はじめに
こんにちは!
DX開発事業部コ・クリエーションセクションビジネスソリューショングループ所属の戸塚晴菜です。
ラスベガスで開催されたGoogle Cloud Next ’26をオンライン視聴しました!🇺🇸
画面越しからでも伝わってくる熱気と、今回発表された新しい情報にとてもワクワクしました!
本記事では、新卒2年目の私が特に興味を持った「オープニング基調講演」と「Config Connector (KCC) を活用したインフラ管理」のセッションについてご紹介します。
今年のNextってどんな感じだったの?という方や、これからアーカイブ動画を視聴する方に向けて、このイベントで得た情報と感動をお届けできたら嬉しいです!
また、これからアーカイブ動画を視聴する方へ視聴環境の紹介も合わせてご紹介します。
Google Cloud Next ’26 とは?
Google Cloud Next ’26 は、ラスベガスのMandalay Bay Convention Centerで開催された、Google Cloud最大規模のイベントです。
今年のテーマは、実業務を自律的にこなすAgentic AIの本格実装です!
- 🇺🇸現地時間 4月22日(水)〜4月24日(金)
- 🇯🇵日本時間4月23日(木)〜4月25日(土)(午前1:00頃 開始予定(時差16時間))
3日間で700以上のセッションが開催され、基調講演・テクニカルセッション・ハンズオンワークショップ・展示ブースなど盛りだくさんの内容でした!
初めて海外のGoogle Cloud Nextを視聴しましたが、演出やステージの雰囲気がとてもかっこよかったです!
視聴方法
セッションのアーカイブはGoogle Cloud Next ’26 セッションライブラリから視聴できます。
Google Cloud Next ’26 セッションライブラリ
YouTubeの自動翻訳機能があるので、英語が苦手でも全く問題なく内容を理解できます!👀
オープニング基調講演 AIは「ツール」から「自律型エージェント」へ
セッション概要
基調講演では「Gemini Enterprise Agent Platform」が発表されました。👏
AIが単体のチャットツールとして使われる段階から、複数のAIが連携して業務タスクを自律的にこなす「エージェント」の時代に移行しています。
今回のセッションではこのプラットフォームを「エージェント型企業のためのミッションコントロール」と表現していました。
企業全体でエージェントを構築・管理・制御するための基盤として位置づけられています。
Claude Opus 4.7をサポート
Anthropic社の「Claude Opus 4.7」など他社のモデルもサポートされることが発表されました。
これにより、開発するシステムの要件や用途に合わせて、最適なAIモデルを選択できるようになります。
また、次世代Siriの開発に向けたAppleとの提携も発表され、今後の展開が楽しみな内容でした。🍎
「MCP」とエージェント連携
特に印象に残ったのが、エージェント機能の統合です。
作業画面のチャットからメンション形式(例:@PRDStrategist)で必要なエージェントを直接呼び出せるため、作業フローを中断することなくAIを活用できます。
さらに、データソースとAIを接続する標準規格である「Model Context Protocol(MCP)」にGoogle Cloudのサービス群がネイティブ対応しています。
これにより、BigQueryなどの内部環境や外部SaaSとの連携が標準プロトコルで完結するため、より効率的でセキュアなアーキテクチャ構築が期待できると感じました!
「デバッグできるAI」がもたらす現場の安心感
AIを実業務に導入する上で、セキュリティリスクや「AIがなぜその結論に至ったのか分からない」というブラックボックス化の問題は大きな壁になります。
今回のセッションでは、この課題に対する具体的な解決策も発表されました!
機密データの保護やリスクの可視化を行う「Model Armor」に加え、特に実用的だと感じたのが「Agent Observability」です。
これはAIの推論プロセスをログとして詳細に追跡できる機能で、結果に至った経緯を後から確認することができます!
問題発生時のデバッグが容易になるため、エンタープライズ企業でも安全にAIを運用できる基盤が作り込まれていると感じました!
10倍の成果を出すチームの作り方 KCCという「インフラの食洗機」
セッション名: Automating excellence: How Gemini and Config Connector help create 10x cloud teams
セッション概要
次に紹介するのは、個人的に現場で活用しやすいと感じたセッションです!
インフラの管理で手作業の設定変更により、コードと実際の状態がズレてしまう(ドリフト)問題に対し、Config Connector (KCC) を使って解決する方法が紹介されていました!
KCCは、Google Cloudの各種リソースをKubernetesの標準API(YAML)で管理できるようにするアドオンです。
セッションの中で、面白かったのがお掃除スポンジ「Scrub Daddy」を使った例え話です。
普通のスポンジは汚れを溜め込みますが、最先端素材のScrub Daddyは食洗機に入れて洗うことで、何度でも「新品同様の完璧な状態」に戻ります。
セッションでは、「KCCはあなたのインフラの食洗機だ」と語られていました。
手作業による予期せぬ変更をKCCが常に監視し、Gitで管理された正しいYAML定義とのズレを検知すると、自動的に元の状態へと修正してくれます。
これがまさに、Kubernetesの強力な「Reconciliation Loop(調整ループ)」の働きです!
この仕組みによって、インフラの「100% Auto-Healing(完全な自己修復)」と「Zero Manual Toil(手作業ゼロ)」という環境が実現します!

チケット駆動から、Pull Request駆動の開発へ
また、現場への具体的な導入戦略も紹介されていました!
すべてをKCCにするのではなく、基盤はTerraform、アプリケーションに近いリソースはKCCで管理するハイブリッドなアプローチ(Layered Infrastructure Strategy)が推奨されていました!
他のチームの作業を待つ時間がなくなるため、開発のスピードと生産性が向上すると思います!
まとめ
今回のGoogle Cloud Next ’26は、AIエージェントの進化やインフラ管理の自動化など、開発の常識を大きく変える技術をたくさん見ることができました!
新卒2年目にして、単に最新技術に感動するだけでなく、「これを自分の現場にどう持ち帰るか」「どうやって開発の効率を上げるか」という視点で視聴することができました。
今回学んだ知識をインプットで終わらせず、日々の業務でもっと積極的に活用していきたいと思います!
また、今回はオンラインでの参加でしたが、次回はぜひ現地に参加して、この熱気を直接味わいたい!と思いました。
セッションライブラリには、アーカイブ動画がたくさん公開されているので、気になった方はぜひチェックしてみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!





