アイレット第一開発事業部の中村です。
本日はAWSアーキテクトに関する Breakout Session を回ってきたので、概要を紹介したいと思います。
Application integration patterns for microservices
基本情報
概要
Virtually all integration approaches come with trade-offs. However, loosely coupled integration can help you design independent systems that can be developed and operated individually and can also increase the availability and reliability of the overall system landscape—particularly by using asynchronous communication. While there are many approaches for integration and conversation scenarios, it’s not always clear which approach is best for a given situation. Join this session to learn about foundational patterns for integration and conversation scenarios with an emphasis on loose coupling and asynchronous communication. Explore real-world use cases architected with cloud-native and serverless services, and get guidance on choosing integration technology.
ほぼすべての統合アプローチにはトレードオフが伴います。 ただし、疎結合の統合は、個別に開発および運用できる独立したシステムを設計するのに役立ち、特に非同期通信を使用して、システム全体の可用性と信頼性を向上させることもできます。 統合と会話のシナリオには多くのアプローチがありますが、特定の状況に最適なアプローチが常に明確であるとは限りません。 このセッションに参加して、疎結合と非同期通信に重点を置いた統合および会話シナリオの基本パターンについて学びます。 クラウドネイティブ サービスとサーバーレス サービスで設計された実際のユース ケースを調べ、統合テクノロジの選択に関するガイダンスを入手してください。
開催日時
- 2022/11/28 10:00-11:00
セッションレベル
- 300 – Advanced
セッションタイプ
- Breakout Session
開催場所
- Level 1, Grand 120, MGM Grand
利用される主なサービス
- Amazon Simple Queue Service (SQS)
- Amazon MQ
- Amazon Simple Notification Service (SNS)
スピーカー
- Dirk Fröhner, Principal Solutions Architect, Amazon Web Services
まとめ・所感
アーキテクチャガイド
- Beware of the faith healer
- アーキテクチャの作成は計画性がないと痛い目を見る
- 分割統治
- 疎結合
- パターン
実際に紹介されていたアーキテクチャパターン
- REST API
- Messaging
- Streaming
コミュニケーションツールのバックエンドを想定した構成パターン
紹介されていたパターンが複数ありました。
本記事ではAPIとMessagingの比較を記載します。
- API
- request-response形式を利用
- Messaging
- MQを使ったmessage-channelの構成パターンの紹介
- SQS(FIFO)を使ったmessage-channelの構成パターンの紹介
- message-routingの構成パターンの紹介
- 添付画像はSaga orchestrationパターン
全体を通して
実際の案件では開発・運用保守をシンプルに行うことを重点的に考え、AWSリソースの選定を行っていました。
本セッションで疎結合、状態遷移等のより深いアーキテクチャパターンに触れることによって
今後のリソース構築に幅を持たせることができるのではないかと思います。
参考
REST APIs must be hypertext-driven
Enterprise Integration Patterns
The Well-Architected Way
基本情報
概要
Learn about how to implement principles of the AWS Well-Architected Framework into your existing management and governance process. This session focuses on utilizing the features of the AWS Well-Architected Tool and APIs to seamlessly integrate AWS recommended practices to improve the efficiency, resiliency, and security of your workloads.
AWS Well-Architected フレームワークの原則を既存の管理およびガバナンス プロセスに実装する方法について学びます。 このセッションでは、AWS Well-Architected Tool と API の機能を利用して AWS の推奨プラクティスをシームレスに統合し、ワークロードの効率、回復力、およびセキュリティを向上させることに焦点を当てています。
開催日時
- 2022/11/28 4:45-5:45
セッションレベル
- 200 – Intermediate
セッションタイプ
- Breakout Session
開催場所
- Level 3, Chairmans 364, MGM Grand
利用される主なサービス
- AWS Well-Architected, AWS Well-Architected Tool
スピーカー
- Ilana Greenberg, Product Manager, AWS
- Samir Kopal, Sr. Manager AWS Well-Architected, Amazon Web Services
まとめ・所感
Well-Architectedとは何か?
Content, Tool, Dataの全てが揃っている状態
Jeff Bezosさんから
良い意図は決して働かない
何かを実現するためには、優れたメカニズムが必要
Well-Architected Toolの特徴
- リスクの特定
- 決定事項とそれに伴うトレードオフの文書化
- ワークロードの向上
Well-Architectedを実現するまでの流れ
- インプット
- 必要とされている要件の整理
- WAのホワイトペーパーの確認
- ツールの利用
- AWS Console
- ワークロードの一貫性
- ドキュメントの文書化
- 決定
- 目標達成までの流れをレビュー
- 組織内での共有
- AWS Organization
- AWS WA Labs
- 改善
- 進捗状況の確認
- 作成されたレポートの確認
Enterprise: Liberty Mutualからプレゼン
- サーバレス、コスト最適化、セキュリティ、パフォーマンスの向上等
- エンジニアのWAに対する理解を深めて実現したとのこと
Enterprise: Macdonaldからプレゼン
- 過去の失敗からワークロードをより弾力性のあるものへ修正
全体を通して
業務ではAWS Well-Architectedに関するツールを使い込んだことがなかったので、とても興味深いセッションでした。
事前にWAを学び、より堅牢なアーキテクチャを作成することで
インフラ全般の最適化だけでなく、アプリケーション側の開発フロー改善にも貢献できるのではないかと思いました。
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