Workspace Intelligence って何?
Google WorkspaceのすべてのアプリをつなぐAIの頭脳!
メール・チャット・ファイル・プロジェクト・組織の専門知識といった複雑な意味的つながりを理解した上で動く、セキュアなシステムです。
たとえば、「さっき話し合った内容でメール下書きして」と言うだけで、直前のMeetの会議・参加者・メモを自動把握してメールを作ってくれます。
- リアルタイム検索
メール・ドキュメント・チャット・カレンダーを横断的に検索。キーワードの完全一致ではなく、意味を理解した上で検索を行うため、「Q3売上予測」と聞けば「秋の財務見積もり」というタイトルのファイルもヒット - ワークフロー記憶
数分前に閲覧したファイルやチャットの内容を短期的に記憶。複数のアプリをまたいだ会話でも文脈を維持し、「さっき参加したMTGをベースにメールを書いて」といった指示も自然に処理 - ウェブ情報との連携
社内データと外部のニュース・市場データをリアルタイムで安全に組み合わせ、一つのまとまった回答として提供。データの所有権はユーザー側に保持
セキュリティについて
データの所有権
- データが従業員・エージェントどちらによって使用される場合でも、データはお客様のもの
- 人間によるレビュー・広告への利用・Workspace外でのAIモデルのトレーニングへの使用は、許可なく行われることはない
- 管理者コントロールにより、組織全体でのWorkspace Intelligenceの利用を管理可能
アクセス権限の厳守
- ユーザーがすでにアクセス権限を持つファイル・メール・データのみを取得・参照する
- ユーザーが通常の検索でアクセスできないファイルは、AIも取得・参照・推論に使用することができない
テナント分離
- ナレッジグラフの接続情報や動的に取得されたデータを含むすべての情報は、お客様のテナント境界内に厳密に限定される
国際認証取得済み
- 規制・コンプライアンス機関から国際的に認められた、業界最高水準の安全性・プライバシー・セキュリティ認証を取得
- 生産性・コラボレーションツール分野のAIアシスタントとして世界初となるISO/IEC 42001(AI管理国際標準)およびFedRAMP High認証を取得済み
各アプリでどう変わる?
Workspace Intelligenceにより、関連するメール・チャット・ファイル・Web上の情報を自動で収集し、あなたの文体・ブランド・スタイル・社内テンプレートを反映したプロ仕様の下書きに変換してくれます!
各アプリごとに詳しく解説します!
Google Chat — 新機能「Ask Gemini」
- デイリーブリーフィング:重要なタスクや未読スレッド、急ぎの案件をまとめて表示
- ドキュメント・スライドの作成:ドキュメントやスライドの作成といったタスクも対応
- 会議のスケジュール調整:都合の良い時間に会議をスケジュール
- ファイル検索:正確なファイル名が分からなくても、ファイル内容の説明でファイルを発見
- 外部ツール連携:Asana・Jira・SalesforceなどともつながりWorkspaceから出ずに作業が完結
Google スプレッドシート — データ活用がさらに進化
- 自然言語でスプレッドシートをゼロから作成・編集できる
- HubSpotやSalesforceなど外部アプリからのデータをSheets内に直接インポートできる
- 「Sheetsキャンバス」という新機能で、ダッシュボード・ヒートマップ・かんばんボードなど、カスタムのインタラクティブな可視化コンテンツをシート上に作成・共有
- Sheetsキャンバスは、静的なダッシュボードを提供するだけでなく、データの上に完全にインタラクティブなミニアプリを構築
Google ドキュメント — AIが資料作成をサポート
- ビジネスデータを使ったインフォグラフィックの自動生成
- コメントを読んで自動でドキュメントを修正
Google スライド — プレゼン資料が一発完成
- 1回の指示で編集可能なスライドデッキを完成させ、会社のテンプレートやビジュアルスタイルに従って即プレゼン可能な資料を生成(近日公開予定)。
Gmail — 重要メールを見逃さない
- AI Inbox:受信箱の中で重要度の高いメールを自動整理し、表示
- AI Overviews:検索すると、複数スレッドの情報を統合して要点の簡潔なまとめを表示
Google Drive — 「ファイルの倉庫」から「知識ベース」へ
- AI Overviews & Ask Gemini:ドライブ内のすべてのファイルに関する詳細な情報を取得
- Driveプロジェクト:ファイルやメールを一元的に整理。これにより、人間だけでなくGeminiも、状況の全体像を把握できるようになります。
その他のアップデート
Google Vids — アバターが大幅強化
- 会社のロゴをシャツに入れたり、ブランドの背景を追加したりと、アバターにブランド要素を組み込める
- プレゼンテーションを動画に変換する際にアバターを追加できる機能も近日登場
- 24言語に対応予定で、一貫した顔と声でカスタムアバターをあらゆるシーンで活用できます
Google Meet — どこでも「自動議事録」
- オンライン会議だけでなく対面の会議でも、ZoomやTeamsで行われる会議でも、モバイルまたはデスクトップを利用して、会議の要約とアクションアイテムをGoogleドキュメントに自動記録
スキル(Skills)— 繰り返し作業を自動化
- 毎日繰り返す同じタスクを「スキル」として登録して自動化
- たとえば、新しい請求書が届いたときに過去の請求書と自動比較して差異を検出するスキルなどを作成可能
- スキルはWorkspace Studioで作成でき、Workspace内でGeminiを使用するあらゆる場所で呼び出せる
- スキルはチームで構築・共有可能
Chrome Enterprise — ウェブ上の複数ステップ作業を自動化(現在は米国のWorkspaceユーザーが対象)
- 「オートブラウズ」機能が追加され、ウェブやアプリをまたいだ複数ステップの作業を自動化
- 既存のWorkspaceエンタープライズグレードのセキュリティ保護機能はそのまま維持される
Workspace MCP サーバー — 開発者向け新機能(プレビュー)
- Driveドキュメントの統合・Gmail返信の下書き作成・カレンダーやChatのロジック管理など、高度なWorkspace機能をAIアプリやエージェントに組み込める
- すべて安全で標準化されたオープンなフレームワーク内で実現
- 公式Workspace CLIが近日リリース予定。エージェントから直接これらの機能を管理・操作できるように
エージェントガバナンス — AI管理を強化
- AIコントロールセンター・エージェント管理・Workspace Studioコントロールといった新しいガバナンス機能により、データへのエージェントアクセスを監視・制御・監査
- AIエージェントによる意図しないデータ漏洩・過剰なデータ共有・プロンプトインジェクションといったリスクをさらに低減
Microsoft 365からの移行が最大5倍速く
- Microsoft 365からWorkspaceへの組織全体の移行が、新しいデータインポート機能により最大5倍高速化
- メール・ファイル・会話を管理コンソールから簡単に移行
- AI搭載のOfficeマクロ変換ツール・GmailでのOfficeファイル編集・Docsでの変更追跡(レッドライン)など、Officeアプリを使い続けるパートナーとのコラボレーションを円滑にする相互運用機能も追加
Gemini Enterprise アプリ — Workspaceとシームレスに連携
- Workspaceデータとシームレスに統合されており、タブを切り替えることなく操作が可能
- プライベートプレビュー版として、Gemini EnterpriseアプリのキャンバスモードからGoogleカレンダーの会議をスケジュールしたり、DocsやSlidesをシームレスに作成・閲覧・編集できる機能が近日提供開始予定
感想
AIエージェントが騒がれていたのも束の間、もはや当たり前の技術になりつつあると感じました。
AIの裁量が大きくなるほど、セキュリティやデータのプライバシーの懸念も比例して大きくなります。
そんな中、ISO/IEC 42001認証とFedRAMP High認証を取得している点が印象的でした。
AIの成長が凄まじいからこそ、頼りきるのではなく、AIの出力を自分の目で確認する姿勢は忘れないようにしたいと思います。
参考サイト
Introducing Workspace Intelligence
10 more announcements from Google Workspace at Cloud Next ‘26
Workspace
Intelligence Contextual AI for the enterprise