こんにちは!広報の羽鳥です。
「2026 Japan AWS Top Engineers」に選出された KDDIアイレット社員による対談シリーズの第4弾です。

本シリーズは、テーマなし、進行台本なし。
話す内容はすべてその日のメンバーにおまかせ。
第1弾〜第3弾では「一人では、動き出せていない」、「大阪帝国」という目標、「日々の継続」の大切さについて語ってくれました。

今回登場するのは、Japan AWS Top Engineers に加えて AWS Community Builders にも選出されている畠山 大治と小巻 玖美。2人とも 、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のユーザーグループ「JAWS-UG」をはじめとする社外コミュニティでも活動しています。

インフラエンジニアとしてキャリアを積み、「とりあえず楽しそう」から走り出した畠山。開発エンジニアとして「違う景色を見たい」とコミュニティに飛び込んだ小巻。スタート地点は少し違いますが、2人を動かしていたのは、同じものでした。

社外の「コミュニティ」と、そこで感じた「楽しさ」

軽いノリで飛び込んだコミュニティで得た経験が、社内での活動や選出につながっていきます。
称号は2人にとって何だったのか。社内と社外を行き来することで何が変わったのか。そして、2人が今見ている「次」とは? ぜひご覧ください。


クラウド・イノベーション本部 畠山 大治
2026 Japan AWS Top Engineers (Services) 選出。
2024年に Networking カテゴリーで初選出され、3年連続の選出。
AWS Community Builders。インフラエンジニアとして経験を積み、
現在は開発領域にも活動の幅を広げている。



gaipack本部 小巻 玖美
2026 Japan AWS Top Engineers (Services) 選出。
2025年に続き、2年連続の選出。
AWS Community Builders。
開発エンジニアとしてアジャイル開発に携わり、現在は 主にスクラムマスター を担当。
JAWS-UG 千葉支部・JAWS-UG IoT 専門支部の運営、
JAWS DAYS の実行委員としても活動している。

「Japan AWS Top Engineers」と「AWS Community Builders」とは

「Japan AWS Top Engineer Program」とは、AWS Partner Network (APN) 参加企業に所属している AWS エンジニアを対象にした日本独自の表彰プログラムです。特定の AWS 認定資格を持ち、AWS ビジネス拡大につながる技術力を発揮した活動を行っている方、またはその他の重要な活動や成果がある方を、Japan AWS Top Engineers として、AWS Japan が審査し選出します。
公式サイト

2026年は全体で257名が選出されました。表彰カテゴリーは Services / Software / Networking / Security / AI/ML Data Engineer の5つです。

2人が選出されている「AWS Community Builders」は、AWS の知識共有や技術コミュニティとの連携に熱心な技術者に向けて、技術リソースや学習、ネットワーキングの機会を提供する AWS のプログラムです。コミュニティへの投稿、オープンソースへの貢献、ブログや登壇などによる情報発信といった活動の審査を通過した人が選出されます。
公式サイト

KDDIアイレットからは、2026年は10名が AWS Community Builders に選出されています。

「楽しさ」から始まった挑戦と、選出後に広がった世界

小巻さんは、どうして Japan AWS Top Engineers を目指そうと思ったんですか?


一言でいうと、視座を上げたかったんです。それまで開発エンジニアとしていろいろな案件に関わらせてもらっていたんですが、アジャイル開発だとスクラムマスターの方がいて、私は開発メンバーとして入ることがほとんどでした。じゃあ自分がその上に立つとなったとき、どんな選択肢があるんだろう、と考えるようになって。

それで、とにかく今までとは違う世界を見てみようと思いました。コミュニティに参加して登壇してみたり、社内のイベントを企画してみたり。中途で KDDIアイレットに入社してからあまり書いていなかったブログも、もう一度書き始めました。やったことがないことを、とりあえずやってみる時期でしたね。
そうしていたら、Japan AWS Top Engineers の育成をサポートする社内タスクフォースに参加していた畠山さんに声をかけていただいたんです。コミュニティでの登壇やイベント企画を見てくれていたみたいで。


そうそう、コミュニティとかで登壇している姿を見ていたので声をかけました。
僕は正直、最初から「視座を上げたい」みたいな考えはあまりなかったんですよ。


そうなんですか?


とりあえず楽しそうだな、と(笑)。
そこから始めて、楽しくやって、結構続いてきたから、何かに活かしたいなと思うようになった感じです。基本的に、楽しいこと以外はあまりやりたくないタイプなので。


わかります(笑)。
私は、ずっと同じところに留まるのが嫌なんですよね。


僕ももともとずっとインフラエンジニアだったんですけど、2025年10月から開発の部署に異動したんです。


そうだ、異動したんですよね!畠山さんは、初めて申請した時どんな状況だったんですか?


申請した2023年は、自分でも「ゾーン」に入っていたと思います。KDDIアイレットに出向して一年目はとにかく仕事に打ち込んで、コミュニティにも参加してめちゃくちゃ登壇したし、ブログもたくさん書いていた。その勢いのまま申請して、1回目で選んでもらえました。

当時は 周りに Japan AWS Top Engineers の人たちがいたので「自分もやってみるか」という流れで申請しました。その輪の中に入り込めたのはすごく大きかったですね。


あの頃、畠山さんは社内外でも目立っていましたよね。私の初登壇は2024年の JAWS DAYS の会場だったんですが、そのとき畠山さんはボランティアとして参加していて。


そうそう。小巻さんが出てきたのを見て、「あ、アイレットの人がまた一人増えたな」と思っていました。


実際に Japan AWS Top Engineers に選ばれてから、何か変わりましたか?


選出されていなくても、たぶん今と同じ方向には進んでいたと思うんです。ただ、階段を上がる上でのステップとしては、だいぶ後押しになりました。

個人的には、称号は良い意味で「道具」として使うべきだと考えています。振りかざすのではなくて、何か新しいことを開拓したい時に使う。そういう使い方なら、いくらでも活かせるので。


私も、やっていること自体はあまり変わっていないんです。コミュニティに出て、社内でイベントを企画して。でも、変わったのは社内からの見え方でした。「Japan AWS Top Engineers の人」として認知してもらえるようになって、「こういうこと、やってみない?」と声をかけていただくことが増えたんです。自分の活動は同じでも、やれることがどんどん増えていく感覚があります。


社内にちゃんと還元して、それが結果的に自分のためにもなる。いい循環ですよね。


私は Japan AWS Top Engineers と AWS Community Builders、どちらもいただいているんですが、2つの性格は少し違うと感じています。Japan AWS Top Engineers は会社や社内に近くて、AWS Community Builders はより社外のコミュニティに近い。
どちらもあるのが、個人的にはすごく好きなんです。社外で見てきたものを「社内でもこういうことをやりたい」と持ち込めるし、社内で認知してもらえているから、人を巻き込みやすい。社内と社外の相乗効果があると思います。


わかります。あとは Japan AWS Top Engineers に選出されると、AWS から Japan AWS Top Engineers 向けのセミナーやイベントの案内が届くのも魅力ですよね。

JAWS-UG は「大人の本気の文化祭」。コミュニティで得られるもの

畠山さんも私も、JAWS-UG をはじめ複数のコミュニティに関わっていますよね。私、JAWS-UG の雰囲気がすごく好きなんです。利害関係抜きで、「楽しい」「好き」だけでみんなが集まっている。大人が本気で文化祭をやっているみたいで。


大人の本気の文化祭(笑)。本当にそうですよね。見ているだけでも楽しい。


とはいえ、コミュニティに参加するだけでもハードルが高いと感じる人は多いと思うんです。畠山さんが運営に入ったきっかけは何だったんですか?


関わったら楽しそうだなと思ったんです。運営も、参加も。JAWS-UG以外にもコミュニティを立ち上げて運営していますが、話していたら「やってみる?」と声をかけてくれる人がいて、「じゃあ試しにやってみますか」という軽いノリで始めました。
仕事だと責任もあるので、なかなか気軽に「やります」とは言えないじゃないですか。でもコミュニティなら、「これやりたいね」から気軽に始められる。何でもやりやすいんです。


私は、社内で企画をやってみた上で、「社外だとどうなるんだろう」というのがずっと気になっていました。いろいろな方がコミュニティを運営をしている中で、どんな視点や景色があるんだろう、と。JAWS-UG は千葉支部と IoT 専門支部の運営に、ほぼ同時に入りました。IoT は単純に好きだったので、自分から「やりたいです」と声をかけて。千葉支部は、同じく社内で AWS Community Builders に選出されている和田さんがきっかけでした。

でも実は、その前に JAWS DAYS の実行委員になっているんです。


実行委員が先なんですよね。あれはイレギュラーなパターンだと思う(笑)。


2024年の JAWS DAYS をきっかけに、いろいろなコミュニティに顔を出すようになりました。
AWS CDK Conference Japan に参加したときも、最初はただ聞いているだけだったんです。でも懇親会で、たまたま目の前に JAWS DAYS 2024、JAWS DAYS 2025、JAWS PANKRATION 2024などの JAWS イベントの Web サイト担当をされていた米澤拓也さんが座っていて。米澤さんのその時の登壇内容が JAWS DAYS 2024のサイト構築の話だったので、イベントについて色々伺っていたら、「次のJAWS DAYSのWebサイト構築、やってみる?」とお誘いいただきました。

そうしたら後日、ServerlessDays Tokyo の会場で米澤さんに手招きされ、翌年の JAWS DAYS の実行委員の新居田晃史さんにつないでもらって。気づいたら、どの支部にも所属していないまま実行委員になっていました。


「一人だけ無所属の子がいる」って、ちょっと話題になっていましたよね(笑)。


「あの子誰?」から始まって、そこから支部の運営にもつながっていきました(笑)。


そう考えると、コミュニティ自体に「とりあえずやってみたら?」という文化があるのかもしれないですね。


本当にそうなんです。私はいろいろ悩んだ時、社外で相談することが多いんですが、社外で相談すると「やってみなよ」と言われることが多くて。


みなさんとにかく勢いがすごいですよね、どんどん背中を押してくれる。


でも、そのおかげで経験できたことがたくさんあります。実行委員の仕事って、まさに PM なんですよ。会社でいきなり「実績はないけど PM をやります」とは、さすがに言えないじゃないですか。


お客様からお金をいただいている仕事ですからね。


登壇も同じで、会社の看板を背負うと、失敗が怖くなる気がして。もちろん会社も上司もちゃんとサポートしてくれるんですが、お願いするハードルはどうしてもある。だからまず社外で、自分だけでやってみる。反応がよかったのか、まだまだだったのかを確かめて、イメージをつかんでから社内に持ち帰る。社内に戻れば、畠山さん含め「何かやろうよ」と言える仲間もいるので。


一度外で軽くやってみてから社内に戻る、というのは、よくあるパターンかもしれないですね。社内と社外で大変なことも全然違うので、どちらにも飛び込んでよかったと思います。やれることが確実に増えました。


社外で本気の文化祭を経験して、社内に持ち帰る。コミュニティで得られるのは、楽しさだけじゃなく、仕事にもつながる経験なんですよね。

今後の目標と、これから目指す人へ

小巻さんの今後の目標を教えてください!


Japan AWS Top Engineers、そして AWS Community Builders に認定されて、活動の視野が広がりました。今の目標は、Japan AWS Top Engineers と AWS Community Builders であり続けながら、さっき話したような「社内で楽しいが実現できる」ポジションにいること。これがすごく大事だと思っていて。そう考えると、肩書きはあまり関係ないんですよね。


僕も似ていて、自分が目指す先はいろいろな場所に出ていって、だいぶ吸収してきたので、それをちゃんと仕事に活かしたい。今はまさに、仕事をめちゃくちゃ頑張るフェーズです。


具体的に、仕事でやりたいことはありますか?


インフラとアプリケーションで役割がはっきり分かれる縦割り構造がまだまだ残っている現場が多いですが、あまり良い組織構造ではないと思っています。いいものを作るためには、本来そうあるべきではないと思っていて。だから、自分ができる範囲を少しずつ開拓していきたい。その先で、インフラもアプリケーションも横断できるようなチームをどんどん生めたら面白いだろうなと思っています。
コミュニティにはこれからも楽しみに行きますが、今は仕事に重心を置いて、ちゃんと成果を出したいですね。


最後に、これから目指す人へのメッセージもお願いします。


今は AI もあるので、申請の下書きも一緒に作れると思うんです。この対談シリーズを読んだり、認定者とコミュニケーションをとる中で少しでも楽しそうと思えたらとりあえずやってみてほしいですね。
仮に楽しそうだと思えなくても、申請では1年間にやってきたことを振り返ることになります。自分のキャリアを考える上で「何をしてきたか」を棚卸しする方法としても、すごくいいと思います。その方法の1つだと思って、気軽に使ってみてください。


私も同じです。申請書では、STAR(Situation、Task、Action、Result)という形式で活動を書くんですが、私はそこで初めてこの形式を知りました。この形式で書くと、自分の活動を振り返れるだけでなく、「どう伝えれば人に評価が伝わるのか」まで、2〜3ヶ月くらいで見えてくるんです。応募するプロセスそのもので、成長できると思います。
それに、その先には私たちがいます。社内には AWS Community Builders もいるし、尖った Japan AWS Top Engineers もたくさんいる。そういう人たちとつながるきっかけになる、という意味でもおすすめです。


「楽しいことができそう」くらいの理由で十分です。


本当にそう思います。お待ちしています!

おわりに

「とりあえず楽しそう」から走り出した畠山と、「違う景色を見たい」とコミュニティに飛び込んだ小巻。スタート地点は違っても、2人の原動力はどちらも、コミュニティで感じた「楽しさ」でした。

社外のコミュニティで、失敗を恐れずに軽いノリで試してみる。そこで得た経験や視点を社内に持ち帰り、仲間を巻き込んでいく。Japan AWS Top Engineers という称号は、その循環を後押しする「道具」になっていました。

そして、社内で活動する先輩たちの存在が、2人を「その輪の中」へ導くきっかけになっていたことも印象的でした。第1弾から続く「身近な誰かが、次の誰かの背中を押す」という流れは、社内でも、コミュニティの中でも、しっかりつながっています。

「自分にはまだ早い」と感じている方も、まずは1年間の棚卸しのつもりで、申請に向き合ってみてはいかがでしょうか。社内には、軽いノリで背中を押してくれる先輩たちが待っています。

畠山さん、小巻さん、ありがとうございました! そして改めて、選出おめでとうございます!

対談シリーズは今後も続きます。次回もぜひ楽しみにしていてください♪
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!


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