前回公開した4月研修記事の5月編となります。
今回は、入社して2ヶ月目、アイレット23新卒社員が“「この人と一緒に働きたい」と思われる人財になるための土台形成”を目的に、5月はどのような研修を行なったのか、ぜひお読みください!
アイレットの入社時新卒研修について
2023年4月に入社した新卒社員の入社時研修は、4月〜6月末までの3ヶ月間で実施しています。
研修スケジュール↓
アイレットの入社時新卒研修は、アイレット社員が作り上げる内製研修から外部研修会社に依頼する研修までと幅広く、技術力・人間力の両面の向上を目指して実施しています。
(研修の目的/概要については4月編をご覧ください)
社会人としての自覚が高まった5月
社会人になって初の長期休暇である GW を過ごし、5月8日から23卒勢全員で再び研修がスタートしましたが、入社直後よりも肩の力が少し抜けてきて、頼もしさも感じられました。
また、4月に実施したビジネスマインド研修/ビジネスマナー研修で学んだ姿勢やスキルを活かして、言葉遣いや同期との接し方をより意識しながら、研修期間中グループでの時間をどのように有意義に使うかを考え、実践し、研修へのモチベーションも高く、積極的・前向きに、5月の研修に臨んでいました。
(研修期間中のグループについてはこちら)
5月8日〜6月1日:技術研修(外部研修会社主催)
4月下旬からスタートしている技術研修。
今年度の技術研修は企画設計から力を入れています。新卒社員の配属先の事業部長や先輩社員の意見をヒアリングし、より現場が新卒社員にインプットして欲しい知識やスキルを盛り込むために、研修会社の方とすり合わせを実施し、設計しました。
4月編でお伝えした実機研修(集合研修)も、その一つです。他にも、今回から Python 研修ではフレームワークの Laravel を取り入れたり、各項目内で Docker を扱ったり、配属後の職種別(インフラ・開発)カリキュラムを取り入れたりと、現場のニーズも盛り込み、昨年からさらにバージョンアップしています。
6月1日まで同期全員で受講する技術研修である「共通研修」、6月5日から職種別で実施する技術研修である「選択研修 ※配属後の職種に沿って受けていただく研修」を用意しました。
今回は、技術研修の中の「共通研修」について、紹介していきます。(選択研修については、6月の記事で触れますのでお楽しみに!)
- Linux(速習 Linux・Linux サーバー構築):5.5日間
5月は、まず Linux の基礎について学んでもらいました。
基本的な操作方法から Linux システム管理業務まで、1人1台の Linux マシンを用いた演習を実施し、Linux システムの管理を行なうための基礎知識の修得を目指してもらいました。
その後は、LAMP(Linux+Apache+MySQL+PHP)環境を構築し、Linux プラットフォームで Web アプリケーションを稼働する方法を学んでもらいました。この単元では、Web アプリケーションの仕組みや Nginx を使用した Web サーバーの構築、運用管理等の知識を修得。 -
HTML:2日間
次に、Web 技術の基礎知識の学習のために、主に「HTML」や「CSS」、「JavaScript」の基本的な使用方法を学んでもらいました。
演習を通して HTML や CSS、JavaScript を記述することにより、PC だけでなく、スマートフォンやタブレット端末で動作する Web アプリケーションを開発する基礎を修得。 -
Python:11日間
本研修は、Python をより深く、フレームワークも取り入れたカリキュラムとなっています。
最初に Python の言語の特徴から環境設定、基礎文法など、Python によるアプリケーション開発のために必要な基礎知識を学んでもらった後、少しステップアップして汎用的なプログラムを書けるようになるために、オブジェクト指向プログラミングの基礎に入ります。その後、フレームワークである Django を利用して Python で Web アプリケーションを構築する方法を学んでもらい、 Python を扱う上での技術を修得してもらいました。そして、これまで学んだ Python プログラミングの知識を実践する総合演習として、構築演習を実施。
この構築演習では、4日間の中で Python と MySQL を連携した Web アプリケーション開発を行ないました。各チームごとに分かれて「開発チーム」「お客様」の両方の役割を担い体験することで、ユーザの要件からシステムをデザインすることの難しさと達成感を体験することが目的です。
また、チームメンバー同士でコミュニケーションをとり、協力して、互いにどのような立ち回りをするとスムーズに開発が進み、期間内に開発を終えることができるのかというチームで開発する上での動き方も、研修内で学んでもらいました。
今回は、「情報管理用の Web システム」というテーマに対し、その中で情報の DB 化とデータ操作ができる Web アプリケーションの作成が課題となり、”何の情報か”はお客様側のチームが要望を出すといった、各チームごとに異なるシステムの開発を行ないました。
構築演習のスケジュール
演習最終日には、4日間の開発の成果発表会を実施し、配属先の社員やメンター社員など大勢の見学者が集まる中、23新卒社員の皆さんは堂々と発表を行なっていました。
今回のチーム開発では、どのチームも各々が役割を分担し、懸命に開発に取り組んでいる姿が印象的でした。
実際に動いている Web アプリケーションを見て達成感を感じ、自信に繋がったのではないでしょうか。
成果発表会の様子
<受講者コメント>
- 研修では、講師の方の丁寧な指導のもと、実際に業務で使う場面をイメージしながら取り組むことが出来た。
- 4日間にわたる構築演習で、技術面でもヒューマンスキル面でも多くの学びがあったと感じている。自分自身、チーム開発をすることが初めての経験で、分からないことが多く不安もあったが主体的に行動を起こし、リーダーという立場を全うできたことが良かった。
- リーダーとして最後までやり遂げることができ、成功体験として自信がついた気がする。実務においてはまだまだだが、チーム開発を行う不安感がなくなり今後もチャレンジしたい。
まとめ
23卒新卒研修の5月の内容について紹介しました。
5月は技術研修メインで構成されており、23新卒社員の中でも初めてのスキルを学び触れた方、学生時代に触っていて知識がある方、様々なバックグラウンドで受講していましたが、全員共通して常に前向きで貪欲に知識を習得していこうという姿勢、互いにサポートし合う姿が印象的でした。
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以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!