「AWS Community Builders」を知っていますか?

「AWS Community Builders」は、フォーラムや Stack Overflow など AWS コミュニティへの投稿や、オープンソースへの貢献、ブログやプレゼンテーションなどでの積極的な情報提供が行なわれているかどうかなど、活動に関する審査に通過した者のみが選出されるグローバルなプログラムです。

詳細はこちら:https://aws.amazon.com/jp/developer/community/community-builders/

アイレットでは、2022年に社員第一号として和田 健一郎が選出されました。その後選出者を増やし、2024年6月現在、合計6名が「AWS Community Builders」として選出され、活動しています。

今回、6名の選出者にアイレット・虎ノ門オフィスに集合してもらい、「AWS Community Builders 座談会」を実施!

「AWS Community Builders」に選出されるにはどういった活動が必要なのか、また、選出されるメリットや今後の抱負など語り合いました。

アイレットの「AWS Community Builders」選出者


和田 健一郎
2016年入社
JAWS-UG 千葉支部運営
好きな AWS サービス:AWS Lambda と Amazon Location Service
2022年 アイレット初の AWS Community Builders として選出


鈴木 健斗
2020年新卒入社
2022/2023 Japan AWS Top Engineer
好きな AWS サービス:Amazon S3
2023年 AWS Community Builders に選出


黒野 雄稀
2020年新卒入社
2023 Japan AWS Top Engineer
好きな AWS サービス:AWS CloudFormation
2023年 AWS Community Builders に選出


檜山 準
2021年入社
2024 Japan AWS Top Engineer
好きな AWS サービス:AWS CloudFormation
2024年 AWS Community Builders に選出


畠山 大治
2020年 KDDI新卒入社
2023年 アイレットへ出向
OpsJAWS 運営
2024 Japan AWS Top Engineer
好きな AWS サービス:Amazon VPC
2024年 AWS Community Builders に選出


満村 雄二
2022年入社
好きな AWS サービス:Amazon OpenSearch Service
2024年 AWS Community Builders に選出

全工程が英語対応!
グローバルプログラム「AWS Community Builders」を知ったきっかけと申し込み方法

まずは、「AWS Community Builders」との出会いについて話していきましょうか。自分は AWS ユーザーのコミュニティである「JAWS-UG」の千葉支部を運営していて、運営メンバーの多くが「AWS Community Builders」に選出されていたこと、また、申し込みを勧められたことがきっかけです。


私も「JAWS-UG」 の活動の中で「AWS Community Builders」の存在を知りました。登壇やブログ執筆などのアウトプット活動を積極的に行なっていたので、選出条件に当てはまるのではと思い、申し込みました。


「JAWS-UG」の知り合いもそうですが、僕はアイレットから和田さん、鈴木さんが選出されたことで自分も目指してみようと思いました。自分の行なっていた登壇などの活動とも相性が良かったこともきっかけですね。


同じく「JAWS-UG」のメンバーで選ばれている人が多かったのと、自分も何かに選出されるという達成感を味わいたかったからです。

僕は X(旧 Twitter)で流れてきた投稿で「AWS Community Builders」を知りました。個人的に 「Japan AWS Top Engineers」を目指して活動していて、アウトプット活動も積極的に行なっていたのでいけるのでは!?と思い応募しました。

※「Japan AWS Top Engineers」とは、AWS パートナーネットワーク(APN)に加入している会社に所属している AWS エンジニアを対象にした日本独自の表彰制度です。
詳しくはこちら:https://aws.amazon.com/jp/blogs/psa/2024-japan-aws-top-engineers-criteria/


私は、畠山さんに申し込んでみたら?と紹介されたことがきっかけです!英語が得意なので、向いてるのでは?と言われました。


そうそう、「AWS Community Builders」は、日本だけではなくグローバルなプログラムなので、アナウンスから申し込み、結果発表やその後の活動は基本的に英語なんですよね!


全て英語ですが、文明の力「翻訳アプリ」を活用したら英語が苦手という人でも申し込めます!英語をハードルに感じる必要はないと思います!


翻訳アプリにはお世話になりましたね(笑)翻訳アプリがあれば怖いものなしです!


ちなみに「AWS Community Builders」は年に一回、新規の申し込みを受け付けています。年末年始のことが多いですが、公式サイトのウェイティングリストに登録すると、受付が始まったタイミングで通知がくるので興味のある方はぜひ登録しておいてください。更新も年1回あるので、選出者も気が抜けないです。

「JAPAN AWS Top Engineers」 や 「iret テクニカルアンバサダー」も!
複数認定を目指せるアウトプット活動

檜山さんは 「Japan AWS Top Engineers」 を目指して活動している中で「AWS Community Builders」にも申し込んだとのことでしたが、皆さんやはり色々な認定を目指して活動しているんですね!


APN に加入している会社のエンジニアとして、技術力の向上を目指していく中でやはり 「Japan AWS Top Engineers」 は目指すべき目標ではありますね。アウトプット活動をしているのであればアイレットの社内人材認定制度「iret テクニカルアンバサダー」も目指せます!


どの認定にもアウトプットの項目があるので、「AWS Community Builders」に選出されているのであれば、他二つの認定も目指せますし、その逆もあり得ますね。


ちなみに僕は登壇をしていく中でもっと大きな舞台で登壇したい!というようにどんどん欲が出てきまして(笑)。そこで「AWS Community Builders」の認定を手に入れたかったというのもあります。皆さんはどうですか?


その気持ちすごくわかります!知り合いが「AWS Community Builders」として大きなステージに立っている姿を見ると、自分ももっと大きいステージに立ちたい!ってなりますね。登壇って癖になりますよね(笑)


一同:なるなる!


選出者だから登壇できる機会っていうものもあるので、僕たちみたいに登壇が好きな人にはおすすめな認定だと思います。

本業や育児との両立など、好きすぎるが故の大変さ

「AWS Community Builders」に選出される人って共通して「アウトプットが好き」ですよね!私は好きすぎるが故に、時間をたくさん使ってしまうのが悩みなのですが、皆さん大変なことはありますか?


好きだから故に・・・わかります(笑)。業務とは別で登壇の準備を進めるのは大変な時がありますね。


年度末は特に業務が忙しかったので、その中でアウトプット活動も同時に進行するのが大変でした。


私は今2歳の子供がいるので、家庭と業務の両立で結構バタバタです。そこに加えてアウトプットの時間も作りたかったので朝早く起きてブログを書いたり登壇資料を作ったりしました。


そこまでして時間を作るモチベーションって何ですか?


私が所属するグループの目標の一つに、iret.media への投稿とイベントへの登壇があったんです。でも当時、目標に対する達成率があまり良くなくて・・・。そこを自分で先陣きってやろうって思って活動してましたね。


業務の一貫としてアウトプット活動できるのは良いですよね!


そうですね。でもそこで重要なのは、時間をしっかり決めてその中でやりきるということです!


わかります。時間を決めておかないと、ブログを書き出したらいつまでも書いてしまうし、熱中してしまうのは皆さん同じだと思います。


一同:同じです(笑)


アウトプット好きだから故に、大変なこともありますよね。でもアウトプットは楽しいのでやめられません!

ノベルティ、限定パーティ、海外エンジニアとの交流や英語での登壇機会も!
「コミュニティビルダー」の選出で得られるもの

今年選出された3人はもうノベルティ届きました?



届きました!思ったよりたくさんのノベルティが届いて嬉しいですね。

<写真提供:満村>


ちなみにノベルティは年数を重ねるごとにアップグレードされていきますよ!


AWS のクレジットも貰えました!あと「AWS Community Builders」専用のグローバルな Slack チャンネルに参加できて日々英語を浴びています!


海外エンジニアの方々とコミュニケーションを取れるのが楽しいですね。


毎年ラスベガスで開催される AWS のカンファレンス「AWS re:Invent」でも「AWS Community Builders」限定のパーティーがありますよね!


僕は昨年参加したのですが、海外のエンジニアの方々は日本そのものや、日本のアニメが好きだったりで英語があまり得意ではなくても楽しめました!ちなみに海外だと YouTuber とか Podcaster が多く選出されています。
あと、「AWS Community Builders」は AWS と NDA を結んでいて、真夜中とか早朝の時間帯にはなることが多いのですが未公開のサービスアップデートなどの発表を聞くことができたりします。


僕は選出者という仲間意識が勝手に芽生えていますね。「AWS Community Builders」専用の登壇の機会とかもありそうなので、どんどん挑戦していきたいです。

確かに選出者同士のつながりが増えましたね。あと自分も英語でブログを書いたりしているので、次は英語での登壇に挑戦したいです。

来年はアイレットからの選出者を倍に!

ここ2、3年で「AWS Community Builders」が盛り上がってきた感じがありますよね。選出者としてはさらに質の高いアウトプットを求められると思うので、そこにも注力していければと思います。また、JAWS-UG の活動も盛り上げていきたいので、参加はもちろん、そこで発表する人も増やしていきたいです。


コロナが5類に移行してコミュニティの活動が活発になってきましたしね!リアルに登壇する機会も増えて、一昨年は年間20件くらい登壇しました!


勉強会やイベントの開催が増えたので、「AWS Community Builders」を目指せる人が多くなっていると感じています。アウトプット活動が好きなのであればぜひ挑戦してみて欲しいです。


アイレット社内もそうですけど、アウトプット活動が好きな人がたくさんいると思うので今年は「AWS Community Builders」の啓蒙活動を積極的に行ないたいですね!


「AWS Community Builders」の中にも Cloud Operations、Networking などのジャンルがあります。自分がどのジャンルに選抜されたいかを決めて活動すると良いと思います!アイレットでは社内のイベントが頻繁に開催されているし、iret tech labo や雲勉などの社外向けのイベントがあるので、アウトプットを行なうきっかけを提供してくれると思います!


僕は、アウトプット活動をする過程で色々な人と関われるのがとても楽しいです。「AWS Community Builders」に選出されたことで自分の視野を広げることができたと思うので、たくさんの人におすすめしていきたいと思います。


来年はアイレットの選出者を倍にしたいですね!僕たちも一丸となって盛り上げていきましょう!

編集後記

アイレットの選出者で全員集合するのは今回が初めて。
初めましての人もいる中で、和気あいあいと座談会が進みました!

皆さんの根本にある「アウトプットが好き」という気持ち。
アウトプット好きならではの大変さについては皆さん共感の嵐でした。

アイレットでは社内のイベントだけではなく、社外へ向けた勉強会なども積極的に開催しています。
また、オウンドメディアでもエンジニアブログとして技術力や事例から知見などを発信しています。
「アウトプットに挑戦したい!」という方にはぴったりな環境なのではないでしょうか?

記事を読んで、少しでもアイレットに興味をもった方はぜひ採用情報をチェックしてください!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

※今回使用した写真は、カメラが趣味の和田が撮影したものです。
撮影ありがとうございました!