こんにちは。新卒育成グループです。
4月1日に入社された25新卒社員の入社時研修がスタートしています。
その研修の様子を複数回に分けてレポートしていこうと思います!
アイレットがどんな新卒研修を行っているのか、ぜひご覧ください。
入社時研修概要
4月〜7月中旬までの3ヶ月半、2025年4月に入社した新卒社員の入社時研修を実施しています。
アイレットの新卒入社時研修は、アイレット社員が作り上げる内製研修から外部研修会社に依頼する研修まで、様々なものを準備しています。
新卒入社時研修の目的は、“アイレットの次世代を担うための土台形成”。
アイレットでは、エンジニアとしての技術力はもちろんのこと、人間力の高さも重視しており、内容は年々ブラッシュアップしています。
今年度の新卒入社時研修では大きく分けて3つのカテゴリーに分けられています。
スキルピラミッドという考え方をベースに設計
*スタンス:組織における自身の役割理解、ビジョン、価値観、姿勢
*ポータブルスキル:様々な職場や業界で活用できる汎用性の高い、「持ち運び可能な能力」
*リテラシー:業務を遂行するうえで基盤となる能力
上記以外にも毎日のチーム活動やメンタリング制度、人事との定期面談なども行っております。
※こちらについては、研修担当者についてのインタビュー記事にて触れておりますのでよろしければご覧ください!
その中で、まずは「スタンス」で扱っている「組織理解」について数回に分けてご紹介します。
組織理解の流れ
25卒入社時研修では、こちらの図の流れで入社から配属後、そしてその先のキャリアをイメージするためのステップを用意しています。
各ステップを通し、「自分はどのように働いていきたいか」をしっかりと考えてもらいます。
今回は、その中の「職種説明会」についての記事になります!
職種説明会の目的・概要
アイレットの入社時研修では、研修初期に「職種説明会」を毎年実施しています。
25年度の職種説明会の目的は以下です。
新卒社員本人が選択した職種のキャリアイメージをより具体的に描けるようにする
→自身のキャリアイメージを描き、そのために必要な知識や業務経験、順序が明確になる
→登壇者の具体的な1日のスケジュールを入れ込み、働くイメージを持つ
→登壇者へ質疑応答も含めて抱えている不安感を払拭する
職種説明会では、実際に活躍している社員がアイレットの「インフラエンジニア」「MSP」「開発エンジニア」について新卒社員に向けて説明します。
登壇者は毎年異なり、また、内容もその年に合わせてブラッシュアップされています。
昨年度までは「MSP」については本説明会では扱っていませんでしたが、
「MSPサービス」の提供価値の向上に力を入れていることも踏まえ、今年度で新たに追加となりました。
※他職種(マーケティング、デザイン、セールス等)は次回記事公開予定の「事業部説明会」で触れています
インフラエンジニアパート
インフラエンジニアパートではクラウドインテグレーション事業部の2名が登壇しました。
- 玉城 利樹也(SRE第4セクション セクションリーダー兼 第3グループ グループリーダー)
- 吉村 祐希(アーキテクト第二セクション第二グループ / 2023年新卒入社)
玉城は、インフラエンジニアの業務に加え、「cloudpack」について重点的に説明し、
吉村は先輩新卒社員の目線で業務の進め方や今後、必要とされる働き方などをお話ししました。
「インフラエンジニア」の職種内容について、ご紹介します。
cloudpackについて
玉城)
アイレットが提供するクラウド支援サービスです。
クラウドの導入設計から構築、監視、運用、さらにはシステム開発やデザイン制作まで、総合的なサービスをワンストップで提供しています。
cloudpackには、「請求代行サービス」や「インフラ監視運用保守サービス」など多様なサービスがあり、
クラウドインテグレーション事業部では、複数のセクションに分かれており、各セクションでそれぞれ対応しています。
玉城が所属する「SREセクション」では日々の運用の中で、お客様からのご相談やご質問など、様々なご要望への対応をしています。
インフラエンジニアの業務について
玉城)
インフラエンジニアは、設計、構築、運用、保守を一貫して行います。
IT業界はどんどん新しくなっていくので、その状況を踏まえてお客様へ「こうした方がもっと良くなるかもしれない」といった改善の提案なども含め、多岐にわたって対応していくのがインフラエンジニアだと思います。
働く上で意識すると良いこと / エンジニアとして成長していくみなさんへ
玉城からは、以下のポイントが挙げられました!
・1年目は一番先輩社員に質問しやすい立場だということを、最大限に活用すること
・報連相を意識すること
・何事も経験として糧になるので失敗を恐れないこと
・ブログや登壇などのアウトプット活動にも前向きな姿勢で取り組むこと
・フィードバックは改善へのヒントと成長のチャンスであること
また、吉村からは、自身が文系未経験での入社であることも踏まえて、以下のポイントが挙げられました。
・常に自身の業務への取り組む姿勢や行動を振り返り、分析する
・指示を待つだけでなく、率先して行動する
インフラエンジニアとしてやりがいを感じた部分
25新卒社員から質疑応答の時間で「やりがい」について質問があり、2名が回答しました。
玉城)
私は2019年にAWSは未経験で入社しているのですが、その分全てが新鮮であったこと、ものづくりをして実際に動いたときに達成感を感じます。また、アイレットはエンジニアファーストな会社で、マルチクラウドな検証環境もあり、やりたいことにチャレンジしやすい部分もやりがいに感じる部分かなと思います。
吉村)
人に、「できるようになったことはなんですか?」と言われたら、「もう全てが新しくできるようになったこと」と答えるような状況で、毎日、日時ベースでできることが増えていくということがやりがいの一つです。
あとは、アイレットのyoutubeチャンネルで「雲勉」というものがあるのですが、新卒一年目、二年目に限らず登壇させてもらえる、チャレンジする機会も与えてもらえるところですね。
MSPパート
MSPパートではクラウドインテグレーション事業部の廣山が登壇しました。
- 廣山 豊(クラウドインテグレーション事業部副事業部長 兼 内部統制推進室室長)
廣山は、MSPの業務全般について説明しました。
MSPとは
廣山)
MSPとは「マネージドサービスプロバイダー」と言って、お客様のリリースしているアプリケーションやサイト、ゲームなど、お客様のIT環境を24時間365日監視し、異常やトラブルを早期に検知・対処するサービスです。
故に、多数のお客様の大事なシステムを、常時守り続けている部隊になります。
アイレットのMSPの体制
廣山)
お客様から運用を託していただいた環境や、アイレットのインフラ部隊が構築した環境に対して、DatadogやNew Relicなどの様々なツールを用いて、サーバーの負荷状況など様々な項目をモニタリングし、お客様の環境がちゃんと動いているかどうかを監視する仕組みを入れています。
異変を検知した場合、PagerDutyというインシデント管理ツール(SaaS)から通知が飛ぶ仕組みになっており、MSPはそれをウォッチして、対応をしていきます。
少しでも早く正確に対応できるよう、一次対応を自動的に行う自社製の独自のツールを開発しています。その他にも、構成情報をドキュメント化するサービスや、生成 AI を活用したサポートデスク業務の改善など、様々な改善を進めています。
アイレットは、サービス初期から行っている24時間365日の運用を、昔からの強みやマインドを継承しつつ、自動化や AIOps などの進化を続けていることが強みです。
内製化支援
廣山)
これまで培ってきたノウハウや、様々なSaaSを使ってきた経験値を元に、お客様の内製化を支援をするビジネスも行っています。
単に技術を渡すというよりも、お客様と伴走して、お客様のビジネスの成功を一緒に達成させることが目的です。
開発エンジニアパート
開発エンジニアパートでは第一開発事業部の2名が登壇しました。
- 小谷松 丈樹(第三セクション セクションリーダー)
- 小林 龍平(第二セクション 第三グループ/2023年新卒入社)
小谷松は、アイレットにおける開発の立ち位置、また開発エンジニアの業務内容を中心に説明し、
小林は先輩新卒社員の目線で、配属から現在の業務内容や、今後、必要とされる働き方などについて話しました。
開発エンジニアの業務
小谷松)
開発エンジニアとはもちろん開発の技術をメインに使う仕事ですが、アイレットでは開発だけではなく、インフラ、デザインなども含めてワンストップ体制でサービスを提供しています。
そのため開発エンジニアでもインフラ寄りの観点を持つ人や、フロント部分のUI/UXに強みを持った人が必要になります。
クラウド導入に不安を持たれている方のために、しっかりと技術的な観点から提案をすることや、新しい技術に取り組んだ際は知見のアウトプットをすることなど、開発の仕事以外にも多岐にわたったスキル・活動が求められます。
重要なのは、実際に仕事をするにあたって自分の技術力をどこにポジションを置くか、です。
一人ひとり得意なことは違うので、自分のベースポジション(業務範囲)をまず定めることが大事かなと思います。
その上で、環境がすごく変化する業界なので、新たに次の技術のどこを触ろうか、触れるように準備しておこうか、など、定めたベースポジションから柔軟に動ける準備をする必要があります。
例えば、インフラ側に意識を向けてみる、フロント側に意識を置いてみる、など、
得意なことを見極めて、開発スキルをどう活かしていくのかを新卒期間中にしっかりと考えて欲しいです。
業務の流れ
小林)
私が入っている案件では、このような開発の流れになっています。
開発期間ごとにこの流れを繰り返していき、これを一つのフェーズとすると、今フェーズ8くらいまできています。
自分がやっていく中で、重要かなと思うのが「要件定義」です。ここでしっかりとお客様とのすり合わせができていないと、その後の設計開発とかでズレが生じてしまい、お客様が期待するものとは異なる成果物が出来上がってしまうため、しっかりとすり合わせを行うことが重要だと思います。
また、開発案件の中で、インフラに該当する部分、サーバーの中に入って操作したりもします。
なので、基本的な構成については理解しておく方が良いですし、
リリース後の保守について、監視の内容はインフラ部隊が担当しますが、開発担当者も監視の項目や理解も必要になったりと、インフラの知識なども必要になってくる部分もあります。
働く上で意識すると良いこと
小谷松)
システム開発のエンジニアとしては、お客様の要望をただ解決する以上の付加価値を提供して、
「またお仕事を依頼したい」と思ってもらえるように意識をして欲しいです。
なので、ただ作業をするのではなく、自分のこだわりを持って働いて欲しいなと思います。
エンジニアとして成長していくみなさんへ
小林から、自身の経験を踏まえて、以下のポイントが挙げられました。
・わからないことがあればどんどん質問していきましょう!
・疑問点や不明点ががあれば積極的に確認していきましょう!
・失敗しても”素直”に反省し、次に繋げていきましょう!
特に、2つ目の「疑問点や不明点ががあれば積極的に確認」は、お客様との認識齟齬を減らすだけでなく、チームメンバーにとってもタスクの進行がスムーズになり、実際に上長から「こまめに確認してくれてやりやすい」とフィードバックをもらったこともあるそうです。
まとめ
「職種説明会」では、アイレットを代表する各職種について、新卒社員に向けて内部の細かい情報も含めた詳しい情報がたくさん詰め込まれていました。
本記事ではほんの一部をご紹介しておりますので、気になる方はぜひ各職種について、ぜひ調べてみてください!
実際に聴講した25新卒社員には、たくさんの学びがあったのではないかと思います。
インフラエンジニア・開発エンジニアとして入社された方は、この説明会をきっかけに、職種理解がさらに深まり、
「こういうエンジニアになりたい」と思い描くための材料になればなと思います。
また、他職種で入社された方も、アイレットが提供するサービスを担っている担当者の仕事を理解することで、
業務上のつながりや、より会社への理解を深めてもらいたいと願っています。
入社時研修はまだまだ続きます。全員で走り切ってもらうためにも、私たち人事もしっかりサポートしていきます!
次回は「事業部説明会」についてご紹介します。お楽しみに!
この記事を読んでアイレットに興味を持ってくださった方は、ぜひ採用ページをご覧ください!
新卒採用ページ:https://www.iret.co.jp/newgraduate/
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!