こんにちは!広報の羽鳥です。
「2026 Japan AWS Top Engineers」に選出された KDDIアイレット社員による対談シリーズの第6弾、最終回です。

本シリーズは、テーマなし、進行台本なし。
話す内容はすべてその日のメンバーにおまかせ。
第1弾〜第5弾では『一人では、動き出せていない』、『大阪帝国』という目標、『日々の継続』、『コミュニティ』と『楽しさ』、そして『自分のため』と『チームのため』という応募動機について語ってくれました。

今回登場するのは、以前同じ案件で一緒に仕事をした江崎 真二と佐藤 竜也。2人の共通点は、異業種から IT 業界に飛び込んできたことです。

ホテルのソムリエから、39歳で未経験のまま IT 業界に入った江崎。営業や結婚式場、イベント運営を経て、インフラエンジニアになった佐藤。経験の浅さを自覚していたからこそ、2人はずっと「がむしゃら」に走ってきました。

「異業種」からの挑戦と、「がむしゃら」に積み上げた道のり

Japan AWS Top Engineers に選出されるまでの道のりと選出後の変化について、ぜひご覧ください。


クラウド・イノベーション本部 江崎 真二
2026 Japan AWS Top Engineers (Services) 選出。
前職はホテル業界で、ソムリエ、マネージャー、
ホテルの立ち上げプロジェクトを経験。
39歳で IT 業界に飛び込み、KDDIアイレットに入社。
現在は MSP(監視チーム)領域でセクションリーダーを務める。
今年はじめての選出。



gaipack本部 佐藤 竜也
2026 Japan AWS Top Engineers (Services) 選出。
2025年に続き、2年連続の選出。
2026 Japan AWS Ambassadors。
IT 企業の営業、結婚式場のギャルソン、
婚活パーティー会社でのイベント運営などを経て、
インフラエンジニアとして IT 業界へ。
JAWS-UG 配信部のメンバーとしても活動し、AWS Samurai を受賞。

「Japan AWS Top Engineers」と「AWS Ambassadors」とは

「Japan AWS Top Engineer Program」とは、AWS Partner Network (APN) 参加企業に所属している AWS エンジニアを対象にした日本独自の表彰プログラムです。特定の AWS 認定資格を持ち、AWS ビジネス拡大につながる技術力を発揮した活動を行っている方、またはその他の重要な活動や成果がある方を、Japan AWS Top Engineers として、AWS Japan が審査し選出します。
公式サイト

2026年は全体で257名が選出されました。表彰カテゴリーは Services / Software / Networking / Security / AI/ML Data Engineer の5つです。

佐藤が選出されている「AWS Ambassador Program」は、AWS パートナーネットワーク (APN) 参加企業の中で突出した技術力や活動実績を持つプロフェッショナルを「AWS Ambassadors」として選出して、コミュニティを形成するグローバルプログラムです。
公式サイト

2026 Japan AWS Ambassadors には全体で75名が選出され、KDDIアイレットからは佐藤を含む3名が選ばれています。

異業種から IT の世界へ。とにかくがむしゃらに

江崎さんって、前職はホテルマンなんですよね。


そうです。若い頃はレストランでバリスタ・ソムリエをやって、マネージャーになって、最終的にはホテルの立ち上げプロジェクトにも関わっていました。次は新しいホテルのプロジェクトだ、というタイミングでコロナ禍が来たんです。

あれだけ強制的に時間が止まったのは初めてだったので、ポジティブに人生をしっかり見直そうと思って、いくつか資格の勉強をしました。その中で IT が一番面白くて、一番難しかったんです。これは本格的にやる価値があると思って学校に通い、39歳で IT 業界に入りました。


私も異業種です。IT 企業の営業から始まって、上京して結婚式場のギャルソンをやったり、婚活パーティーの会社でイベントを回したり。

IT に戻ったきっかけは、当時お付き合いしていた現妻のお父様に「今後のプランを教えてもらおうか」と言われたことです(笑)。それをきっかけに IT 業界に戻ろうと決意し、インフラ系の会社に拾ってもらって、そこからずっとインフラエンジニアです。


異業種から KDDIアイレットへ入社したので、周りと比べて経験が浅いというのはずっと思っていました。


そうなんです。自分の価値をどう出せばいいのか分からないから、やれそうなことは全部やる。与えられた仕事や相談頂いた内容は分からなくてもまずやってみる、みたいな感じで、ずっとがむしゃらでした。


私も同じです。39歳未経験での挑戦だったため、同じスタートラインの若い世代に負けないよう、自分ならではの付加価値を出さなければと必死でした。だから時間を圧縮して、何かしら違う価値を出さないといけない。それはもうがむしゃらでしたね。


経験が浅いぶん、がむしゃらに量をこなすしかなかった。でも、その積み重ねが今につながっている気がします。

監査と推し活。それぞれの道で選出へ

江崎さんが Japan AWS Top Engineers に応募したきっかけは何だったんですか?


大阪オフィス所属で AWS Ambassadors と Japan AWS Top Engineers に選出されている高橋 修一さんに声をかけてもらったことです。私は AWS MSP の監査リードをしていたのですが、「AWS の監査は評価がとても高い。これを活かさないのはもったいない」と言われて。

監査は負荷の大きい業務ですが、KDDIアイレットにとっては欠かせないものです。手を挙げる人は少なくても、会社に必要な領域で結果を出せば価値になる。そう考えて、プレッシャーの中でやりきりました。Japan AWS Top Engineers になるために手を挙げたわけではなかったのですが、自分が取り組んだ業務を認めてもらえたのはうれしかったですね。


私も以前監査に関わりましたが、かなり大変な業務ですよね。
江崎さんは Japan AWS Top Engineers 申請の準備も、かなり計画的だったと聞きました。


過去の申請例を調べてゴールを決めて、足りないギャップ部分を残りの時間で埋める計画を立てました。私の場合一番の難関は、要件にあった AWS Certified Solutions Architect – Professional と AWS Certified DevOps Engineer – Professional を、当時どちらも持っていなかったことです。仕事と家庭の両立に加えて資格取得の時間捻出がなかなか困難で……。

申請にあたりメンターを担当してくれた北野 涼平さんがずっと応援してくれて、3月に両方受かりました。一人だったら「もういいかな」と思っていたかもしれません(笑)。

佐藤さんは、どうして Japan AWS Top Engineers を目指したんですか?


Japan AWS Top Engineers の存在はもちろん知っていたんですが、すでに選出されている方々を見て、本当に技術に詳しいバリバリのエンジニアがなるものだと思っていたんです。だから今でも「Japan AWS Top Engineers」と言われると若干違和感があって(笑)。ただ、「AWS ビジネスに貢献している」と言われたら、それはそうかな、と。

私にとって AWS は、ある意味「推し活」なんです。最初に触ったときに「AWS 面白い」と思って、コミュニティに行ったら SNS で実況しながら解説してくれる人がいて。この業界面白いな、とズブズブはまっていきました。イベントや勉強会に参加して、貢献して、AWS の方とお話しして。推し活を続けていたら、今年は 2026 Japan AWS Ambassadors に選出されていました。


推し活が成功したんですね(笑)。


でも実は私、最初の申請は落ちています。活動はしているのに、なんで通らないんだろうと。そこで当時 AWS Ambassadors だった先輩に申請書を直接見てもらったら、めちゃくちゃ添削されて返ってきました。それを反映して申請したら2年目は無事に選出されました。

そのとき気がついたのが、自分を過小評価していたということです。STAR 形式のような、人に評価してもらうための書き方ができていなかったのもありますが、それ以上に、自分のことを小さく小さく書いていた。「ここはもっとアピールしていい」と言われて、書き方を変えました。これは社内の目標面談でも同じで、今まで自己評価を低め低めに言っていたのはもったいなかったな、と(笑)。自分を正当に評価しましょう、というのが一番の学びでした。


私が北野さんに応援してもらったように、佐藤さんも先輩に引き上げてもらったんですね。


そうなんです。2人とも、一人ではたどり着けていないですね。

称号は「一言で伝わる信頼」

Japan AWS Top Engineers になって、何か変わりましたか?


業務そのものは変わっていませんが、関わる人や見える世界が一気に広がりました。元の位置にいたら来なかった仕事も来るようになっています。

私は選出されたら、Japan AWS Top Engineers のバッジ(影響度)を活用したかったんです。ホテルでは、資格を持たない一般的なウェイターの私がワインをすすめても「ソムリエさんを呼んでくれる?」と言われることがあります。でも、ソムリエのバッジを付けた人が同じワインをすすめると、「じゃあそれで」とスムーズに注文が決まるんです。Japan AWS Top Engineers も同じで、他者からの評価だからこそ信頼につながります。登壇資料にバッジを載せるだけで、「この人はちゃんとしている」と思ってもらえますから。


私は称号にあまり執着がないタイプですが、人が私を紹介するときに「Japan AWS Top Engineers です」「Japan AWS Ambassadors です」と一言で済むのは便利だと思います。経歴を長々と説明しなくても伝わりますよね。


これから目指す人には、「やらない理由を探していませんか」と伝えたいです。私もセクションリーダーや Japan AWS Top Engineers の話をもらったとき、子どもが生まれたばかりだからとか、断る理由はいくらでも作れました。でも挑戦してみたら、なんとかなるものです。

もう1つは、AWS の視点で考えること。「私はこれをやりました」という片思いではなく、AWS がどんな人を Japan AWS Top Engineers にしたいのかを想像して、申請や活動に落とし込むと届きやすいと思います。


私からは、キャリアに迷っている人ほど応募してほしいです。挑戦するリスクはありませんし、選出されなかったとしても何が足りないかの振り返りができます。

それと、アウトプットは自分の「情報資産」です。登壇しなくても、資料を作って公開しておくだけで十分。積み上げたものは、どんな履歴書よりも強い証明になります。


異業種から来た私たちでもなれたので、ぜひ挑戦してほしいですね。


少しでも興味があればぜひお声がけください!

おわりに

異業種から IT 業界に飛び込み、経験の浅さを自覚しながら「がむしゃら」に走ってきた江崎と佐藤。会社に欠かせない監査をやりきった江崎と、推し活の先で先輩の添削を受けて選ばれた佐藤。道のりは違っても、2人とも身近な先輩の後押しが挑戦のきっかけになっていました。

そして2人が口をそろえたのは、Japan AWS Top Engineers の称号は、自分を一言で信頼してもらえる「バッジ」になるということ。異業種での経験も、地道な仕事も、見せ方次第で武器になります。

「自分にはまだ早い」「キャリアに迷っている」と感じている方こそ、やらない理由を探す前に、まずは1年間の活動を振り返るところから始めてみてはいかがでしょうか。

江崎さん、佐藤さん、ありがとうございました! そして改めて、選出おめでとうございます!

対談シリーズを振り返って

テーマなし、進行台本なしで始まった本シリーズ。6回の対談で、12名の Japan AWS Top Engineers がそれぞれの言葉で語ってくれました。

  • 第1弾 田所と小林:「一人では、動き出せていない」
  • 第2弾 高橋と北野:称号が生んだ「断らへん精神」
  • 第3弾 村上と新川:普段の仕事にアウトプットを組み込む「日々の継続」
  • 第4弾 畠山と小巻:コミュニティで見つけた「楽しさ」
  • 第5弾 大嵩と松本:自分のための挑戦が、気づけば「チームのため」に
  • 第6弾 江崎と佐藤:異業種から「がむしゃら」に積み上げた道のり

前職も、得意分野も、目指したきっかけも12名12通りでした。それでも振り返ると、全員に共通していたことがあります。身近に背中を押してくれる誰かがいたことです。

選出の形もさまざまです。尖った技術だけでなく、運用の改善や監査、コミュニティ活動、日々のブログの積み重ねも、ちゃんと届いていました。「自分にはまだ早い」「自分の仕事は地味だから」と思っている方にこそ、どんな仕事にも勝ち筋があると知ってほしいです。

次の申請に向けて、まずは1年間の活動を振り返るところから始めてみませんか。
社内には、相談に乗ってくれる先輩たちがいます。この記事で名前が挙がったメンバーに、ぜひ気軽に声をかけてみてください。

対談に参加してくれた12名の皆さん、ありがとうございました!
来年、この連鎖の中から新しいトップエンジニアが生まれることを楽しみにしています。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!


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