorld Tour Tokyo 2025 に参加しており、今回は2年連続での参加となります。昨年に続き、イベント当日も快晴に恵まれました。

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当日のタイムテーブル

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午前中はコンベンションホールでオープニング基調講演、午後はブレイクアウト・セッションが並行して開催される構成でした。セッションの詳細については セッションカタログ をご覧ください。

会場の雰囲気

会場となったザ・プリンス パークタワー東京のコンベンションホールは、基調講演の開始前から多くの来場者で賑わっており、9:30のオープニングには席がほぼ埋まった状態でした。セッションは複数の部屋に分かれて並行開催され、各会場とも盛況でした。展示エリア(AI World Tour Hub)では各社のブースが軒を連ね、ソリューション紹介や個別相談が活発に行われていました。

昨年と比べて、今年は「AI」をより前面に押し出したテーマ構成になっており、参加者の関心も「AIをどう業務に組み込むか」という具体的な活用フェーズへ移ってきているように感じました。

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オープニング基調講演

基調講演は大きく3つの流れで構成されていました。まず Oracle エグゼクティブによるプレゼンテーションとカスタマー事例の紹介があり、その後に Dave Rosenberg 氏をモデレーターとする Oracle エグゼクティブのパネルディスカッション、さらに後半では SoftBank と JTB のゲスト登壇が続きました。

印象に残ったポイント

「なぜOracleのAIなのか」— データとプロセスの最前線に寄り添うAI

Oracleが強調していたのは、AIをデータやプロセスの「最前線」に置くというアーキテクチャの考え方です。「なぜオラクルのAIなのか — データとプロセスの現場で、寄り添うAI」と題され、統合されたシステム設計、組み込みセキュリティ、初期ワークロードからグローバル展開まで対応できるスケーラビリティが特徴として挙げられていました。他社クラウドとの差別化ポイントとして、AIとデータが分離されず、同一プラットフォーム上で動作することのメリットが語られていました。

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Oracle CEOほかエグゼクティブによるパネルディスカッション

後半はDave Rosenberg氏をモデレーターに、Mike Sicilia氏(CEO)、Ben Scarborough氏(OCI カスタマーエンジニアリング SVP)、Rondy Ng氏(Fusion ERPM開発 EVP)によるパネルディスカッションが行われました。基調講演全体を通じて印象に残ったのは、日本市場での成長に向けて、断片的な製品訴求ではなく、顧客のビジネス目標に沿った統合的なソリューションとして価値を示していこうとする姿勢です。製品売りからソリューション提供へ、さらにパートナーシップへと軸足を移そうとするメッセージが感じられました。

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ソフトバンク・JTBのゲスト登壇

パネルの後半では、丹波 廣寅氏(ソフトバンク株式会社 常務執行役員)と沖本 哲氏(株式会社JTB 取締役 常務執行役員 CFO)がゲストとして登壇しました。国内企業がどのようにデータやAIの活用を進めているのかを聞ける構成になっており、グローバルベンダーのメッセージだけでなく、日本企業の実践に触れられる点も印象的でした。

また、基調講演内では製造業におけるディーラー離脱防止のような業種別ユースケースも示されており、AI×データ活用が個別業務の改善や意思決定支援にまで踏み込んでいることが伝わってきました。

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さいごに

Oracle AI World Tour Tokyo 2026を通じて、「AIをデータとプロセスの最前線に置く」というOracleのアーキテクチャの考え方と、それを体現しようとする各社の取り組みを肌で感じることができました。
特に印象的だったのは、Oracleが単に製品機能を訴求するのではなく、「ソリューション・リーダーシップ」という軸で日本市場に向き合おうとしている姿勢です。基調講演全体を通じて、現在提供しているものを次のステージの土台として示し、断片的な製品販売から、顧客のビジネス目標に寄り添う統合的な価値提供へ移行していこうとするメッセージが一貫していたように感じました。

本記事では、イベント全体の雰囲気とオープニング基調講演を中心に振り返りました。当日参加した各セッションの詳細は別記事で順次お届けしますので、ぜひあわせてご覧ください。