アイレット株式会社 DX開発事業部です!
DX開発事業部ではお客様のDX実現のために、生成AIのキャッチアップに日々取り組んでおります🔥
本記事では日々アップデートされる生成AI周りのニュースを週刊でお届けします🚀
AWS
Amazon Q Developer チャット にエージェント機能が導入されました
Amazon Q Developer は、AWS マネジメントコンソールのチャットで、これまで以上に複雑なクエリに回答できるようになりました。
新機能では、複数ステップの推論や 200 以上のAWS APIの活用により、より複雑な問題の解決が可能になります。たとえば、「Lambda 関数で 500 エラーが発生している原因は?」という質問に対し、CloudWatch ログの確認、設定や権限の調査、API Gateway や DynamoDB の確認、最近の変更の分析などを自動で実行します。
この機能は、Amazon Q Developer が提供されているすべての AWS リージョンで利用可能です。
Amazon Q Developer にコスト最適化機能が追加
Amazon Q Developer がコスト最適化機能のサポートを開始しました。
利用者は「AWSの請求額を下げる方法は?」といった質問をすることで、コスト削減額、実装にかかる労力、パフォーマンスリスクに基づいて優先順位付けされたレコメンデーションを受け取ることができます。
また、「この提案はどのように計算されたのですか?」や「このインスタンスがアイドル状態であると判断されたのはなぜですか?」といった詳細な質問にも、メトリクス、設定、カスタマイズオプションなどの説明を受けることができます。
この機能は米国東部 (バージニア北部) リージョンで利用可能で、中国リージョンと AWS GovCloud (米国) リージョンを除くすべての商用 AWS リージョンを対象としたコスト最適化の推奨事項を提供します。
Amazon Q Developer のエージェントコーディングが JetBrains と Visual Studio で利用可能に
Amazon Q Developer は JetBrains および Visual Studio IDE 内でのエージェントコーディングのサポートを開始しました。
エージェントコーディングは、単なるコード提案を超えて、ファイルの読み取り、差分の生成、コマンド実行なども自動で行います。
作業中は進行状況が逐次表示され、変更やフィードバックも即時に反映されます。
この機能は、Amazon Q Developer が対応するすべての AWS リージョンで利用可能です。
Amazon Q Developer の Eclipse IDE 用プラグインが一般提供開始
Amazon Q Developer を Eclipse IDE で利用できるプラグインが一般提供されました。
このプラグインにより、Eclipse 上で高度な AI 支援を受けながら、複雑なワークフローを自動化・効率化できます。
Amazon Q Developer はプロジェクトファイルを読み込み、必要なコンテキストを理解した上で、コードの提案、ユニットテストの生成、コードレビューなどを実施します。
プラグインは、Amazon Q Developer がサポートされているすべての AWS リージョンで利用可能です。
Amazon Q Developer CLI が Claude Sonnet 4 をサポート
Amazon Q Developer CLIは、Anthropic の Claude Sonnet 4 に対応しました。
これにより、開発者は高度なコーディングや推論能力を活用し、バグ修正、新機能の開発などのタスクをより効率的に行えるようになります。
Claude Sonnet 4 は、すべての対応リージョンで追加料金なしで利用可能です。
Amazon Lex がカスタム語彙機能の対応言語を拡大(日本語含む)
Amazon Lex は、カスタム語彙機能の対応言語を拡大し、中国語、日本語、韓国語、ポルトガル語、カタロニア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語が新たにサポートされました。
より幅広い言語において、ドメイン固有の用語、固有名詞、希少語の音声認識精度が向上し、より自然で正確な会話体験を実現できます。
カスタム語彙を使用すると、音声会話中に認識する必要がある特定のフレーズを Amazon Lex に提供できるようになり、「Cognito」や「solvency」などの専門用語も正確に認識されるようになります。
この機能は、Amazon Lex が提供されているすべての AWS リージョンで利用可能です。
Google Cloudのデータベースへの新しいMCP統合が発表されました
Google Cloud でデータベースと AI アシスタントを連携させる新しい MCP 統合が発表されました。その中心となるのがオープンソースの MCP Toolbox for Databases (Toolbox) で、BigQueryやAlloyDB、Cloud SQL、Spanner など様々な Google Cloud データベースに加え、PostgreSQL、MySQL、SQLiteといった幅広いデータベースに対応しています。
Toolbox を介することでMCP 互換の AI アシスタントが IDE 内でデータベース関連の開発作業をサポート可能となり、例えば自然言語でデータベースのスキーマ設計、データ探索、コード生成、リファクタリングなどが容易に行えるようになります。
Cloud Run GPUsがGAされました
Google Cloud のサーバーレス実行環境「Cloud Run」で、NVIDIA GPU のサポートが一般提供(GA)されました。これによりAI ワークロードの実行がより簡単になるほか、秒単位の課金やリクエストがない場合のゼロスケール、5秒未満での高速起動・スケール、ストリーミングサポートなどCloud Runのメリットを活かした導入が可能になります。
特に NVIDIA L4 GPU は割り当てリクエスト不要で利用可能になったほか、信頼性の高い SLA カバーやゾーン冗長性が確保されています。
Google Distributed Cloud Sandbox – AI Optimized が一般提供されました
Google Distributed Cloud Sandbox – AI Optimized が一般提供されました。これまで厳格な規制やデータの主権要件を持つ組織は「エアギャップ環境(外部ネットワークから物理的に隔離された安全な環境)」での生成AI導入に課題を抱えていましたが、エアギャップ環境をエミュレートする仮想プラットフォームを介してこの課題を解決できるようになるため、データセキュリティを維持しながらもオンプレミスでのAIイノベーションを可能となります。
Google Driveでファイル更新キャッチアップ機能「Catch me up」登場
Google Workspace に、Google Drive上のファイル更新のキャッチアップをサポートしてくれる新機能「Catch me up」が登場しました。この機能はGemini の力を借りて、最後にファイルを見た後に行われた変更点やコメントを素早く特定し、概要を提供してくれます。 またGoogle Drive ホームで全体的な更新を確認したり、特定のファイルのアクティビティインジケーターから詳細をチェックしたりできます。 Business Standard/Plus、Enterprise Standard/Plus、Gemini Education/Education Premium アドオン、Google One AI Premium などの対象エディションで利用可能です。
WorkspaceのGeminiアプリでGitHubリポジトリ読み込みが可能になりました
一部のGoogle Workspace のユーザーを対象にコードフォルダをアップロードできるようになり、さらにすべての Google Workspace ユーザーが GitHub リポジトリを簡単にインポートできるようになりました。これによりソースコードを Gemini に読み込ませてコードの理解や改善、生成、デバッグなどを容易にサポートを受けられるようになりました。
この機能は18歳以上のユーザーが対象で特定の Google Workspace エディションと Gemini Education Education Premium アドオンで利用できます。
OpenAI
Codex が ChatGPT Plus プランでも利用可能
Codex は、コードベースの質問への回答、コードの実行、プル リクエストの下書きを行うクラウドベースのソフトウェア エンジニアリングエージェントです。
ChatGPT Pro、Team、Enterprise のユーザーのみでしたが、Plus ユーザーも利用できるようになりました。
Codex is rolling out to ChatGPT Plus users today.
Get started at https://t.co/HqiAtgyLlP https://t.co/a7dXhbONtt
— OpenAI (@OpenAI) June 3, 2025
ChatGPT に Record Mode 機能追加
macOS の Team ユーザー向けに、Record Mode が展開されました。
ChatGPT は会議、ブレインストーミング、音声メモを整理された知識に変換し、それに基づいて行動したり、必要に応じて呼び出して会話に関連するコンテキストを提供できます。
近日中に Plus、Pro、Enterprise、Edu でも利用可能予定です。
ChatGPT Team と Enterprise のアップデート
ChatGPT Team と Enterprise にアップデートが発表され、ビジネスでの利用がさらに便利になる新機能が発表されました。
- 企業知識との連携: SharePoint, Google Drive, Outlookなど、社内ツールからリアルタイムで情報を取得可能に
- カスタムコネクタ: MCPを介して、あらゆるデータソースと連携するカスタムコネクタを設定できます
- レコードモード: 会議の文字起こし、要約、さらにはタスクやコードへの変換が可能になります
- SSO対応: Teamプランでシングルサインオンによるアクセス管理とドメインの利用が可能に
アイレット
Google Cloud AI Agent オンラインセミナー
6 月 25 日(水) 13:00 – 14:20(予定)で「Google Cloud AI Agent オンラインセミナー」が開催されます。
アイレットからは「Agentspace が切り拓く社内 DX:社内ツールとの連携事例と Agentspace スターターパックのご紹介」のタイトルでDX開発事業部の田村が登壇します!
Agentspaceにご興味のあるお客様は是非チェックください!
加賀FEI株式会社様における Google Cloud の生成 AI 活用事例を公開しました
加賀FEI株式会社様は、自社の UI/UX ソリューションに関する業務効率化を目指し、生成 AI を活用した PoC を実施。Google Cloud の Vertex AI Agent Builder(現 AI Applications)を用いて、社内ナレッジを検索可能にする RAG 環境を構築しました。
事例の詳しい内容を是非ご確認ください!
アイレット主催『Google Cloud Next 25 Recap』のイベントレポートを公開しました
2025年4月16日にアイレットが主催した 『Google Cloud Next 25 Recap』のイベントレポートを公開しております。イベントではGoogle Cloud Next ’25 の最新情報をいち早くお届けするべく、ラスベガスで現地参加をしたアイレットの社員と グーグル クラウド ジャパン合同会社の中谷様をゲストに迎えて公演を行いました。Google Cloud Next 25 の熱気と最新動向を知れる本イベントのアーカイブ動画が公開されていまのでぜひご覧ください。
その他
Cursor 1.0 リリース
Cursor 1.0 がリリースされました。
大きなアップデートとして以下の機能があります。
- BugBot:PR を自動的にレビューし、潜在的なバグや問題を検出し、問題が見つかると、BugBot は GitHub の PR にコメントを残します
- Background Agent を全ユーザーで利用可能:早期アクセスから全ユーザーで利用可能になりました
- Jupyter Notebook のエージェント:Cursor が Jupyter Notebook で変更を実装できるようになりました
- Memories:会話の内容を記憶し、後で参照することができます
- MCPワンクリックインストールとOAuthサポート:ワンクリックで MCP サーバーをセットアップできるようになりました。さらに OAuth をサポートするサーバーを簡単に認証できるようになりました。
Mistral Code リリース
Mistral Code は、企業の開発チーム向けに提供される AI コーディング支援ツールです。
特長は、独自のコードへの接続やモデルのファインチューニングが可能な点です。
エンタープライズ向けにセキュリティや管理機能も充実しており、クラウドからオンプレミスまで柔軟なデプロイ形態に対応しています。
Langfuseの全ての製品機能がOSS化
LLM(大規模言語モデル)のオブザーバビリティ評価ツールとして注目を集める「Langfuse」が、その全製品機能をMITライセンスのもとでオープンソース化したことを発表しました。
(※なお、エンタープライズセキュリティ関連機能に関しては従来と変わらず商用ライセンスが必要)
従来はエンタープライズ版でのみ利用可能だったLLM-as-a-Judge Evaluations
、Playground
、Prompt Experiments
、Annotation/Data Labeling
、 S3 Exports
、 PostHog Integration
の6つの機能群がオープンソース化されました。
変更点と、機能の詳細はChangesの項をご覧ください。
FigmaのDev Mode MCP serverがベータ版で利用可能に
The Dev Mode MCP Server is now available in beta. Access Dev Mode data directly in your agentic coding workflow
→ VS Code with Copilot
→ Cursor
→ Windsurf
→ Claude Code pic.twitter.com/tPW5SpYYeQ— Figma (@figma) June 4, 2025
Figmaが新たに発表した「Dev Mode MCP Server」は、Claude CodeなどのAIツールがMPCクライアントとしてFigmaのデザインデータに直接アクセスし、より正確なコード生成を可能にする仕組みです。
これにより、開発者はデザインの意図を反映したコードをより効率的に生成できるようになります。詳しくは公式ブログをご覧ください。
次週はどんなニュースがあるでしょうか。お楽しみに✋
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🍺 Shunji Nishida 👤 Tetsuya Yamagiwa 🏍️ Naoki Tamura 🐶 Taichi Hirakue 🇧🇷 Yuki Maeno
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