アイレット徳江です。
11/27に発表されたばかりの Amazon CloudWatch Internet Monitor のセッションがあったので参加してきました!
セッション概要
<セッション名>
Visibility into how internet issues impact application performance
<レベル>
300 – Advanced
<セッションタイプ>
Breakout Session
<スピーカー>
Peter Vido, EA Sports Network Architect, EA
Richi Kumari, Sr Product Manager, Amazon
Harvo Jones, Sr. Principal Engineer, AWS
<セッション説明>
Your organization’s reputation hinges on providing superior digital experiences to your users, making it critical to monitor these digital experiences proactively. In this session, see a live demo of and learn more about new Amazon CloudWatch features that help you continuously monitor internet performance metrics, such as availability and performance between your AWS-hosted applications and application end users. Explore how you can visualize impact, pinpoint the geographic locations and providers that are impacted, and take actions as an application developer or network engineer to improve your end users’ network experience.
組織の評判は、優れたデジタル エクスペリエンスをユーザーに提供することにかかっているため、これらのデジタル エクスペリエンスを積極的に監視することが重要です。 このセッションでは、AWS でホストされているアプリケーションとアプリケーション エンド ユーザー間の可用性やパフォーマンスなど、インターネット パフォーマンス メトリックを継続的に監視するのに役立つ新しい Amazon CloudWatch 機能のライブ デモを見て、詳細を学びます。 影響を視覚化し、影響を受ける地理的な場所とプロバイダーを特定し、アプリケーション開発者またはネットワーク エンジニアとしてアクションを実行してエンド ユーザーのネットワーク エクスペリエンスを向上させる方法を探ります。
セッション内容
スピーカーの方が3人いて、各々下記テーマについて話をしてくれました。
- Amazon CloudWatch Internet Monitor の紹介とデモ
- Amazon CloudWatch Internet Monitor の舞台裏:どのように機能しているか
- お客様事例:EA Sports
やっぱり新機能が実際にどんな感じなのかが一番気になる!ということで Internet Monitor の紹介とデモの内容を重点的に紹介しようと思います。
CloudWatch で見られなかったものが見られるように
AWS での障害発生の調査時に必ずお世話になる CloudWatch。
各種メトリクスやログなど、さまざまな情報を見ることができて便利です。
しかし、これまで AWS 外部のインターネットトラフィック状況について確認することは非常に困難、かつ高価でした。
今回の Internet Monitor は AWS 外部のインターネットトラフィック状況の確認を可能にし、「CloudWatch の値は全て正常なのにアプリケーションが遅かったり繋がらない」=AWS の外部(インターネット)に障害があるという現象について調査する時間を数日から数分に短縮できるということでした。
操作デモ
実際の AWS コンソール画面から Internet Monitor を作成
これはかなりお手軽で、Internet Monitor で監視したい VPC を選択するだけで OK でした!
取得できる情報について
Monitor を作成すると、インターネットトラフィックの状況がいろいろなグラフで表示され、分析ができるようになっています。
例えば画像のグラフ(Health scores)はパフォーマンスと可用性の情報が表示され、問題があった期間をオレンジで示してくれています。
どの地域で障害が起きているか地図で確認できたりもします。
CloudWatch Logs でログも見れます!
メトリクスも完備。監視が捗りそうです。
その他のテーマについて
概要とデモの後は Internet Monitor をどのような思想で開発していったのかというお話と、
実際の活用事例が紹介されて終了でした。
感想
スピーカーの方が合間合間でジョークを飛ばして笑いが起きていたりして、和やかなセッションでした。
Internet Monitor そのものについては、障害時の判断材料が増えるのでありがたい機能だと思いました。
セッション中でも話がありましたが、CloudWatch 上で何も異常がないのに障害や遅延が起きている状態はお客さんに説明しづらいので、そうなる可能性が一つなくなったのが嬉しいです!
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