近年、男性の“育休取得”が促進されていますが、厚生労働省が行なった2021年度の雇用均等基本調査によると、育休の取得率は女性85.1%に対して男性は13.97%とのこと。
まだまだ男性の育休取得が世間に浸透していないことが分かります。

また、内閣官房によって男性職員・管理職のための育休取得促進ハンドブック「イクメンパスポート」が発行されるなど、特に管理職は育休取得に抵抗があるという現状が窺えます。

そんな中、アイレットの男性社員の育休取得率は35%と国の平均に比べて高い水準を保っており、さらに管理職で育休を取得した男性エンジニアがいます。

彼が取得したのは2022年10月より施行された「産後パパ育休(出生時育児休業)」
本制度は、男性社員が子の出生日から8週間以内に4週間まで育休取得ができる制度です。

今回は、アイレットで初めて「産後パパ育休」を利用した社員と労務としてサポートを行なった社員にインタビューを実施。
育休を取ろうと思ったきっかけや業務引き継ぎで工夫した点、会社のサポート体制についてお聞きしました。


【育休取得者】
第四開発事業部 セクションリーダー
西田 駿史


【労務担当】
コーポレート統括本部
伊藤 祐輔

アイレットにおける子育て支援

本日はよろしくお願いします。今回“育休”についてお聞きする上で、まずはアイレットで導入している子育てへの支援制度やサポートについて教えてください。


子育てに伴い、育休取得手続きや税金といったお金の面、さらには保活(子どもを保育園に入れるために行なう活動)などで不安を抱えている方は多いと思います。そういった不安を少しでも和らげるべく、出産前後や育休、その後の復職まで会社としてサポートしています。
例えば、休職中の給与についてや社会保険の申請方法など、育休取得に必要な情報をオンライン上にまとめた「ママパパ手帳」を導入しています。また、復職後の子育てとの両立支援として看護休暇の有給化や時短勤務の導入、「KDDIグループ共済会」による祝金給付等、男女問わず利用可能なサポートを様々行なっています。


支援を必要とする社員の皆さんが多様なサポートの数々を活用できるのはありがたいですね!そんな中、昨年から「産後パパ育休」制度が始まったのですよね。


はい。「産後パパ育休」は、出生後8週間以内に最大4週間の育休を分割して取得することが可能となる制度です。昨年10月に国の制度として施行されました。


アイレットで初めての「産後パパ育休」取得者

アイレットで初めて「産後パパ育休」を利用したのが西田さんとのことですが、育休を取ろうと思ったきっかけを教えてください。


第一子のため私も妻も子育ての経験がなく、かつ互いの両親が遠方在住で気軽にサポートを頼める環境では無かったので、前々から育休は取ろうと考えていました。
ですが自身が管理職ということもあり、何か良い方法はないか調べていたところ「産後パパ育休」の存在を知り、取得に至りました。


確かに、特に管理職の方は業務から長期で離れるのはハードルが高いですよね。


そうですね。PM(プロジェクトマネージャー)として前線で働いているので、育休を取得するには働き方を変える必要があり、引き継ぎといった調整がうまくいくか不安でした。


業務の引き継ぎは大変だと思いますが、どのようにされたのでしょうか?


スキルトランスファーのためにプロジェクトに関する勉強会を定期的に行なうなど、育休取得の約半年前から引き継ぎを始めていましたね。また、お客様にも育休を取ることを早い段階で伝え、後任の社内担当者へこれまでの役割が徐々に移行するようにしました。
引き継ぎは大変でしたが、引き継ぐメンバーの方がもっと大変だったと思うので頭が上がりません。感謝の気持ちと普段の信頼関係も重要だと思います。


育休を取るとお伝えした際、周りの方の反応はいかがでしたか?


皆さん好意的で、上長や他セクションのリーダーも私がいない時期のサポートを買って出てくださいました。メンバーも責任感を持って自発的に動いてくれましたし、本当にありがたかったですね。

分割して育休を取得。手続き等の疑問点は労務が密にサポートを実施!

実際にどの期間で育休を取得されたのでしょうか?


3/27〜4/7と4/15〜4/28にて取得しました。
もともと出産予定日が3/20だったのでその辺りで取得しようと設定していましたが、出産が早まり、育休取得日も前倒ししましたね。


分割して取得できるのが本制度の魅力ですよね。


やはり、長期で現場から離れてしまうとプロジェクトに支障が出てしまう部分も無きにしも非ずなので、2週間休んだ後に1週間復職してフォローアップを行ない、また2週間休むというプランが選択できるのは良かったです。取得日の調整も自分一人では力不足だったので、労務担当の伊藤さんにも相談してサポートしていただきました。


伊藤さんは具体的にどのようなサポートをされたのでしょうか?


「産後パパ育休」が施行されるまで「パパ休暇」と呼ばれる制度があったのですが、西田さんが育休取得の手続きを始めたタイミングと制度の切り替えのタイミングがほぼ同じだったのですよね。そのため制度の切り替えに伴い変更された申請方法等を、間違えて案内しないように、労務としてしっかり把握しておく必要がありました。
まずは育休の申請を受けてから、社内のコミュニケーションツール「Slack」で西田さんと労務担当の DM グループを作成し、気軽に相談できる場をつくりました。また、面談を実施し、スムーズに育休取得できるように説明しました。それだけでなく、自分も新制度に対して理解を深める良い機会となりましたね。


制度に対する追加の疑問点はDMにてお聞きしたところ、ざっくばらんにお答えいただいたので大変助かりました。


いえいえ。自分もこれまでに2回育休を取得したことがあるのですが、「産後パパ育休」と制度の詳細は異なりますが共通していることも多く、経験上得た知識や注意点をアドバイスさせていただきました。

管理職や仕事好きの人には「産後パパ育休」がおすすめ

管理職として活躍しながら、パパとしても活躍。一体どのように両立されているのでしょうか?


復帰後は、いわゆるマミーブレインではないですが、頭のエンジンをかけるのにしばらく苦労しましたし、子育てと仕事の両立は決して自分一人でうまく回せるものではないと感じましたね。上司や部下からのフォローやお客様からの理解、家族や友人からのサポートなど、それらがあってこそ達成できるものだと思います。


周りの環境が整っていることが何よりも重要なのですね。


そもそも子育て支援制度が社内で整備されていて、窓口もしっかり設けられていないとフォローをお願いすることは難しいですし、アイレットではその環境が整っていたので大変助かりました。


アイレットは男性の育休取得率が35%と平均よりも高いのですが、とはいえ子育てと仕事の両立ができる「産後パパ育休」の社内での認識の浸透はまだまだだと感じています。周知を行ない社員の育休取得に対する取り組みを続けていくほか、休職中でも社内報を見て会社の動きを知れるような環境づくりもゆくゆくは整えていきたいですね。


管理職や仕事が好きだからこそ、職場から完全に離れることに不安を感じる方は社内外問わず多いと思います。そういった方には特に「産後パパ育休」がおすすめだと思いますし、子育ての楽しさを実感し家族に向き合う時間にもなるので、育休の取得に悩んでいるのならぜひこの制度を活用してほしいです。
管理や仕事を短期間でも手放すことで自分の働き方を見直すいい機会になると思います。

編集後記

アイレットにおける男性の育休取得率は平均の倍以上。
その事実に驚くと共に、世間一般では男性育休がまだまだ浸透していないのだなと感じました。
施行されてからまだ間もない「産後パパ育休」が広く認知され、男女問わず、さらに役職問わず子育てに向き合える時間が増えると良いなと思います。

アイレットにおける育休取得に関して、過去にまとめていますのでこちらもご覧ください!

半年間の育休を取得!〜アイレットエンジニアが語る「男性の育休」とは〜
男性の長期育休取得者増!〜育休から復帰したらアイレットがパワーアップしていた話〜
長期育休取得男性エンジニアに聞く!”男性育休”と”アイレットでの働き方”

さらに、アイレットに興味を持ってくださった方は、ぜひ採用ページをチェックしてみてくださいね!

▼中途採用ページはこちら▼
https://www.iret.co.jp/recruit/job/

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https://www.iret.co.jp/newgraduate/

それでは最後までお読みくださりありがとうございました!