Global Solutions 事業部とは?

アイレットの親会社である KDDI と、アメリカの Rackspace Technology社(以下、Rackspace)、そして我々アイレットの3社のアライアンスによる事業を行っている、グローバルで、チャレンジングな事業部です。事業部長のショーン・ファーガソンを筆頭にアメリカ、チェコ、ドイツ、ベトナム、イラン、香港、シンガポール、フィリピン、インド、イギリス…そして日本と多様な国籍のメンバーが在籍しています。それぞれの知見やノウハウを持ち寄り、グローバルなリソースと日本のリソースを両方ブレンドしながら課題解決に導けるところが、他にはない大きな強みです。

Global Solutions 事業部 事業部長 ショーン・ファーガソン のインタビューは こちら 

Global Solutions 事業部とストレングスファインダー

Global Solutions 事業部(以下、GS 事業部)に配属された社員は、入社時に Rackspace のオンボーディングプログラムを受けることになっており、そのプログラムにストレングスファインダー(以下、SF)の受検と研修の受講が含まれているそうです。また、GS 事業部内では、半期に1度の事業部ミーティングで、SF のワークショップを行ってきたという歴史があります。
SF セッションを担当していた Rackspace からの出向社員が帰任することとなり、アイレット社員でストレングスコーチである渡部に声がかかり、今回一緒にセッションを行うこととなりました。

ストレングスファインダーについて、渡部の実施しているセッションについては こちら

ストレングスファインダーセッションの目的とゴール

実施にあたって、GS 事業部の担当者と話し合いを重ね、事業部の課題をヒアリングし、ゴールを設定しました。今回は、SF の更なる活用と業務上のコミュニケーションをよりスムーズにすることを目的に、メンバーが互いの才能や仕事観、コミュニケーションスタイルを相互に理解すること、それを理解しあった上で、互いに気持ちよく仕事ができるコミュニケーションルールを作ることをゴールにすることにしました。

チームセッションで実施したこと

この日の午前中は Business Update で、GS 事業部内の財務やセールスなど各セクションからの現状報告会が行なわれていました。昼食後の午後から SF セッションのスタートです。

  • アイスブレイク
  • 冒頭は、Rackspace からの出向社員 Lisa が考えた、全員でのジェスチャー伝言ゲーム。全員が背の順に並んでゲームがスタート。とても楽しい雰囲気になりました!みなさんお揃いのTシャツとキャップも良いです。

  • 資質の解説
  • 日本語での説明と、併記した英語のスライドを使って、全34資質のうちで「GS 事業部で多くの人が上位に持つ資質」「1人か2人しか上位に持たない資質」「よく対比される資質」などをピックアップして、コンパクトにご紹介。説明を聞きながら「そうそう、私そういうところある〜!」と力強くうなずく人、そんな反応をする人に優しく笑いかける人、「この資質はどんなものですか?」と質問をする人、みなさんに興味を持って聞いていただけたようです。これまで開催してきたセッションは英語主体で行なわれていたため、それぞれの持つ才能がどんなものであるか「日本語で聞けたことで解像度が上がった」と、後で言ってくださった方もいました。(全員の資質 TOP10 をプロットした Team Grid を使いました)

  • WORK 1
  • 最初のワークでは、「自分の持つ資質で好きなものと苛立たせるもの」をグループでシェアしました。言語化してみることで、自分の才能が強みとして出ているところ、逆に弱みとして出てしまっているところに意識が向きます。また互いの話を聞くことで「あの人はそういうところがあるんだ」と新たに知ることができたり、普段の仕事ぶりと重ねて「あの人がいつもああしているのは、そういうことだったのか」と気づきになったり、セッションの入り口としても大事な時間になりました。

  • WORK 2
  • 次のワークでは、少し SF から離れて「仕事で力を発揮できる時/できない時・頼って欲しい/頼りたいこと」を互いにシェアしました。私も自分のチームでやったことがあるのですが、やってみると自分の認識とズレていることがあり、意外な発見があるワークです。「そういう仕事も好きだったんですね!」「確かにその作業をしている時、すごく早いし正確ですよね!」「それ、実は苦手だったんですね」と、仕事の役割や担当を再考するきっかけになったりもします。ここでのアウトプットを見て、「意図したわけじゃないのに、SF の結果とすごくリンクしている気がする!」という声も上がっていました。”自然とやってしまうこと、自然と上手にできること”がその人の才能の上位に入ってくるので、普段の行動や得意なことにもそれが現れてくる人が多いと思います。

  • WORK 3
  • 中盤では、今回のセッションのゴール「業務上のコミュニケーションをよりスムーズにする」をテーマに、業務上でよく問題になる「仕事を依頼したり、指摘したりする際の行動」について、考えるワークを行いました。「私は、〜してもらえると嬉しい」というのを一人ひとり考え、チームにシェアします。なぜそのように思うのか、ストレングスの結果を重ねて分析してみました。

  • 「依頼される時に、”細かいことはいらないからゴールが欲しい”っていうのは、”指令性”に関係があるから?自分で決めて動けて、コントロールできると気持ちよく働けるのかな?」
  • 「指摘される時に、”いいところも言ってもらえると嬉しい”というのは、どんな資質と関係あるんだろう?もっと良くしたいっていう”最上志向”が関係しているのかな?いいところを言ってもらえると、モチベーションが上がるとか?」

各チーム、活発に議論していました。最後は、チームとしてのコミュニケーションのルールを考えてもらいました。

  • WORK 4
  • セッションの最後は、称賛ワークです。今日聞いた話や普段一緒に仕事をしながら見ている仕事ぶりなどから、互いに「すごい/才能を生かしていると思うところ、その人のチームへの貢献、これからへのエール」を言葉で贈り合います。このワーク、少し気恥ずかしいけれど、普段面と向かって言わないようなことを言ってもらえると嬉しく、言った方もなんだか嬉しい、とてもいい時間になるワークです。

    2時間半の長丁場でしたが、さすが SF にも、話し合いにも慣れている GS 事業部のみなさん、充実のセッションになりました。

参加者の声

プログラムについて

  • チームで「このような時はどう思う?どうすればいい?」など、具体的なシチュエーションでのディスカッションだったので、なぜそう思うのかなど理解しやすかった。
  • チームメンバーがどのように状況にアプローチしているのかを聞くのは興味深かった。
  • 業務上関連性のある、ほぼ同じチームでディスカッションが出来た事は有意義であった。
  • ロジカルに対応方法を議論することで、良い方法が導き出され、相手も自身も周りもハッピーになれる、という発見があった。
  • チームメンバーそれぞれにまだ知らない良い面がたくさんあることが分かり、今回よく知ることができた。他のチームの皆さんももっと接する機会が増えてほしいと思った。

いつも一緒に働くチームメンバーを、SF を、それぞれの才能を介して改めて理解することで、テーマであったコミュニケーション課題に、別の角度からアプローチできたのではないかと思います。

また、今回初めて日本語を主言語として実施したことについて

  • ストレングスの一つ一つの特徴の説明でより理解が深まったので、非常に良かった。
  • 馴染みのある日本語に置き換えて、新しいアプローチで参加型の研修を受けられたのが良かった。

など、SF に親しんでいる GS 事業部の皆さんであっても、やはり日本語で資質について理解できることが良かったという声もいただきました。

GS 事業部 事業部長より

Global Solutions 事業部の特徴は、多様な国籍メンバーからなる、ダイバーシティに富んだ部門です。より良いチームワークの為、チーム内のコミュニケーションの質を重視しており、各自のコアな部分を理解できる Strength Finder を重宝しています。引き続きより良い「One Team」を目指し、努めてまいります。

まとめ

GS 事業部は、以前から全員が SF を受検し活用している、アイレットの中で最も SF に親しんでいる部門です。これまでは英語での説明がメインだったとのことでしたが、今回日本語での解説を入れたことで、より解像度が上がり、活用しやすくなっていれば嬉しいです。メンバーの才能を自分の才能と見比べながら、話しながら知ること、普段は少し言いにくいことも、才能に紐付けて解釈していくことで、一緒に仕事をする人への理解や愛情がより増していくのではないでしょうか。GS の皆さんは国籍も言語も多様で、その多様さを強みにしているというだけでなく、”みんなで一緒に楽しもう、良くしていこう!という雰囲気”がとても魅力的でした。チームのスローガンでもある ”ONE TEAM” を感じることができた時間でした。互いのストレングスを全員が共有しているので、どんどん活用してより素敵なチームへ、「 Fanatical Experience™ 」をたくさん生み出していって欲しいです。